レートエンジン

レートエンジンは、各顧客に対する一連のレートルールで構成されます。通常、契約は顧客ごとに設定され、顧客の在庫がファシリティに入庫する前に契約上のレートを設定する必要があります。顧客のレートはエンタープライズレベルで管理され、ファシリティ間の差異はレート構造に設定されます。

レート構造には、有効日と失効日があります。レート構造全体を新しい日付範囲にコピーして、オプションで一定割合の値上/値下ができます。

レートエンジンは、次の基準を使用します。

請求先顧客

異なる部署や事業体に対して料金を請求できます。

単位

異なるレート、最低料金、およびコストをさまざまな単位 (数量、重量、体積) に分割できます。分割単位は「請求単位」と同じである必要はありません。

日次未払金計算

日次でレートが計算され、継続保管や出庫の請求に適用されます。

最低料金

各料金コードに最低料金レベルを指定できます。最低料金は、[最小] 画面でも設定できます。これらの最低料金レベルは、指定したレベルに従って、請求または請求書の作成時に有効になります。

値上/値下

季節変動や一時的なレート変更に合わせて、または会計上の収益を区別するために、料金の値上/値下を設定できます。使用できる属性は次のとおりです。

• 実施日/有効期限
• 値上/値下を行う料金コード
• 定額または割合の選択
• 値上/値下の金額 (+/- 定額または +/- 割合)
• 請求に使用する新しい料金コード (必要に応じて同じコードを使用することも可能)

値下の場合、合計請求額はゼロを下回らないように固定されます。値上/値下を分割するために新しい料金コードを使用する場合、別の勘定/部署配分を指定できます。