在庫年齢調べ分析

この分析は、ユーザが指定した参照日、入庫日、および品目の消費に基づきます。

特定の品目数量の保管期間を算出するために、この分析では、参照日から品目の入庫日が差し引かれます。

参照日に存在する品目数量を算出するために、入庫日に存在する数量から消費数量合計が減算されます。

消費数量合計には、入庫日から、参照日の前の最終消費日までの消費が含まれます。

参照日の後に実行された消費は、在庫年齢調べ分析から除外されます。

年齢調べは、品目、入庫日、および倉庫別に実行されます。したがって、品目 X が複数の倉庫に保管されている場合、入庫日が異なる倉庫では保管期間が異なる可能性があります。

在庫年齢調べ分析で使用される入庫データと消費データは、[在庫入庫処理 (whina1512m000)] セッションおよび [在庫消費 (whina1514m000)] セッションから取得されます。

年齢調べの結果は、[在庫年齢調べ分析の実行 (whina1440m000)] セッションで生成されるレポートに表示されます。

設定

在庫年齢調べ分析のさまざまなプロパティは在庫年齢調べ分析定義 (whina1140m000) セッションで定義できます。

保管期間を年齢調べ期間にグループ化することで、保管期間を分類できます。たとえば、年齢調べ期間 A = 最大 14 日、年齢調べ期間 B = 最大 6 か月、年齢調べ期間 C = 1 年超とします。最大 4 つの年齢調べ期間を定義できます。前の例の品目 X の保管期間は、レポートの年齢調べ期間 B に表示されます。

最小保管期間を指定することで、在庫が短い品目を除外できます。たとえば、最小保管期間が 3 日間の場合、保管期間がこの期間よりも短い品目はレポートから除外されます。

在庫年齢調べ分析から内部在庫処理を除外するには、[在庫年齢調べ分析定義 (whina1140m000)] セッションまたは [在庫年齢調べ分析の実行 (whina1440m000)] セッションの [内部倉庫移動を無視] チェックボックスをオンにします。

マルチサイト機能が有効な場合、転送元サイトが転送先サイトと同じである転送元サイトの転送をスキップすることで、内部処理が無視されます。マルチサイト機能が有効でない場合、転送元と転送先が同じ企業単位である倉庫移動がスキップされます。

再評価オーダ基準の在庫処理を在庫年齢調べ分析から除外するには、[在庫年齢調べ分析定義 (whina1140m000)] セッションまたは [在庫年齢調べ分析の実行 (whina1440m000)] セッションの [再評価オーダを無視] チェックボックスをオンにします。

在庫年齢調べ分析レポートの作成

1. 在庫年齢調べ分析定義 (whina1140m000) セッションで、在庫年齢調べ分析定義のプロパティを定義します。
2. 在庫年齢調べ分析の実行 (whina1440m000) セッションで、必要な在庫年齢調べ分析定義を選択します。
3. 参照日を指定します。
4. 必要に応じて、[在庫年齢調べ分析定義 (whina1140m000)] セッションから取得されたデフォルト設定を調整します。
5. [選択範囲] グループボックスの各フィールドを使用して、出力するサイト、倉庫、および品目データの基準を指定します。
6. [出力] をクリックします。

レポートレイアウト

在庫年齢調べデータは、品目ごとに入庫日別に表示されます。品目データは、倉庫およびサイト別に表示されます。

数量列には、参照日に存在する品目数量が表示されます。

[在庫年齢調べ分析定義 (whina1140m000)] セッションで定義された年齢調べ期間ごとに、対応する保管期間が 1 列に示されます。

合計数量と金額が、[在庫年齢調べ分析の実行 (whina1440m000)] セッションのチェックボックスの設定に従って、品目、品目グループ、または品目評価グループ別に表示されます。

• [品目別総計]
• [品目グループ別合計]
• [品目評価グループ別合計]