扱い単位ブロック (whwmd6140m000)
セッションの目的: 「扱い単位」をブロックまたはブロック解除します。
扱い単位をブロックした場合、その扱い単位に含まれているストックポイントがブロックされます。これらの扱い単位に子扱い単位がある場合、子扱い単位とその子扱い単位に含まれるストックポイントがブロックされます。
- 扱い単位
 - 
            
ブロックする「扱い単位」。親扱い単位または子扱い単位が対象になります。
この扱い単位に子扱い単位がない場合、現在のセッションの [ストックポイント] タブにストックポイント情報が表示されます。扱い単位が親の場合、ブロック済ストックポイント (whwmd6550m000) セッションに子扱い単位のブロック済ストックポイントが表示されます。このセッションを開始するには、現在の扱い単位を適切なメニューから選択して、[ブロック済ストックポイント]を選択します。
 - 状況
 - 
            
扱い単位の状況
- 無効
 - 
                     
扱い単位は、次の場合に[無効]状況になります。
- 扱い単位が新しく作成され、入庫または出庫オーダライン、勧告、出荷、承認にまだリンクされていない
 - 扱い単位の内容が空。たとえば、扱い単位 A010 が扱い単位 B001 - B100 の 100 箱を含むパレットである場合を考えます。箱をそれぞれの保管場所に保管すると、残りのパレット A010 の状況は[無効]になります。
 
 - 引当済
 - 
                     
出庫扱い単位に出庫勧告が作成されている場合、その扱い単位の状況は[引当済]になります。
 - 一部引当済
 - 
                     
扱い単位に含まれる品目数量の一部が出庫勧告に引き当てられます。
HU 処理出庫 (whinh2123m000) セッションで、勧告数量と、扱い単位数量が引き当てられるオーダを表示できます。
扱い単位のすべての品目が出庫勧告に引き当てられると、扱い単位の状況が[引当済]になります。
 - 発行済
 - 
                     
出庫扱い単位の出庫勧告が発行済の場合、その扱い単位の状況は[発行済]になります。
 - 発送確定済
 - 
                     
出庫扱い単位が出庫勧告またはピッキングリストに従って保管場所から収集されて、発送確定保管場所に移動している場合、その扱い単位の状況は[発送確定済]になります。
さらに、[検査予定]状況の出庫扱い単位が検査後承認されると、その扱い単位の状況は[発送確定済]になります。承認済扱い単位は、発送確定保管場所に移動できます。
 - 凍結済
 - 
                     
この状況を使用すれば、出荷を確認する前に出荷伝票を出力できるようになります。[発送確定済]状況の扱い単位は、その扱い単位が関連付けられている出荷が[凍結済]状況になると、[凍結済]状況になります。この状況は、扱い単位の出荷の出荷伝票は出力できるが、出荷はまだ出荷済にできず、出荷と出荷ラインが変更できないことを示します。
 - 一部凍結済
 - 
                     
少なくとも 1 つの出荷ラインが凍結済で、ただし全部は凍結済でない場合は、複数の出荷ラインにリンクされた下位レベル扱い単位の状況が[一部凍結済]になります。
 - 確認中
 - 
                     
少なくとも 1 つの出荷ラインが確定済で、ただし全部は確定済でない場合は、複数の出荷ラインにリンクされた下位レベル扱い単位の状況が[確認中]になります。
扱い単位テンプレート (whwmd4160m000) セッションの 出荷に対して複数の品目を許可 チェックボックスがオンの場合は、1 つの扱い単位を複数の出荷ラインにリンクできます。
 - 出荷済
 - 
                     
出庫扱い単位はトラックまたはその他の輸送手段に積荷されており、倉庫を出発しています。[発送確定済]または[凍結済]状況の扱い単位は、その扱い単位が関連付けられている出荷ラインが[確認済]状況になると、[出荷済]状況になります。
 - 輸送中
 - 
                     
扱い単位は、ある倉庫から同じ LN 会社内の別の倉庫に輸送されています。扱い単位は出庫倉庫で確認されると[輸送中]状況になるため、移送先倉庫で扱い単位を受け取るために[扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションまたは[入庫 (whinh3512m000)] セッションで入庫レコードを作成できます。
 - クローズ
 - 
                     
扱い単位の最終状況です。
入庫扱い単位は、次の場合に[クローズ]状況になります。
- 扱い単位が[在庫]状況であり、マイナスの調整によって削除されている
 - 扱い単位が[隔離検査]状況であり、廃棄されている
 - 扱い単位が[検査予定]状況であり、[]コマンドによって破壊されている
 - 扱い単位の品目数量全体が検査中に破壊され、検査が処理済である
 
出庫扱い単位の状況は、以下の場合に[クローズ]になります。
- [隔離検査]状況になり、廃棄される
 - [出荷済]状況になり、[]コマンドによってクローズされる
 - [発送確定済]状況になり、調整の結果クローズされる
 - [発送確定済]状況になり、複数のストックポイントが含まれる。リンク先の出荷が確定済の場合は、扱い単位がクローズされます。
 
 - 調整オープン
 - 
                     
まだ処理されていないプラスの差異がある調整オーダラインに、扱い単位が生成されます。
 - 変更用に引当済
 - 
                     
未処理の「引当変更オーダ」または「在庫所有権変更オーダ」が扱い単位に存在しています。
扱い単位の所有権または引当は、扱い単位の「引当変更オーダ」または「在庫所有権変更オーダ」が処理されたときに変更されます。
 - 一部引当済
 - 
                     
扱い単位に含まれる品目の一部が出庫勧告にリンクされます。
 - 約定引当済
 - 
                     
扱い単位は有効で、約定引当数量が含まれていますが、出庫勧告はまだ作成されていません。
 - オープン
 - 
                     
扱い単位は、入庫オーダに関連付けられます。[扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションまたは[入庫 (whinh3512m000)] セッションで扱い単位の入庫レコードを作成すれば、その扱い単位を倉庫に入庫できます。
 - オープン入庫
 - 
                     
入庫レコードは、入庫オーダに関連付けられている扱い単位に作成されます。この扱い単位は、倉庫で入庫の準備が完了しています。扱い単位が、親子の扱い単位を含む扱い単位構造に属している場合、子扱い単位は親扱い単位から独立して入庫できます。たとえば、親扱い単位がパレット、子扱い単位がボックスの場合、まずパレットから 1 つまたは複数のボックスを受領し、残りのボックスはそのままにしておいて後から処理できます。
 - 入庫済
 - 
                     
入庫扱い単位の入庫レコードが確認済の状態です。倉庫で入庫してから登録された扱い単位は、倉庫に保管する手順に進むことができます。また、倉庫の入庫フローに検査が含まれている場合は、検査場所に移動できます。必要であれば、入庫訂正を実行できます。
 - 勧告
 - 
                     
以下の状況になったあと、入庫勧告が作成されます。
- [入庫済]状況になる
 - [承認済]状況になる
 
 - 検査予定
 - 
                     
倉庫の入庫フローに検査が含まれる場合、[勧告]状況の入庫扱い単位は、入庫勧告や保管リストで指定された検査場所に移動すると、[検査予定]状況になります。倉庫に保管場所がない場合、検査を必要としている扱い単位は、入庫が確認された後で[検査予定]状況になります。
倉庫の出庫フローに検査が含まれる場合、[発行済]状況の出庫扱い単位は、出庫勧告やピッキングリストで指定された検査場所に移動すると、[検査予定]状況になります。
 - 承認済
 - 
                     
[検査予定]状況の入庫扱い単位が検査後承認されると、その倉庫の保管場所が管理されている場合、その扱い単位の状況は[承認済]になります。
承認済扱い単位は、倉庫の保管に勧告できます。[勧告]状況を参照してください。倉庫の保管場所が管理されていない場合、その扱い単位の状況は[在庫]になります。
 - 隔離検査
 - 
                     
扱い単位が倉庫検査中に不合格になっているか、扱い単位が製造から隔離検査に送付されています。扱い単位の処分の処理で説明されているように、この状況は、扱い単位の処分が処理され、隔離検査処理が完了するまで適用されます。
 - 在庫
 - 
                     
扱い単位は倉庫に保管されています。[勧告]状況の入庫扱い単位は、入庫勧告に従って倉庫に保管されています。そして、入庫フローに手順として含まれている場合は保管リストに従って倉庫に保管されています。倉庫の保管場所が管理されていない場合、扱い単位の状況は入庫の確認または検査における承認の後で[在庫]になります。
[発送確定済]状況の出庫扱い単位が即座に出荷されない場合、たとえば、顧客が考えを変えてすぐには商品を必要としなくなった場合、扱い単位は保管場所に戻すことができます。このような扱い単位は、出荷が保留中であることを示すために、まず[扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションで[未出荷]に設定されます。次に、[扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションの[]オプションを使用して扱い単位を保管場所に戻す必要があります。[未出荷]に設定すると、複数のストックポイントが含まれる扱い単位が[クローズ]に設定されます。これらの内容は、扱い単位なしで在庫内に保管されます。次の項目を参照してください。 扱い単位の出荷手順
 - 製造中
 - 
                     
製造オーダに関して扱い単位が生成されます。[製造オーダ扱い単位 (tisfc0506m000)] セッションの ラベル数量 フィールドで指定された扱い単位のラベル数量よりも少ない数量が完了として報告されます。
 - 製造完了
 - 
                     
[製造オーダ扱い単位 (tisfc0506m000)] セッションの ラベル数量 フィールドで指定された扱い単位の合計ラベル数量が完了として報告されます。これは、製造オーダに関して生成された扱い単位に当てはまります。
 - 倉庫に発送済
 - 
                     
扱い単位に含まれている 1 つ以上の品目が完了として報告され、[オーダの完了レポート (tisfc0520m000)] セッションの 倉庫に直接送信 チェックボックスがオンに設定されます。これは、製造オーダに関して生成された扱い単位に当てはまります。
 
 - ブロック理由
 - 
            
[理由 (tcmcs0105m000)] セッションに定義されている (タイプが [EP を含まない在庫ブロック]または [EP を含む在庫ブロック]である) 理由コード
 - ユーザ
 - 
            
ブロックを実行する従業員のログオンコード。ブロックを実行したユーザだけが、ブロックを解除できます。
 - ブロック日
 - 
            
ブロックアクションが実行された日時
 - 倉庫
 - 
            
商品を収容する場所。各倉庫に対して、住所データおよびそのタイプに関するデータを入力できます。
 - 保管場所
 - 
            
商品を保管する、倉庫内の独立した場所
倉庫は、利用可能スペースの管理や、保管されている商品の照会のために、複数の保管場所に分割することができます。保管条件およびブロックは保管場所ごとに適用できます。
 - 品目
 - 
            
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
 - サービス品目
 - 外注サービス
 - リスト品目 (メニュー/オプション)
 
 - ロット
 - 
            
特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
 - 在庫日付
 - 
            
保管時に品目に割り当てられる日付。在庫日付を使用すると、大規模なロット管理を実施しなくても FIFO (先入れ先出し) または LIFO (後入れ先出し) に基づいて品目を取り出すことができます。
在庫日付は、後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位、または品目の製品有効期限に使用されます。
後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位では、在庫日付のデフォルトはシステム日付です。しかし、この日付は上書きできるので、在庫日付は保管日付と同じである必要はありません。品目に特定の保存期間がある場合、在庫日付は品目について定義された製品有効期限です。
 - テキスト
 - 
            
このチェックボックスがオンの場合、ブロック理由に関係する追加テキストを指定できます。