拡散メジャーを使用したシナリオ値の編集

このメジャー (ワークシートのパラメータで定義) を使用して、rv_measure_calc で指定されていないメジャーの修正値を集計レベルに拡散します。拡散メジャーを用いてワークシートでシナリオ値を編集するには、

  • ワークシートはサイクルモジュールの組み合わせの一部で、レポートソースのタイプが [埋め込み] に設定されている必要があります。
  • メジャーは rv_measure_editable (編集できるメジャーのセット) に含まれている必要があります。指定されていない場合、rv_measure_passed のメジャーすべてを編集できます。
  • 期間要素は rv_period_lock セット (編集をロックまたは無効化する期間を含むパラメータ) で指定されないか、パラメータセットの期間で昇順または降順 (親または子) になっていない必要があります。

    たとえば、rv_period_lock セットが [FY 14 Qtr1] である場合、FY 2014 および 「月単位カレンダー」 (昇順) および FY14 M01、FY14 M02、FY14 M03 (降順)。要素はロックされ、修正できません。

注: 書式が下線である場合、シナリオに対するセルのデータを修正できます。

セルを直接編集し、[再計算] オプションを使用して OLAP サーバーへの変更を更新するときのシナリオ:

  • 既存の値 (元の値が 0 以外) を編集し、現在のメジャーが rv_measure_calc で定義されていない場合、特定のコマンドを使用しなくても、新しい値が OLAP へ直接更新されます。セルがベースセルである場合、OLAP は新しい値を生成します。それ以外の場合、既存の値がデータ全体に拡散します。
  • 現在のメジャーが rv_measure_calc で定義されていない場合、新しい値 (元の値が 0) を指定します。
    • ベースセルを編集する場合、特定のコマンドを使用しなくても、値は OLAP へ直接更新されます。
      注: ピボット属性は、ベースセルの定義の一部として使用されます。たとえば、スライサーエリアにおける [すべてのクラス] ピボットによってベース品目、場所、期間を選択する場合、 クラスピボット属性の集計が使用され、現在のセルの指示はベースセルではありません。
    • セルがベースセルでない場合、#LIKEFULL new_value like_measure または rv_measure_spreadlike コマンドが使用されます。rv_measure_spreadlike が定義されていない場合、修正されたデータは保存できません。

rv_measure_calc measure によって、計算済メジャーに対し編集ルールを定義できます。しかし、メジャーがセットで存在する場合、データを戻すには、目標、重み、拡散ルールをチェックする必要があります。