ストックポイントブロック (whwmd6130m000)
セッションの目的: 倉庫または倉庫保管場所に保管されている「ストックポイント」をブロックまたはブロック解除します。「保管単位」および「ブロック理由」別に、これらのストックポイントをブロック解除できます。
ストックポイントをブロックするには
- 現在のセッションで、[]をクリックします。
 - 
               
次のいずれかのステップを実行します。
- ストックポイント全体をブロックするには、[完全ブロック] チェックボックスをオンにします。
 - ストックポイントを部分的にブロックするには、[完全ブロック] チェックボックスをオフにして、 [保管単位のブロック済数量] フィールドに値を入力します。適用可能な場合、「梱包定義」を指定します。
 
 
ブロック済数量は、[在庫 (保管単位)] と [品目 - 在庫構造 (whinr1550m000)] セッションで指定された [保管単位でのブロック済数量処理] との差異より多くすることはできません。
ブロック済ストックポイントが品質で開始された場合、保管検査が適用されるシリアル番号が指定されていると、ブロック済シリアル番号を [シリアルブロック (whwmd6135m000)] セッションで表示できます。このとき、ブロック済のシリアル番号は変更できません。
少量シリアルのブロック
少量シリアル番号付品目で構成されるストックポイントを部分的にブロックする場合、ブロック済のシリアル番号付品目を [シリアルブロック (whwmd6135m000)] セッションで指定できます。[シリアルブロック (whwmd6135m000)] セッションを開始するには、現在のセッションで該当するラインを選択して、適切なメニューの [] をクリックします。
品質によるブロック
保管検査を品質で作成すると、検査対象のストックポイントまたは数量が自動的にブロックされます。この結果、次の条件に該当するレコードが現在のセッションで作成されます。
- [品質管理システムにより作成] チェックボックスがオンになっている
 - [ブロック理由] が、[倉庫マスタデータパラメータ (whwmd0100s000)] セッションで指定された [保管検査の理由] である
 - レコードの削除によって、ストックポイントをマニュアルでブロック解除することはできません。保管検査が終了すると、該当するストックポイントがブロック解除されます。
 
- ブロックまたはブロック解除を開始するときに、ユーザ名および現在の日付と時間が記録されます。他のユーザが同じストックポイントをブロック (またはブロック解除) できないように、この情報が LN に保存されます。
 - ストックポイントをブロックまたはブロック解除すると、[ストックポイント在庫 (whinr1540m000)] セッションに記録されている在庫データが影響を受けます。
 
不適合資材レポート (NCMR)
[品質管理パラメータ (qmptc0100m000)] セッションの [不適合導入済] チェックボックスがオンになっている場合にのみ、[] ボタンを使用して、特定のストックポイントの不適合資材レポート (NCMR) を表示できます。
特定の倉庫/保管場所/品目の組合せについてブロック済のストックポイントを表示することができます。利用可能なソートオプションは、[不適合資材レポート]、[倉庫]、[保管場所]、[品目]、[ロット]、[在庫日付]、[ブロック理由]、および [連番] です。
ストックポイントのブロック解除
ストックポイントをブロック解除するには、該当のラインを選択して削除します。[倉庫マスタデータパラメータ (whwmd0100s000)] セッションのユーザブロックチェックボックスの設定によって、ブロック解除のユーザ権限が決まります。
ブロック済ストックポイントの追加詳細を表示するには、該当するブロック済ストックポイントをクリックし、適切なメニューから [] を選択して、ブロック済ストックポイント (whwmd6550m000) セッションを開始します。
ブロック済在庫が存在する場合は、ブロック済ストックポイント詳細 (whwmd6152m000) セッションでプロジェクトペグまたは所有権の詳細を表示およびメンテナンスできます。このセッションは、[ブロック済ストックポイント (whwmd6550m000)] セッションから開始できます。
- 倉庫
 - 
            
商品を収容する場所。各倉庫に対して、住所データおよびそのタイプに関するデータを入力できます。
 - 保管場所
 - 
            
商品を保管する、倉庫内の独立した場所
倉庫は、利用可能スペースの管理や、保管されている商品の照会のために、複数の保管場所に分割することができます。保管条件およびブロックは保管場所ごとに適用できます。
 - 品目
 - 
            
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
 - サービス品目
 - 外注サービス
 - リスト品目 (メニュー/オプション)
 
 - ロット
 - 
            
特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
 - 在庫日付
 - 
            
保管時に品目に割り当てられる日付。在庫日付を使用すると、大規模なロット管理を実施しなくても FIFO (先入れ先出し) または LIFO (後入れ先出し) に基づいて品目を取り出すことができます。
在庫日付は、後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位、または品目の製品有効期限に使用されます。
後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位では、在庫日付のデフォルトはシステム日付です。しかし、この日付は上書きできるので、在庫日付は保管日付と同じである必要はありません。品目に特定の保存期間がある場合、在庫日付は品目について定義された製品有効期限です。
 - ブロック理由
 - 
            
ブロックの理由。この理由は、ゾーン、保管場所、ロット、ストックポイント、シリアル番号付品目のブロックにリンクできます。
 - 不適合資材レポート
 - 
            
不適合資材レポート (NCMR) 番号
 - 記述
 - 
            
不適合資材レポートに関する記述
 - ユーザ
 - 
            
ブロックを実行する従業員のログオンコード。ブロックを実行したユーザだけが、ブロックを解除できます。
 - 連番
 - 
            
1 つのストックポイントに複数のブロックが適用される場合に、各ブロックを識別するための連番
 - ブロック
 - 
            
- 完全ブロック
 - 
                     
このチェックボックスがオンの場合、ストックポイント全体がブロックされます。
このチェックボックスがオフの場合、ストックポイントが部分的にブロックされます。ストックポイントを部分的にブロックする場合は、[保管単位のブロック済数量] フィールドに値を指定する必要があります。
ブロックが適用されるストックポイントの「梱包定義」を指定することもできます。ブロック済数量は、[品目 - 在庫構造 (whinr1550m000)] セッションに指定されている [在庫(保管単位)] と [保管単位でのブロック済数量処理] の差異以下になります。
 - 重複あり
 - 
                     
このチェックボックスがオンの場合、部分ストックポイントブロックで、このブロックの数量を使用して、ストックポイントのブロック済在庫が更新されます。これは、このブロックの数量がこのブロックの直前または直後に指定された部分ブロックの数量よりも多い場合に行われます。このため、最大数量がそれより少ない数量と重複します。
このチェックボックスがオフの場合、連続する複数の部分ストックポイントブロックで、これらのブロックの数量を追加して、ストックポイントのブロック済在庫が更新されます。
 - 梱包定義
 - 
                     
ブロックが適用されるストックポイントの「梱包定義」
梱包定義を指定できるのは、[完全ブロック] チェックボックスがオフの場合だけです。
 - 保管単位のブロック済数量
 - 
                     
「保管単位」で表される、「ストックポイント」のブロック済数量
ブロック済数量を指定できるのは、[完全ブロック] チェックボックスがオフの場合だけです。
 - 単位
 - 
                     
保管された商品の数量を表す単位
例
保管単位: ボックス
棚卸単位: リットル
保管単位を指定できるのは、[完全ブロック] チェックボックスがオフの場合だけです。
 - ブロック済数量 (棚卸単位)
 - 単位
 - 
                     
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
 - ユーザ名
 - 
                     
特定の「ストックポイント」の在庫をブロックしたユーザの名前
 - ブロック日
 - 
                     
当該「ストックポイント」の在庫がブロックされた日時ストックポイントがブロックされると、その日付が登録されます。
 - 不適合資材レポート
 - 
                     
このチェックボックスがオンの場合、ブロック済「ストックポイント」について不適合資材レポート (NCMR) が作成されたことを示します。
注:これは表示フィールドです。
 - 品質管理システムにより作成
 - 
                     
このチェックボックスがオンの場合、ブロックが品質によって作成されます。
保管検査を品質で作成すると、検査対象のストックポイントまたは数量が自動的にブロックされます。この結果、次の条件に該当するレコードが現在のセッションで作成されます。
- 現在のチェックボックスがオンになっています。
 - [ブロック理由] は、[倉庫マスタデータパラメータ (whwmd0100s000)] セッションで指定された [保管検査の理由] です。
 - レコードの削除によって、ストックポイントをマニュアルでブロック解除することはできません。該当のストックポイントは、保管検査が終了したらブロック解除されます。
 
ブロックされたストックポイントが品質で開始される場合、保管検査が適用されるシリアル番号が指定されていると、ブロックされているシリアル番号を[シリアルブロック (whwmd6135m000)] セッションで表示できます。このとき、ブロック済のシリアル番号は変更できません。
 
 - ストックポイント在庫
 - 在庫構造