積込日と荷卸日の計算

[計画積荷/出荷 (whinh4180m000)] セッションで [計算] コマンドを使用して、計画積荷または出荷の積込日と荷卸日を計算できます。

積込日の計算

積込日およびリードタイムを時間数で表す場合、実際のカレンダーに基づいて、1 日に利用可能なすべての時間が考慮されます。ただし、リードタイムを日数で表す場合、該当日に利用できる時間があることが実際のカレンダーに示されていると、その日が 1 日全体と見なされます。

次の例で考えてみましょう。リードタイムは時間数で表されています。

システム日付/時間 (= オーダ作成日時): 水曜日 7:00:00。

出庫リードタイム: 2 時間

実際のカレンダーは、毎週月曜日から金曜日まで利用可能で、開始時間は 8:00:00、終了時間は 18:00:00 です。

実際のカレンダーに従って、カレンダー修正を加える必要があります。つまり、出庫リードタイムは、実際の時間である水曜日の 8:00:00 に加えられます。このため、積込日は水曜日の 10:00:00 です。

次の例では、リードタイムは日数で表されています。

システム日付/時間 (= オーダ作成日時): 水曜日 17:45:00。

出庫リードタイム: 1 日。

実際のカレンダーは、毎週月曜日から金曜日まで利用可能で、開始時間は 8:00:00、終了時間は 18:00:00 です。

実際のカレンダーに従うと、カレンダー修正は加えられません。実際のカレンダーに従ってある 1 日に利用できる時間がいくらかでもあれば、その日は 1 日分として考えられます。その結果、水曜日は 15 分残っているため、1 日として考えられます。積込日は、この例では翌日の開始時間である木曜 8:00:00 になります。

荷卸日の計算

荷卸日は、次の公式で計算されます。

荷卸日 = PDD + TT + CC
PDD 計画納期
TT 輸送時間
CC カレンダー修正 (出荷先)

倉庫オーダが製造オーダから発生している場合は、輸送時間が考慮されません。

荷卸日およびリードタイムを時間数で表す場合、実際のカレンダーに基づいて、1 日に利用可能なすべての時間が考慮されます。ただし、リードタイムを日数で表す場合、該当日に利用できる時間があることが実際のカレンダーに示されていると、その日が 1 日全体と見なされます。

次の例で考えてみましょう。

計画納期: 水曜日 10:00:00

輸送時間: 8 時間

運送業者の実際のカレンダーの開始時間は 7:00:00、終了時間は 17:00:00 です。出荷先の実際のカレンダーの開始時間は 8:30:00、終了時間は 18:00:00 です。これらの実際のカレンダーは両方とも、毎週月曜日から金曜日まで利用可能です。

運送業者は、水曜日の 7 時間 (10:00:00 ~ 17:00:00) と木曜日の 1 時間 (7:00:00 ~ 8:00:00) で商品を輸送します。このため、運送業者のカレンダーに従うと、計画入庫日は木曜日の 8:00:00 になります。ただし、出荷先の実際のカレンダーも考慮すると、計画入庫日は木曜日の 8:30:00 です。

注: 

この公式は、[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションで [計算] および [計算] コマンドを使用して計画入庫日と計画納期を計算するときにも使用されます。[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションでは、荷卸日は入庫日で、積込日は納期です。

輸送管理

輸送が導入されている場合、輸送積荷作成エンジンは、経路計画標準経路、および積込住所と荷卸住所に定義された住所リードタイムを使用して、積込日と荷卸日を計算します。