在庫差異の転記

在庫差異を処理すると、会計取引が生成されます。会計取引では、中間差異勘定が削除され、可能な場合、差異が在庫に割り当てられます。[在庫分析パラメータ (whina0100m000)] セッションの [差異転記日] パラメータは、在庫差異が財務会計に転記される日付を示します。[在庫差異の処理 (whina1200m000)] セッションの実行時に、差異が転記されます。次のオプションから選択できます。

差異転記日

  • [商品入庫日]
  • [差異処理日]
  • [差異処理日]

[商品入庫日]

このオプションは、商品が倉庫管理に入庫される処理日に基づき、処理済在庫差異が転記されます。

[差異処理日]

このオプションは、差異が実際に承認された日付に基づき、処理済在庫差異が転記されます。

在庫差異が承認される日付は次のシナリオによって異なります。

  • 製造

    追加計算オフィス差異、能率差異、生産価格差異などの製造差異については、差異転記日は製造オーダのクローズ日です。完成品が倉庫管理に入庫されない製造差異の場合も同様です。

  • 請求書承認

    請求書差異および税金などの請求書承認に関連する在庫差異については、差異転記日は請求書が承認された日付です。

  • 入庫価格変更

    入庫価格変更に関連する在庫差異については、差異転記日は価格の変更が入力された日付です。

[差異処理日]

このオプションは、差異が処理された日に在庫差異が転記されます。差異処理日は現在の日付です。

次の在庫評価方法には、このオプションを使用する必要があります。

  • [移動平均単位原価 (MAUC)]
  • [MAUC (倉庫別)]

移動平均単位原価評価の場合、このパラメータを [差異処理日] に設定する必要はありません。移動平均単位原価評価の場合、このパラメータは無視され、差異は差異の処理日に常に処理されます。

注: 

[差異処理日] (現在の日付) を、次の日付より前にすることはできません。

  • リンクされた入庫の処理日

  • 履歴在庫日付

  • 在庫評価方法の変更日