CallReplenishmentEngine マクロコマンド
CallReplenishmentEngine マクロは、サイクルの補充エンジンをコールして、オフセットを含む現在のサイクル期間開始日から指定した期間までの、品目、場所の選択 (またはフィルター) の計画オーダーを生成するために使用します。このマクロはシナリオレベルで実行されます。
マクロに使用されるオプションパラメーターは、次のとおりです。
- 品目階層の選択
- 選択の基本要素は、オーダーの生成に使用されます。値は単一の要素で、ノードとして渡すことができます。たとえば、「Brand A」などです。注:
- 値が選択されていない場合、有効な品目がすべて処理されます。
- 品目を選択するさいに、ユーザーのデータセキュリティルールに従う必要があります。
- 場所階層の選択
- オーダーの生成対象となる保管場所。この値は、単一の要素 [element1] またはセット {[element1] [element2]} になります。注:
- 値が選択されていない場合、すべての場所が処理されます。
- 品目を選択するさいに、ユーザーのデータセキュリティルールに従う必要があります。
- オーダー開始オフセット (日数)
- オーダー生成が開始される日数のオフセット。注: オフセットが指定されていない (ゼロオフセット) 場合、オーダーは現在の期間の最初の日から生成されます。
- 要件の期間 (日数)
- 現在のサイクル期間の最初の日からの日数。所要量計画で考慮されることがあります。注:
- 値が指定されていない場合、将来の期間 (日数) が使用されます。
- オーダーはオーダー開始期間からのみ作成されます。
- フィルター
- 指定した場合、フィルターは品目および場所の選択に適用されます。基準に合格する基本の場所の品目のみが、推奨オーダーの生成に使用されます。Null = フィルターが適用されていません。
マクロを実行するには、[コマンド] フィールドの値を次の形式で指定する必要があります: CallReplinishmentEngine ([品目階層の選択]、[場所階層の選択]、[オーダー開始オフセット]、[要件の期間]、[フィルター])
要件 | パラメーター |
---|---|
すべての品目および場所に対するオーダーを計算する。このとき、RPLS_SCHED_RULE = 1 に基づき場所の品目の結果選択をフィルタリングし、現在のサイクル期間からの最初の 60 日を考慮し、最初の 5 日後 (現在のサイクル期間の開始日 + 5 日間) のオーダーを生成する。 |
CallReplenishmentEngine ("","","5","60", "[RPLS_SCHED_RULE] = 1") |
場所のトップノード (プライマリ階層) 下のすべての品目 (プライマリ階層) に対するオーダーを計算する (現在の期間の開始から将来の期間の終わりまで)。 | CallReplenishmentEngine ("%ItemTopNode", "%LocationTopNode","","","") |
場所「英国」および「フランス」下のすべての品目 (プライマリ階層) に対するオーダーを、現在の期間の開始から将来の期間の終わりまで計算する。 | CallReplenishmentEngine ("%ItemTopNode", "[UK],[France]","","","") |
マクロの実行時に検証が実行されます。いずれかの検証に失敗した場合、マクロは中止され、関連するエラーメッセージが表示されます。
次の表に、シナリオマクロコマンドと、対応するサイクル期間/シナリオの状況および検証メッセージを示します。
サイクル期間の状況 | シナリオの状況 | 実行可 | 検証メッセージ |
---|---|---|---|
保留中 | N/A | いいえ | サイクル期間の状況が「保留中」であるため、マクロ {0} を実行できません。 |
実行中 | WIP | はい | N/A |
実行中 | 確認、拒否、停止、承認済、公開済 | いいえ | シナリオの状況が {1} であるため、マクロ {0} を実行できません。 |
一時停止 | 任意 | いいえ | サイクル期間が実行されていないため、マクロ {0} を実行できません。 |
完了済 | 任意 | いいえ | サイクル期間の状況が「完了」であるため、マクロ {0} を実行できません。 |
中止済 | 停止済 | はい | サイクル期間の状況が「中止済」であるため、マクロ {0} を実行できません。 |
アーカイブ済 | 任意 | いいえ | サイクル期間の状況が「アーカイブ済」であるため、マクロ {0} を実行できません。 |
次の表に、マクロの実行中に表示されるエラーメッセージを示します。補充エンジンから報告されたエラーは、ジョブマネージャーに通知され、監査ログを介して補充エンジン処理の破棄ログとしても利用できます。
検証 | 検証メッセージ |
---|---|
補充エンジン名が存在することを確認します。 | サイクル {1} の補充エンジンが見つかりません。 |
ユーザーが補充エンジンにアクセスできることを確認します。 | 補充エンジン {0} は、ユーザー {1} にアクセスできません。 |
指定されている場合、品目ノードが有効であることを確認します。 | 品目 {0} が見つかりません。 |
指定されている場合、場所ノードが有効であることを確認します。 | 場所 {0} が見つかりません。 |
指定されている場合、オーダー開始オフセット (日数) が正の整数であることを確認します。 | オーダー開始オフセット (日数) は、正の整数でなければなりません。 |
指定されている場合、要件の期間 (日数) が正の整数であることを確認します。 | 要件の期間 (日数) は、正の整数でなければなりません。 |