計画入庫日と計画納期の計算
[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションおよび [出荷 (whinh4630m000)] セッションで [計算] コマンドと [ ] コマンドを使用して倉庫オーダまたは出荷の納期と入庫日を計算することができます。
計画納期の計算
計画納期を決定するときにリードタイムを時間数で表す場合、実際のカレンダーに基づいて、1 日に利用可能なすべての時間が考慮されます。ただし、リードタイムを日数で表す場合、該当日に利用できる時間があることが実際のカレンダーに示されていると、その日が 1 日全体と見なされます。
例 1
システム日付/時間 (= オーダ作成日/時間): 水曜日 7:00:00。
出庫リードタイム: 2 時間
実際のカレンダーは、毎週月曜日から金曜日まで利用可能で、開始時間は 8:00:00、終了時間は 18:00:00 です。
実際のカレンダーに従って、カレンダー修正を加える必要があります。つまり、出庫リードタイムは、実際の時間である水曜日の 8:00:00 に加えられます。その結果、デフォルトの計画納期は水曜日の 10:00:00 になります。
例 2
システム日付/時間 (= オーダ作成日/時間): 水曜日 17:45:00。
出庫リードタイム: 1 日。
実際のカレンダーは、毎週月曜日から金曜日まで利用可能で、開始時間は 8:00:00、終了時間は 18:00:00 です。
実際のカレンダーに従うと、カレンダー修正は加えられません。実際のカレンダーに従ってある 1 日に利用できる時間がいくらかでもあれば、その日は 1 日分として考えられます。その結果、水曜日は 15 分残っているため、1 日として考えられます。デフォルト計画納期は、この例では翌日の開始時間である木曜 8:00:00 になります。
計画入庫日に基づいて計画納期を取得するには、[
] を選択します。たとえば、計画入庫日のみがわかっている場合は、このオプションを使用できます。計画入庫日の計算
デフォルトの計画入庫日は、次の公式で計算されます。
計画入庫日 = PDD + TT + CC
PDD | 計画納期 |
TT | 輸送時間 |
CC | カレンダー修正 (出荷先) |
倉庫オーダが製造オーダから発生している場合は、輸送時間が考慮されません。
計画入庫日およびリードタイムを時間数で表す場合、実際のカレンダーに基づいて、1 日に利用可能なすべての時間が考慮されます。ただし、リードタイムを日数で表す場合、該当日に利用できる時間があることが実際のカレンダーに示されていると、その日が 1 日全体と見なされます。
例 1: 時間単位のリードタイム
計画納期: 水曜日 10:00:00
輸送時間: 8 時間
運送業者の実際のカレンダーの開始時間は 7:00:00、終了時間は 17:00:00 です。出荷先の実際のカレンダーの開始時間は 8:30:00、終了時間は 18:00:00 です。これらの実際のカレンダーは両方とも、毎週月曜日から金曜日まで利用可能です。
運送業者は、水曜日の 7 時間 (10:00:00 ~ 17:00:00) と木曜日の 1 時間 (7:00:00 ~ 8:00:00) で商品を輸送します。そのため、運送業者のカレンダーに従うと、計画入庫日は木曜日の 8:00:00 になります。ただし、出荷先の実際のカレンダーも考慮すると、計画入庫日は木曜日の 8:30:00 です。
例 2: 日単位のリードタイム
計画納期: 水曜日 16:00:00
輸送時間: 2 日
運送業者の実際のカレンダーの開始時間は 7:00:00、終了時間は 17:00:00 です。出荷先の実際のカレンダーの開始時間は 8:30:00、終了時間は 18:00:00 です。これらの実際のカレンダーは両方とも、毎週月曜日から金曜日まで利用可能です。
実際のカレンダーがある 1 日に利用できる時間があることを示している場合、その日は 1 日分として考えられます。その結果、運送業者の実際のカレンダーに従って、水曜日は 1 時間残っているため 1 日分に考えられます。輸送は水曜日と木曜日で行われます。デフォルトの計画入庫日は、運送業者の実際のカレンダーに従って金曜日の 7:00:00 です。ただし、出荷先の実際のカレンダーも考慮すると、デフォルトの計画入庫日は金曜日の 8:30:00 になります。
- 計画納期に基づいて計画入庫日を取得するには、[ ] を選択します。たとえば、計画納期のみがわかっている場合は、このオプションを使用できます。
- 転送オーダの場合、転送オーダの入庫オーダラインに入庫ラインが作成されるまで、計画入庫日を変更することができます。変更された計画入庫日は、出荷済出庫オーダラインを除く、転送オーダの入庫/出庫オーダラインにも表示されます。
輸送管理
輸送が導入されている場合、輸送の積荷作成エンジンは、経路計画、標準経路、および積込住所と荷卸住所に定義された住所リードタイムを使用して、積込日と荷卸日を計算します。