シナリオへのセキュリティの適用

ユーザーがシナリオ計画データにアクセスするのを制限できます。データセキュリティルールと指定したシナリオセキュリティに基づいて、サイクルへのユーザーのアクセス権、サイクル期間、モジュール、シナリオ、品目、場所階層ノードを決定できます。

シナリオ計画データにアクセスする方法

  • シナリオでのユーザー ID またはプライマリの役割を指定する必要があります。
  • ユーザーは選択したサイクル期間およびモジュールの、必要なデータセキュリティ許可を持っている必要があります。

セキュリティ設定に基づいて、データへのユーザーのアクセス権は、以下の領域で制限されます。

領域 制限
ワークシート ワークシートのツールバー、およびデータコンテキストフィールドへのユーザーのアクセスは制限されています。
シナリオ詳細 (モジュール) メニューバーにある、モジュールに関する動的オプションへのユーザーのアクセスは制限されています。シナリオの追加詳細へのアクセスも制限されています。
サイクル期間の詳細 リンク済シナリオへのユーザーのアクセスは制限されています。

たとえば、ユーザー「jdoe」は [Demand-Baseline] シナリオへのアクセス権を持っています。「jdoe」は各サイクル期間のシナリオリストにある [Demand-Baseline] シナリオならびにリンク済みの [Finance-Baseline] および [Supply-Baseline] シナリオを閲覧できます。しかし、需要の増加はリストに無く、ユーザーは [Demand-Baseline] シナリオの追加詳細を閲覧することしかできません。

マクロのインポート、エクスポート、および実行 ユーザーはアクセスが可能なシナリオのマクロのみ実行できます。
マッピング マッピングするには、ユーザーはマクロを実行するために必要な許可を持っている必要があります。
注: ユーザーはマッピングで指定されているターゲットシナリオへのアクセス権だけ必要です。ソースシナリオへのアクセス権は必要ありません。
シナリオのコピー ユーザーはアクセスが可能なシナリオ、および関連するアクセス許可のみ複製できます。
監査ログ、備考、イベント、シナリオ履歴 データセキュリティ設定に基づいて、監査ログの検索オプション、イベント、備考、およびシナリオ履歴へのユーザーのアクセスは制限されます。