CopyLastPeriodMeasure マクロ

CopyLastPeriodMeasure マクロは、最後に完了したサイクル期間のシナリオから現在のサイクル期間シナリオにメジャーデータをコピーするために使用します。このマクロはシナリオレベルで実行されます。
マクロパラメーターは、コピーされるメジャー、シナリオ、およびサイクル期間を決定します。次の表に、CopyLastPeriodMeasure マクロを実行するパラメータを示します。
パラメーター 説明
シナリオ メジャーデータのコピー元となる前のサイクル期間のシナリオ名。
注: メジャーデータのコピー元となる前のサイクル期間のシナリオ名。
転送元メジャーコード コピー対象の前のサイクル期間のメジャー。
注: この値が指定されていない場合、選択したモジュールのすべての公開済および内部メジャーが考慮されます。
転送先メジャーコード 値のコピー先の、現在のサイクル期間のメジャー。
注: 値が指定されていない場合、転送元メジャーコードの値が考慮されます。
期間ラベル コピーする期間:

「ターゲット期間ラベルを使用」= False または未定義の場合:

  • メジャーのコピー元である前のサイクル期間内の期間を定義します。これには、指定した期間ラベルの基本レベルの子要素 (シナリオ値を保存するカレンダーレベルにおけるカレンダーレベル) が含まれます。
  • 値が指定されていない場合、前のサイクル期間 (pconst を含む) のすべての期間が考慮されます。
  • 現在のサイクル期間に期間ラベルが含まれない場合 (集計レベル)。期間一致は基本レベルであり、一致する期間だけがコピーされます。

「ターゲット期間ラベルを使用」 = True の場合:

  • メジャーをコピーする現在のサイクル期間内の期間を定義します。これには、指定した期間ラベルの基本レベルの子要素 (シナリオ値を保存するカレンダーレベルにおけるカレンダーレベル) が含まれます。
  • 値が指定されていない場合、現在のサイクル期間 (pconst を含む) のすべての期間が考慮されます。
  • 前のサイクル期間に期間ラベルが含まれない場合 (集計レベル)。期間一致は基本レベルであり、一致する期間だけがコピーされます。
注: 
  • 「将来の期間」、「年間累計」などのローリング期間ノードがサポートされています。
  • コピーされたメジャーがトランザクションデータタイプの場合、期間ラベルはトランザクションデータの「終了日」 (受信/終了) を参照します。
上書き ターゲットのデータをソースデータで上書きするかどうかを示します。次のような値があります。
  • TRUE: ターゲットのデータがソースデータに上書きされます。ソース値がゼロまたは Null である場合、ターゲットセルの既存のデータが保持されます。
  • FALSE: ソースからのデータがターゲットのデータに追加されます。
注: デフォルトでは、この値は FALSE に設定されます。
ターゲット期間ラベルの使用 ターゲットサイクル期間カレンダーの期間ラベルを考慮するかどうかを指定します。次のような値があります。
  • TRUE: ターゲットサイクル期間カレンダーを参照します。
  • FALSE: ソースサイクル期間カレンダーを参照します。
注: デフォルトでは、この値は FALSE に設定されます。
[コマンド] フィールドの値を次の形式で指定する必要があります。CopyLastPeriodMeasure ([シナリオ]、[転送元メジャーコード]、[転送先メジャーコード]、[期間ラベル]、[上書き]、[ターゲット期間ラベルの使用])
注: オプションパラメーターは [ ]で指定します。
1.
要件 パラメーター
サイクル期間範囲のすべての期間について、前のサイクル期間の公開済シナリオから同じターゲットメジャーを使用してすべてのメジャーをコピーします。これには、コピーされたメジャーの制約要素 (iconst、lconst、pconst) のシナリオ値が含まれます。

CopyLastPeriodMeasure("","") CopyLastPeriodMeasure("","","","","","")

前のサイクル期間範囲のすべての期間について、前のサイクル期間のベースラインシナリオから同じターゲットメジャーを使用してすべてのメジャーをコピーします。これには、コピーされたメジャーの制約要素 (iconst、lconst、pconst) のシナリオ値が含まれます。 CopyLastPeriodMeasure("Baseline","")
前のサイクル期間のベースラインシナリオから同じターゲットメジャーを使用して FREV メジャーをコピーします。これには、FREV メジャーの制約要素 (iconst、lconst、pconst) のシナリオ値が含まれます。 CopyLastPeriodMeasure("Baseline","FREV")
前のサイクル期間範囲のすべての期間について、前のサイクル期間のベースラインシナリオから FREV メジャーを現在のサイクル期間と現在のシナリオの BREV メジャーにコピーします。これには、FREV メジャーの制約要素 (iconst、lconst、pconst) のシナリオ値が含まれます。

CopyLastPeriodMeasure ("Baseline","FREV","BREV","","","")

前のサイクル期間の [FY12 M01] ノード以下にある基本レベル期間について、前のサイクル期間のベースラインシナリオから同じターゲットメジャーを使用してFREV メジャーを現在のシナリオにコピーします。これには、FREV メジャーの iconst および lconst のシナリオ値が含まれます。

CopyLastPeriodMeasure ("Baseline","FREV","","FY12 M01","","")

ターゲットサイクル期間の「LastPeriod」期間で定義された基本レベル期間について、前のサイクル期間のベースラインシナリオから FUNITS メジャーを現在のサイクル期間の HUNITS メジャーにコピーします。これには、FUNITS メジャーの iconst および lconst のシナリオ値が含まれます。

現在の/ターゲットサイクル期間のローリング期間定義「最終期間」から作成された仮想期間ノードがあると仮定します。マクロは、現在のサイクル期間の現在の仮想ノードの下のすべての一致する基本レベル期間について、前のサイクル期間からメジャーデータをコピーします。ソース期間「Dec 11」からコピーして、上記の例をサイクル期間「Jan 12」で実行します。最終期間 (履歴 = 1): [FY11 W48], [FY11 W49], [FY11 W50], [FY11 W51], [FY11 W52] ただし、周期性 = 月、およびシナリオを保存するカレンダーレベル = 週次; または [FY11 W52] ただし、周期性 = 週、およびシナリオ値を保存するカレンダーレベル = 週次)。

CopyLastPeriodMeasure ("Baseline","FUNITS","HUNITS","Last Period","","TRUE")