埋め込みワークシートでのスライサー領域

スライサーはピボットテーブルをフィルタリングするために使用されます。埋め込みワークシートには、スライサー領域と呼ばれる、ピボットテーブルの上にある追加の領域が含まれます。これはピボットテーブルに表示する必要があるディメンション (左または上) を決定するために使用されます。
注: デフォルトでは、ピボットに表示されていない現在のサイクル期間のすべてのディメンション (左または上のディメンション) がスライサー領域に表示されます。
たとえば、次のディメンションが通常サイクルの需要モジュールとして定義されている場合、品目、場所、期間、メジャー、シナリオ、品目属性1 (ABC クラス)、品目属性2 (XYZ クラス) が表示されます。品目、期間、場所と行、およびメジャーが列上にあるワークシートでは、スライサー領域に次のディメンションが含まれます。シナリオ、ABC クラス、XYZ クラスのディメンションが含まれます。

スライサー領域のディメンションはディメンション名、現在またはデフォルトの要素を表示します。

スライサー領域のナビゲーション

  • スライサーの要素をクリックすると、要素セレクターウィンドウが表示されます。データセキュリティおよびワークシート選択に基づき、現在のディメンションに対する階層のサブセクションが表示されます。この階層は、コンテキストを指定するのに使用されるワークシートパラメーター (定義されている場合)、または、モジュールのデータコンテキストに基づいています。階層を展開または折り畳んで、単一要素をハイライトできます。しかし、スライサー領域では 1 つの要素だけを選択できます。
  • 検索フィールドを使用して要素をフィルタリングします。検索をクリアして、検索アイコンをクリックすると、元の階層に戻ります。
  • ディメンションのヘッダーをクリックすると、スライサー領域を展開または拡張します。
    • 折り畳んだスライサービューでは、スライサーディメンション名および現在の要素ラベルが表示されます。たとえば、シナリオ:需要ベースライン、ABC クラス:A、XYZ クラス: 既存。
    • 展開したスライサービューで、各ディメンションの行には、ディメンション名と現在の要素を表示する 2 つの列が含まれます。
  • ワークシートパラメーターを使用して、すべてのディメンションについて、有効な要素選択をワークシートに直接構成します。たとえば、rv_item_passed パラメーターは、対応するデータコンテキストセレクターを上書きし、無効化することによって、表示する必要のある品目を指定するのに使用されます。
    注: ディメンションのスライサーを使用して要素 (無効の場合) を修正することはできません。

ディメンションの表示

スライサー領域に表示される必要のあるディメンションを選択することもできます。rv_slicers_hide ワークシートパラメーターを使用することで、スライサー領域に表示してはならないディメンションを指定できます。これは、コンマで区切られた対応するディメンション文字を使用することで可能です。たとえば、rv_slicers_hide = M, P, S, IA2 とします。

Xpress テンプレートでは、品目、場所、ABC クラス (ピボット品目属性 1) ディメンションが表示されます。
注: パラメーターが定義されていない場合、すべてのディメンションが表示されます。