サイクルの概要

サイクルには、特定のビジネスサイクル (月など、期間を定義済) の一連のビジネス計画またはシナリオが含まれます。ビジネスサイクルタイプには、通常業務の一連の計画が含まれる通常サイクルや、災害に備えた別の一連の計画が含まれる災害サイクルなどが挙げられます。

各サイクル (定義) には、次のオブジェクトを関連付けることができます。

  • カレンダー。年、四半期、週、月などの期間が含まれます。アプリケーションでは、これらの期間の計画データのレポートを作成できます。
  • サイクルが実装されているモジュールのデフォルトの品目階層 (レベル) とデフォルトの場所階層。アプリケーションでは、これらの計画階層の計画データのレポートを作成できます。
  • サイクルプロセス。各期間内で実行する必要があるイベントが含まれます。サイクルプロセスは、ワークフロー定義で管理および監視できます。ワークフロー定義は、プロセス全体を実行するために使用する Ion Desk で定義します。
  • 需要のシナリオ、供給のシナリオなど、特定のビジネス分野に対するデフォルトの計画シナリオ。これらのシナリオは、プロセスで管理および監視できます。プロセスでは、シナリオの完了に必要な手順を指定します。
  • 追加の計画階層。サイクルで指定されているデフォルトの計画階層だけでなく、他の品目や場所でもワークシートで計画データを計算する場合は、それらの階層を指定します。
  • ローリング期間。現在のサイクル期間 (階層) だけでなく、他のカレンダー期間についても、ワークシートで計画データを計算する場合は、それらの期間を指定します。
  • 追加のピボット属性。選択されている品目と場所のディメンションだけでなく、他の品目や場所のグループでもワークシートで計画データを表示する場合は、それらの属性を指定します。
  • デフォルトの備考。シナリオの変更内容を保存するときやサイクル内でワークシートの計画データを再計算するときに備考の記録を強制する場合は、デフォルトの備考を指定します。
注: 
  • ワークフロー定義は、タスクとアラートを割り当てることで、サイクルを完了する必要があるときに、プロセスに関連付けられたユーザーが、要件を通知されるようにします。
  • サイクル期間は手動で作成できるほか、申請でも生成できます。