CopyMIEvent マクロ

CopyMIEvent マクロは、ソースサイクル期間からターゲットサイクル期間へ MI イベントをコピーするために使用します。このマクロはシナリオレベルで実行されます。

このマクロは、承認済および保留中のマーケットインテリジェンスイベントをソースからターゲットサイクル期間にコピーします。保留中のイベント (編集不可) をコピーできるのは、ユーザーがソースシナリオの編集可能な共有に含まれている場合のみです。

コピーされた MI イベントには、マーケットインテリジェンスメジャー、マーケットインテリジェンスイベント、MI イベントに対して作成された備考が含まれます。

マクロパラメーターによって、コピーされる MI イベントが決まります。次の表に、CopyMIEvent マクロの実行に使用するパラメーターを示します。
パラメーター 説明
ソースサイクル MI イベントのコピー元であるサイクル。
ソースサイクル期間 MI イベントのコピー元であるサイクル期間。
注: この値が指定されていない場合、指定したサイクルとして現在実行中のサイクル期間が考慮されます。状況が実行中のサイクル期間がない場合は、エラーメッセージが表示されます。
ソースモジュール MI イベントをコピーする、ソースシナリオが含まれるソースサイクル期間のモジュール。
注: この値が Null または指定されていない場合、ターゲットモジュールが考慮されます。
ソースシナリオ名 MI イベントのコピー元であるシナリオ名。
ソースメジャーコード コピーするメジャー。
注: この値が定義されていない場合、ソースモジュール (ソース シナリオ) のすべての [公開済]、[サブスクライブ] および [内部] マーケットインテリジェンスメジャーが考慮されます。
品目階層ノード コピーを選択した品目。
注: この値が Null または指定されていない場合、すべての品目が考慮されます。

「ターゲット階層の使用」 = False または未定義の場合:

  • 選択した品目は、ソースサイクル期間の品目階層のノードを参照し、ソースサイクル期間に含まれている必要があります。
  • 品目階層ノードが指定されている場合、選択 (ソースサイクル期間の品目階層から派生) に含まれる品目 (またはその子) に存在する MI イベントが、ターゲットにコピーされます。

「ターゲット階層の使用」 = True の場合:

  • 選択した品目は、ターゲットサイクル期間の品目階層のノードを参照し、ターゲットサイクル期間に含まれている必要があります。
  • 品目階層ノードが指定されている場合、選択に含まれるサイクル期間 (ターゲットサイクル期間の品目階層から派生) 内の品目 (またはその子) に存在する MI イベントが、ターゲットにコピーされます。
場所階層ノード コピーを選択した場所。
注: この値が Null または指定されていない場合、すべての場所が考慮されます。

「ターゲット階層の使用」 = False または未定義の場合:

  • 選択した場所は、ソースサイクル期間の場所階層のノードを参照し、ソースサイクル期間に含まれている必要があります。
  • 場所階層ノードが指定されている場合、選択 (元のサイクル期間の場所階層から派生) に含まれる場所に存在する MI イベントが、ターゲットにコピーされます。

「ターゲット階層の使用」 = True の場合:

  • 選択した場所は、ターゲットサイクル期間の場所階層のノードを参照し、ターゲットサイクル期間に含まれている必要があります。
  • 場所階層ノードが指定されている場合、選択 (ソースサイクル期間の場所階層から派生) に含まれるソースサイクル期間の場所 (またはその子) に存在する MI イベントが、ターゲットにコピーされます。
期間ラベル コピーする期間。これはローリング期間ノードをサポートしています。

「ターゲット階層の使用」 = False または未定義の場合:

  • 期間ラベルは、ソースサイクル期間カレンダーの期間ラベルを参照し、ソースサイクル期間に含まれている必要があります。
  • 指定した場合、ソースサイクル期間カレンダーで指定されているカレンダー期間 (バケット) の日付範囲内 (開始日と終了日を含む) イベントだけがコピーされます。
  • 値が未定義または Null である場合、ソースサイクルのすべての期間が考慮されます。

「ターゲット階層の使用」 = True の場合:

  • 期間ラベルは、ターゲットサイクル期間カレンダーの期間ラベルを参照し、ターゲットサイクル期間に含まれている必要があります。
  • 指定した場合、ターゲットサイクル期間カレンダーで指定されているカレンダー期間 (バケット) の日付範囲内 (開始日と終了日を含む) のイベントだけがコピーされます。
  • 値が未定義または Null である場合、ターゲットサイクルのすべての期間が考慮されます。
ターゲットメジャーコード ターゲットサイクル期間のマーケットインテリジェンスメジャー。
注: この値が定義されていない場合、ソースメジャーコードの値が考慮されます。
参照 参照される MI イベント。参照を持つイベントのみが考慮されます。
注: この値が指定されていない場合、すべてのイベントが考慮されます。
ターゲット階層の使用 ターゲットサイクル期間の階層を考慮するかどうかを示します。次のような値があります。
  • TRUE: パラメータは、ターゲットサイクル期間の階層を参照します。
  • FALSE: 「品目階層ノード」、「場所階層ノード」、および「期間ラベル」は、ソースサイクル期間の階層を参照します。
[コマンド] フィールドの値を次の形式で指定する必要があります。CopyMIEvent(ソースサイクル、[ソースサイクル期間]、[ソースモジュール]、ソースシナリオ名、[ソースメジャーコード]、[品目階層ノード]、[場所階層ノード]、[期間ラベル]、[ターゲットメジャーコード]、[参照]、[ターゲット階層の使用]
注: オプションパラメーターは [ ]で指定します。
1.
要件 パラメーター

FY 2016 の場所「UK」(ターゲットサイクル期間) にあるすべての品目 (ターゲットサイクル期間) について、発注先 MI への参照があるすべての有効な MI イベントを、Normal May16 サイクル期間の Demand-Baseline から現在のシナリオにコピーします。「UK」 (ターゲット場所) とその下にあるすべてのイベントと、ターゲットサイクル期間の FY 2016 バケット内に開始日と終了日がある「すべての品目」 (ターゲットサイクル期間) とその下の品目がコピーされます。メジャーの配分された MI 値がコピーされます。また、イベントの備考もコピーされます。

CopyMIEvent("Normal","May16," ","Demand-Baseline","","All Items", "UK","FY 2016","","Supplier MI","","TRUE")
ソースサイクル期間範囲のすべての場所 (ソースサイクル期間内)、すべての品目 (ソースサイクル期間内) について、MI_1 メジャー用に作成されたすべてのイベントを、Normal May11 サイクル期間の Finance-Baseline から現在のシナリオにコピーします。MI_1 メジャーの配分された MI 値だけでなくすべての MI_1 イベントもコピーされます。また、イベントの備考もコピーされます。 CopyMIEvent("Normal","May11", "","Finance-Baseline", "MI_1", "","","","","","","FALSE")
ソースサイクル期間範囲のすべての場所 (ソースサイクル期間内)、すべての品目について、Normal May11 サイクル期間の Finance-Baseline から MI_1 メジャー用に作成されたすべてのイベントを現在のシナリオの MI_2 メジャーにコピーします。MI_1 メジャーの配分された MI 値だけでなくすべての MI_1 イベントも、MI メジャー MI_2 にコピーされます。また、イベントの備考もコピーされます。 CopyMIEvent("Normal","May11", "","Finance-Baseline", "MI_1","","","","MI_2","","","")