品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)

セッションの目的: 倉庫管理で使用されるすべての品目に関する倉庫管理固有のデータを定義およびメンテナンスします。

このセッションのラインセクションに、品目データがサイト別および倉庫別に表示されます。

[サイト別品目 - 倉庫管理 (whwmd4104m000)] セッションで特定のサイトに関する品目の詳細を表示するには、[サイト] タブでラインをダブルクリックします。

[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションで特定の倉庫に関する品目の詳細を表示するには、[倉庫] タブでラインをダブルクリックします。

品目

品目のコード

検索キー

検索キーは、品目を検索する別の方法です。

注: 

マルチサイトが導入されている場合、この値は、現在のロジスティック会社のために定義されたサイトでも使用されます。このフィールドに加えられた変更は、サイトにも更新されます。

品目タイプ

/baanerp/wh/wmd/whwmd4500m000#item.type

品目グループ

類似の特徴を持った品目グループ。各品目は特定の品目グループに属しています。品目グループは品目タイプと組み合わせて使用し、品目デフォルトを設定します。

品目評価グループ

在庫評価目的で品目をグループ化するために使用するエンティティ。品目評価グループを定義するには、品目評価グループに加える品目に品目評価グループコードをリンクする必要があります。たとえば、品目評価グループと倉庫評価グループは、それぞれのグループ内の品目と倉庫を評価する在庫評価方法にリンクします。

梱包定義

梱包定義」のコード。これは、品目のデフォルト梱包定義です。

品目が挿入される前の時点では梱包定義を挿入できないため、品目を最初に挿入するときに、このフィールドは無効になっています。品目を入力および保存した後で、[品目 - 梱包定義 (whwmd4130m000)] セッションにズームして、該当の品目に対する梱包定義を作成および選択することができます。

品目オーダデータの使用

[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションから得た品目値をデフォルト値として使用して、現在のセッションと倉庫別品目データ (whwmd2510m000) セッションで品目を作成するかどうかを決定する設定。このフィールドのデフォルト値は、[品目倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000)] セッションの品目オーダデータの使用フィールドから取得されます。

指定可能な値

Yes

[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションの品目値が使用されます。マルチサイトが有効な場合、[サイト別品目 - オーダ処理 (tcibd2150m000)] セッションの値が使用されます。

No

[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションの品目値が使用されます。マルチサイトが有効な場合、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションまたは[サイト別品目 - オーダ処理 (tcibd2150m000)] セッションの値は使用されません。

デフォルト倉庫の適用

[倉庫 (whwmd2500m000)] セッションにある関連倉庫の品目オーダデータの使用チェックボックスの設定により、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションの品目値を使用するかどうかが決まります。

マルチサイトが有効な場合、品目オーダデータの使用チェックボックスと[サイト設定の使用]チェックボックスの設定によって、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションまたは[サイト別品目 - オーダ処理 (tcibd2150m000)] セッションのどちらの品目値が使用されるかが決定します。

デフォルト供給システム

現在のサイトの、選択された品目のデフォルト「供給システム」

指定可能な値

時系列オーダポイント

時系列オーダポイント (TPOP)

カンバン

カンバン」は、通常、低コストの構成要素品目に使用されます。外部カンバン管理品目には使用されません。次の項目を参照してください。 カンバン

オーダ管理/バッチ供給

製造が導入されている場合に使用されます。次の項目を参照してください。 オーダ管理/バッチ供給の設定とオーダの生成

オーダ管理/SILS 供給

製造が導入されている場合に使用されます。次の項目を参照してください。 オーダ管理/SILS 供給の設定、組立キットの指定、オーダの生成

オーダ管理/個別供給

製造が導入されている場合に部分組立品に使用されます。次の項目を参照してください。 オーダ管理/個別供給の設定とオーダの生成

倉庫デフォルトの適用

倉庫のデフォルト供給システムが使用されます。倉庫のデフォルト供給システムは、[倉庫 (whwmd2500m000)] セッションの供給システムフィールドで指定します。

マルチサイトが有効な場合、デフォルト値は[サイト別倉庫管理設定 (whwmd2101m000)] セッションの供給システムフィールドから取得されます。

なし

購買構成可能品目に使用されます。

製造オーダの自動発行

このチェックボックスがオンの場合、 「カンバン」供給用に作成された製造オーダが自動的に発行されます。

このチェックボックスがオフの場合、製造オーダが [製造オーダの発行 (tisfc0204m000)] セッションで発行されます。

オーダ勧告の生成

このチェックボックスがオンの場合、カンバンシグナルに対する「倉庫オーダ勧告」は、[オーダの生成 (カンバン) (whinh2200m000)] セッションで生成されます。

オーダ勧告の結合

このチェックボックスがオンの場合、同じ倉庫および品目の供給要求は、1 つの「カンバンオーダ勧告」に結合されます。

品目と倉庫が一致する未確認オーダ勧告が存在する場合、供給要求が既存の勧告と結合されます。

オーダ勧告の自動確認

このチェックボックスがオンの場合、 「カンバンオーダ勧告」は、作成後に自動的に確認されます。

マイナス在庫を許可

指定可能な値

Yes

LN では、在庫が不足しているときに、需要を満たすオーダ済数量がなくても、出庫勧告が生成されます。

No

LN では、在庫が不足しているときに出庫勧告を使用することはできません。代わりに不足レポートが出力されます。

オーダ済の場合

LN では、在庫が不足しているときに、需要を満たすオーダ済数量までなら使用できる場合、出庫勧告が生成されます。

このフィールドのデフォルト値は、[品目倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000)] セッションの [マイナス在庫を許可] フィールドから取得され、[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションの [マイナス在庫を許可] フィールドのデフォルト値になります。

このフィールドのデフォルト値は、[品目倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000)] セッションの [マイナス在庫を許可] フィールドから取得されます。

このフィールドの値を [No] に変更した場合に、[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションで値が [Yes] または [オーダ済の場合] の品目に倉庫が存在すると、該当する品目では [Yes] または [オーダ済の場合] の値がすべての倉庫で無効になる、という警告が表示されます。

このフィールドの値を [Yes] または [オーダ済の場合] に変更すると、[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションに、この品目の値が [No] のすべての倉庫でこの変更を確認または取り消すようにメッセージが表示されます。

注: 

次の場合、マイナス在庫は認められません。

  • 少量 シリアル番号付品目
  • 以下のタイプ以外の品目

    • [購買]
    • [製造]
    • [製品]
    • [一般]。

在庫不足での出庫勧告の作成

このチェックボックスがオンの場合、在庫が不足しているときでも出庫勧告を生成することができます。マイナス在庫に出庫勧告を生成するには、[出庫勧告の生成 (whinh4201m000)] セッションの在庫不足での出庫勧告の作成チェックボックスもオンにします。

[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションでこのチェックボックスをオフにした場合、[在庫不足での出庫勧告の作成] チェックボックスがオンのこの品目用に倉庫が存在すると、すべての倉庫の品目でこのチェックボックスがオフになる、という警告が表示されます。

このチェックボックスをオンにした場合、[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションの [在庫不足での出庫勧告の作成] チェックボックスがオフのすべての倉庫でこの変更を確認または取り消すようにメッセージが表示されます。

注: 

[マイナス在庫を許可] フィールドの値に応じて次のようになります。

  • [No] の場合、このチェックボックスは使用できません。
  • [オーダ済の場合]、マイナス在庫の出庫勧告は、入庫済であると予測されるオーダ済数量を超えることはできません。

出庫方法

品目の出庫方法

引当レベル

現在の倉庫に保管されている現在の品目の在庫引当レベルデフォルト値は、[在庫約定 (whinp2100m000)] セッションの [引当レベル] フィールドから取得されます。

構成可能購買品目では、[引当レベル] は [物的品目] として扱われます。構成可能購買品目を入庫するときに、扱い単位が生成され、オプションリスト ID および引当を含む仕様が、扱い単位に保存されることを意味しています。

管理済保管場所

このチェックボックスがオンの場合、品目が保管場所管理されます。

在庫差異の自動処理

このチェックボックスがオンの場合、 「在庫差異」が自動的に処理されます。

不合格処理

倉庫検査時に不合格となった品目の処分に使用された方法。このフィールドは、未処理の検査ラインが存在する場合でも調整できます。

指定可能な値

隔離検査

倉庫検査時に不合格になった品目は隔離検査に送られます。

適用なし

現在の品目または倉庫に不合格処理は適用されません。または、隔離検査在庫が有効になっていません。

廃棄

倉庫検査時に不合格になった品目は廃棄されます。廃棄理由を入力する必要があります。在庫から品目を削除する調整オーダが作成されます。

廃棄/隔離検査

廃棄する数量または隔離検査に送る数量を指定できます。廃棄する品目の場合は、廃棄理由を入力する必要があります。

処分期限リードタイム

企業計画時系列オーダポイント、または SIC を使用した計画で隔離検査在庫が利用可能になるデフォルトの日付と時刻。処分リードタイムは、[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの計画に利用可能フィールドで [期日別] が選択されている場合に適用されます。

時間単位

処分リードタイムに使用する時間単位

在庫内ロット

このチェックボックスがオンの場合、完全なロット管理機能が利用可能です。このチェックボックスがオフの場合、ロットと倉庫の組合せごとの在庫および保管場所は記録されません。詳細は、次の情報を参照してください: 多量ロット管理

このチェックボックスをオンにできるのは、品目がロット管理されている場合だけです。品目に関して [品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションの [ロット管理] チェックボックスがオンの場合、その品目はロット管理されています。

有効化構成在庫中ロットに依存するため、この品目で有効化構成が使用されている場合は、このチェックボックスをオフにすることはできません。

このチェックボックスがオンの場合、 「多量シナリオ」に使用される次の各フィールドは読取専用に設定され、各フィールドの値は [適用なし] になります。

  • 直送のロット入力
  • 入庫時ロット入力
  • 転送時ロット入力
  • 完成状態時のロット出庫登録
注: 

品目が有効化構成でもある場合にのみ、製造品目についてこのフィールドがデフォルトでオンになります。

デフォルト在庫ロットサイズ

倉庫で許可される「在庫」のデフォルトの「ロットサイズ」

注: 
  • このフィールドは次の場合にのみ有効になります。
    • [倉庫マスタデータパラメータ (whwmd0100s000)] セッションで [使用中のロット管理] チェックボックスがオンになっている
    • [在庫内ロット] チェックボックスがオンになっている
  • この値は、その品目の「棚卸単位」で表されます。
ロット追跡

このチェックボックスがオンの場合、品目の「ロット」倉庫管理追跡されます。

このチェックボックスをオンにできるのは、品目がロット管理されている場合だけです。品目に関して [品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションの [ロット管理] チェックボックスがオンの場合、その品目はロット管理されています。

在庫内シリアル

このチェックボックスがオンの場合、 「少量シナリオ」が使用されます。つまり、シリアル番号が個別に在庫に保管されます。[品目 - シリアルおよび倉庫 (whltc5100m000)] セッションで、在庫内のシリアル番号を表示できます。

注: 

商品フロー全体でシリアル番号付品目を詳細に追跡する必要があり、さらに各シリアル番号付品目を個別に処理する必要がある少量環境の場合は、このチェックボックスをオンにします。

シリアル番号が在庫としての個別の保管を必要としない「多量シナリオ」の場合は、このチェックボックスをオフにします。

在庫にシリアルが保管されている場合、製造でバックフラッシュを有効にすることはできません。詳細は、次の情報を参照してください: 資材のバックフラッシュ

製造組立品目の場合、このチェックボックスはデフォルトでオンです。

注: 

このチェックボックスが使用できない場合は、[品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションの [直接処理倉庫オーダライン] チェックボックスがオフになっていることを確認します。

このチェックボックスがオンの場合、シリアル番号付品目を在庫に記録されない状態に変換できます。このため、その品目の在庫が存在する場合は、[在庫外に変換] を選択します。これにより、このチェックボックスがオフになり、ロット管理に保管されている在庫レコードのシリアル番号が削除されます。

このチェックボックスがオンの場合、 「多量シナリオ」に使用される次の各フィールドは読取専用に設定され、各フィールドの値は [適用なし] になります。

  • [直送のシリアル番号入力]
  • [入庫時シリアル番号入力]
  • [転送時シリアル番号入力]
  • [完成状態時のシリアル出庫登録]
  • [サービスでのシリアル出庫登録]

シリアル追跡

このチェックボックスがオンの場合、 倉庫管理で品目のシリアル番号が追跡されます。これにより、シリアル番号付品目に関する次の情報を表示できるようになります。

  • シリアル番号が登録されている入庫または出庫オーダ。この情報は、[シリアル追跡 - 概要 (whltc5515m000)] セッションで表示されます。
  • シリアル番号が登録されている出庫オーダ。この情報は、[品目 - シリアル - 出庫 (whltc5510m000)] セッションで表示されます。
  • シリアル番号が登録されている入庫オーダ。この情報は、[品目 - シリアル - 入庫 (whltc5511m000)] セッションで表示されます。
  • [オーダ - シリアル (whltc5512m000)] セッションの入庫品目のシリアル番号、発生元オーダ、およびその他の品目別データ

このチェックボックスをオンにできるのは、品目がシリアル番号付品目の場合だけです。品目に関して [品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションの [シリアル番号] チェックボックスがオンの場合、その品目はシリアル番号管理されています。

奥行

品目の長さ

長さ

/baanerp/wh/wmd/whwmd4500m000#length.unit

品目の幅

高さ

品目の高さ

製品組立キット部品

このチェックボックスがオンの場合、 [組立キット部品リスト (whwmd4151m000)] セッションで、品目を組立部品として使用できます。

注: 

このフィールドは、[倉庫マスタデータパラメータ (whwmd0100s000)] セッションの [製品に基づく組立キット] チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。

履行計画を使用

このフィールドにより、[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] 詳細セッションの履行計画を使用チェックボックスのデフォルト値が決まります。

品目テキスト

このチェックボックスがオンの場合、その品目に関するテキストが用意されています。

梱包指示書

このチェックボックスがオンの場合、品目の梱包指示書が用意されています。

循環棚卸から除外

このチェックボックスがオンの場合、 循環棚卸の場合に品目/倉庫の組合せが無視されます。

ゼロ在庫の場合

ストックポイントの登録済在庫がゼロになった場合に循環棚卸データを処理する必要がある、基準となる値を指定します。

次の循環棚卸値が利用可能です。

  • [強制循環棚卸]

    既存の循環棚卸データをメンテナンスします。

    システム在庫がゼロになった場合、このオプションを使用してストックポイントの循環棚卸を強制実行します。[強制循環棚卸] の値を選択すると、[循環棚卸データ (whinh5140m000)] セッションの [強制循環棚卸] チェックボックスが自動的にオンに設定されます。

  • [標準循環棚卸]

    既存の循環棚卸データをメンテナンスします。

    このオプションを使用して、[週次棚卸間隔] グループボックスに指定されている循環棚卸間隔に基づき、循環棚卸を実行します。

  • [循環棚卸なし]

    有効な循環棚卸オーダがストックポイントにない場合、既存の循環棚卸データは削除されます。

    このオプションを使用して、ストックポイントのゼロの循環棚卸データを削除します。循環棚卸データは、[ストックポイント在庫 (whinr1540m000)] セッションのレコードが削除されるときに、削除されます。

注: 
  • フィールドのデフォルト値は [品目倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000)] セッションから取得されます。

  • [循環棚卸から除外] チェックボックスがオンで、デフォルト値が [循環棚卸なし] に設定されている場合に、フィールドは無効化されます。

登録レベル
倉庫

倉庫全体の在庫所有権登録。倉庫の全在庫が、1 つの特定の取引先によって所有されます。たとえば、通常顧客の拠点にある特定の倉庫で委託状態になっている在庫を所有する発注先に使用されます。

保管場所

保管場所」別の在庫所有権登録。倉庫内の各保管場所に、特定の取引先が所有する在庫を収容できます。保管場所を取引先に割り当てることができ、特定の保管場所に保管されている在庫を、その保管場所に割り当てられている取引先が所有します。

物的品目

個々の品目別の在庫所有権登録。個々の品目について所有権を登録できるようにするには、「扱い単位」に品目を収容する必要があります。ただし、「保管場所」や「ゾーン」といった、倉庫の下位区分については参照されないので注意してください。実際、扱い単位に収容される品目の所有者は、扱い単位が保管される保管場所の取引先と異なっていてもかまいません。

また、扱い単位には、それぞれが異なる取引先によって所有される子扱い単位を含むこともできます。

物的品目および保管場所

保管場所」および個々の品目別の在庫所有権登録。個々の品目について所有権を登録できるようにするには、「扱い単位」に品目を収容する必要があります。特定の保管場所に保管される扱い単位に収容される品目は、その保管場所に割り当てられている取引先によって所有されます。

適用なし

所有権登録は使用されません。

このフィールドのデフォルト値は [品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4101s000)] セッションから取得されます。

次の制約がこのリストの値に適用されます。

  • 現在の品目が保管場所管理されている場合、リスト値の [保管場所] を使用できます。
  • 扱い単位が倉庫管理パッケージで使用されている場合、つまり [倉庫マスタデータパラメータ (whwmd0100s000)] セッションで [扱い単位の使用] チェックボックスをオンにした場合、リスト値の [物的品目] を使用できます。
  • 現在の品目が保管場所管理されていて、かつ [倉庫マスタデータパラメータ (whwmd0100s000)] セッションの [扱い単位の使用] チェックボックスがオンの場合、リスト値の [物的品目および保管場所] を使用できます。

出庫優先順位
フリー

出庫勧告は、所有権の制約なしで現在の倉庫からの品目の出庫をコントロールします。

所有在庫優先

所有在庫の出庫勧告は、所有していない在庫の前に出庫されます。

非所有在庫優先

非所有在庫の出庫勧告は、所有している在庫の前に出庫されます。

適用なし

出庫勧告は、たとえば、倉庫が「財務倉庫」であるため、現在の倉庫では使用されません。

このフィールドのデフォルト値は [品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4101s000)] セッションから取得されます。

リスト値の [非所有在庫優先] は、カスタマイズされていない受注生産 (STO) 品目である製造品目購買品目一般品目に適用可能です。カスタマイズされた標準受注生産 (STO) 品目の場合は、値 [フリー] を選択します。ただし、[所有権登録レベル] フィールドの値が [倉庫] である場合、この値は使用できません。

倉庫への返品の所有権

このフィールドにより、製品の返品オーダの所有権を処理する方法が決まります。製造オーダでは、取引先は不明です。このため、製造は契約を読み取ることができません。その代わり、製造は現在のフィールドからデフォルト値を取得します。

指定可能な値

会社所有

会社所有

委託

委託

顧客所有

顧客所有

出庫済として返品

たとえば製造出庫済の品目よりも所要品目の数が少なかったなどの理由により、品目が製造環境から倉庫に返品された場合、出庫時の本来の所有者が再度所有者になります (品目が損傷していない場合)。

繰延

発注先から顧客に所有権が転送される日付はまだ不明です。変更日は品目のピッキングが済んだ後に決まり、商品転送に関与する両方の倉庫タイプおよび発注先と顧客の間の契約によって左右されます。

適用なし

自己組織が在庫を所有します。所有権処理では、非所有在庫のみを参照します。

リスク分類

危険物に適用されるリスクの分類。このフィールドは、[危険物] チェックボックスがオンの場合にのみ使用できます。

このフィールドは、データを選択して倉庫オーダモジュールで、国内貨物委託状、CMR、貨物の伝票、および在庫データを出力するために使用されます。

フロア在庫

このチェックボックスがオンの場合、その品目はフロア在庫品目です。

フロア在庫品目は、オーダ内容に含まれません。したがって、ジョブショップ管理でも組立管理でも、これらの品目に対するバックフラッシュなどの処理は行われません。

ただし、フロア在庫品目がオーダ内容の一部である場合もありますが、この場合にもフロア在庫品目に対して処理は実行されません。

これは、作業指示書を出力するとき、および次の条件に当てはまる場合に発生します。

  • その品目が作業指示書の一部である場合
  • [部品表 (tibom1110m000)] セッションで該当する品目に対して [オーダ文書に出力] チェックボックスがオンに設定されている

次の場合、品目をフロア在庫として保管できます。

  • 品目に対応する保管費用が少ない場合
  • 品目がジョブショップに存在する場合
  • 出庫をマニュアル入力できない場合

フロア在庫品目の供給システムは、[カンバン] のみに限定されます。供給システムは、[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] 詳細セッションで選択できます。

このチェックボックスがオフの場合、原価計算は実際の使用に基づいて行われます。

保管費用

保管費用は、ある品目の棚卸単位 1 つを 1 年間保管する費用です。保管費用には、金利、保管スペース、リスクなどが含まれます。

指定可能な値

最小: 0

最大: 9999999.9999

注: 

保管費用は、[経済発注量の計算 (キャンプ) (whina2201m000)] セッションで使用されます。

保管費用

一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)

次のような通貨タイプが使用できます。

  • 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
  • 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
在庫検査

このチェックボックスがオンの場合、在庫検査が導入されます。

このチェックボックスがオフの場合、保管検査は、品質保管検査との統合が設定されている場合に使用されます。

このチェックボックスのデフォルト設定は、[品目倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000)] セッションまたは [品目倉庫管理デフォルト (whwmd4601m000)] セッションから取得されます。

このチェックボックスの設定は、[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションのデフォルト設定として使用されます。

在庫検査の頻度

現在の品目の在庫検査の頻度を日数で表したもの。

在庫検査が生成されると、このフィールドの値が、在庫検査が実行された最終日に追加され、在庫検査期日が決定されます。

[在庫検査] チェックボックスがオンの場合、頻度は在庫検査に適用されます。[在庫検査] チェックボックスがオフの場合、頻度は保管検査に適用されます。

在庫検査を生成するには、このフィールドの値をゼロより大きくする必要があります。在庫検査は、[在庫検査の生成 (whinh2211m000)] セッションで生成します。

指定可能な値

最小: 0

最大: 999

デフォルト

0

品目の幅

高さ

品目の高さ

フロアスペース

品目または商品を管理する物理量。たとえば、木材の数量は、メートル単位で長さまたは体積の単位でボリュームとして表すことができます。

容積

品目の容積

容積

品目または商品を管理する物理量。たとえば、木材の数量は、メートル単位で長さまたは体積の単位でボリュームとして表すことができます。

重量

品目の重量

重量

品目または商品を管理する物理量。たとえば、木材の数量は、メートル単位で長さまたは体積の単位でボリュームとして表すことができます。

滞留率

品目を滞留品目として指定できる上限

この値は、品目の回転率に基づいて計算されます。それぞれに [滞留在庫率] が割り当てられた [回転率 (上限)] の範囲が存在します。

[滞留在庫分析の実行 (whina6220m000)] セッションでは、この情報を使用して品目に正しい [滞留率] を割り当てます。

回転率は、次のように求められます。

回転率 = 年間使用量 ÷ 手持在庫
年間出庫予測

年間「出庫」予定は、1 年間に使用 (出庫) されると予測される品目の数量を棚卸単位で表したものです。

指定可能な値

最小: 0

最大: 999999999.9999

デフォルト

0

3 期までの使用履歴で品目の ABC 分析を実行するために、[ABC 分析の実行 (whina6210m000)] セッションで年間出庫予定が使用されます。

年間出庫予測は、[経済発注量の計算 (キャンプ) (whina2201m000)] セッションでも使用されます。

年間出庫予定は、[需要予測の計算 (whina2202m000)] セッションで更新されます。

品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

予測方法

予測方法」によって、次の期間における該当品目の予測需要の予測方法が決定されます。

  • 移動平均
  • 指数平滑法
  • [前年計算] (需要の見積として前年の計算を使用)
  • [最終期間需要] (逐次期間の予測として、直前の期間の需要を使用)

これらの方法は、あらかじめ [予測方法 (whina2100m000)] セッションで定義しておく必要があります。予測方法は、[需要予測の計算 (whina2202m000)] セッションでのみ使用されます。予測方法は、次の項目の計算に使用されます。

活動基準原価計算コード

活動基準原価計算コード」は、年間販売量に対する各品目の貢献度を示します。A 品目は貢献度が高い品目、C 品目は貢献度が低い品目です。

マニュアル ABC コード

このチェックボックスがオンの場合、 [活動基準原価計算コード] フィールドに「活動基準原価計算コード」がマニュアルで入力されています。[ABC 分析の実行 (whina6210m000)] セッションで適切なオプションが選択されていない場合には、計算および上書きは行われません。

このチェックボックスがオフの場合、 [活動基準原価計算コード] フィールドにマニュアルで入力されていません。つまり、システム内で生成されたか、未計算です。活動基準原価計算コードは、[ABC 分析の実行 (whina6210m000)] セッションによって計算されます。

期間の長さ

ABC 分析を実行する期間の長さ

期間タイプ

期間タイプ

保存期間

品目の「保存期間」を表す時間単位

保存期間 [期間]

保存期間」は、該当の品目を在庫に保持できる時間の長さを示します。

指定可能な値

最小: 0

最大: 999

処分期限リードタイム

企業計画時系列オーダポイント、または SIC を使用した計画で隔離検査在庫が利用可能になるデフォルトの日付と時刻。処分リードタイムは、[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの計画に利用可能フィールドで [期日別] が選択されている場合に適用されます。

時間単位

処分リードタイムに使用する時間単位

ロット追跡

このチェックボックスがオンの場合、品目の「ロット」倉庫管理追跡されます。

このチェックボックスをオンにできるのは、品目がロット管理されている場合だけです。品目に関して [品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションの [ロット管理] チェックボックスがオンの場合、その品目はロット管理されています。

在庫内ロット

このチェックボックスがオンの場合、ロット/倉庫の組合せごとに在庫が記録され、ロット管理機能がすべて利用可能です。

ロット価格

このチェックボックスがオンの場合、 「在庫評価方法」に [ロット価格 (ロット)] を使用できます。

このチェックボックスをオンにできるのは、次の条件に当てはまる場合です。

  • 該当の品目がロット管理されている
  • [在庫内ロット] チェックボックスがオンになっている

該当品目の在庫が到着したり、出庫が行われたりした場合、このチェックボックスの設定を変更することはできなくなります。このような場合は、在庫評価方法を [評価方法変更 (whina1232m000)] セッションで変更できます。

直送のロット入力

このフィールドの値が [Yes] で事前出荷通知上のオーダラインが直送購買ラインの場合、[出荷通知ラインストックポイント詳細 (whinh3105m000)] セッションでロットコードを登録する必要があります。

注: 

[登録テンプレート] の設定は、このフィールドより優先されます。

入庫時ロット入力

このフィールドの値が [Yes] である場合、これらの品目を入庫すると、ロット管理品目のロットコードを登録する必要があります。ただし、[転送時ロット入力] チェックボックスもオンになっていない限り、「転送オーダ」による品目の入庫は含まれません。

このフィールドの値が [Yes] で、[倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)] セッションのロットの自動生成チェックボックスが入庫品目に関係するオーダラインのオーダタイプに対してオンになっている場合、ロットコードが入庫品目に対して自動的に生成されます。

[在庫内ロット] チェックボックスがオンになっている場合、このフィールドの値は [適用なし] になり、変更することができません。

このフィールドの値が [No] の場合、入庫中に入庫済品目のロットコードを登録するためのオプションは使用できなくなります。

注: 

[ロット/シリアル登録テンプレート] の設定は、このフィールドより優先されます。

転送時ロット入力

このフィールドは、倉庫転送中にロット物流テーブルに入力する必要があるかどうかを決定します。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • [適用なし]

    [在庫内ロット] チェックボックスはオンになり、このフィールドは読取専用になります。
  • [Yes]

    転送オーダのロットコードの登録は必須です。ただし、この値の影響は [入庫時ロット入力] フィールドの値によって異なり、次のとおりとなります。 
    • [入庫時ロット入力] フィールドの値が [Yes] の場合、転送オーダの入庫ラインおよび出庫ラインの両方でロット登録が必須になります。
    • [入庫時ロット入力] フィールドの値が [No] の場合、転送オーダの入庫ラインではロット登録はできません。
  • [No]

    転送オーダの出庫または入庫ラインに対してロット登録はできません。
注: 
  • 現在のフィールドの [No] の値は、「ロット追跡」に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • [ロット/シリアル登録テンプレート] の設定は、このフィールドより優先されます。

完成状態時のロット出庫登録

このフィールドは、製品オーダの構成要素品目の出庫についてロット物流テーブルに入力する必要があるかどうかを決定します。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • [適用なし]

    [在庫内ロット] チェックボックスはオンになり、このフィールドは読取専用になります。
  • [Yes]

    シリアル番号管理品目 (オーダ発生元は [JSC 生産]) の製造について構成要素が出荷される場合、ロットコードを再登録する必要があります。ロットコードは、[シリアル完成品 - 完成状態構成要素 (timfc0111m000)] セッションで入力できます。「ロット追跡」が必要な場合、このエントリは結果的にロット追跡のエントリにもなります。構成要素がシリアル番号管理品目の製造用でない場合、出庫または出荷中にロットを登録する必要があります。
  • [No]

    完成状態処理中にロットを登録することはできません。この場合は、ロットを登録してから、[ロット/シリアルの出庫勧告 (whinh4126m000)] セッションまたは [出荷ラインストックポイント詳細 (whinh4133m000)] セッションで出荷を確認する必要があります。
サービスとメンテナンス時のロット出庫登録

このフィールドによって、倉庫管理またはサービスで品目出庫用のロット物流テーブルに入力する必要があるかどうかが決まります。

また、このフィールドの値によって、発生元が次のいずれかであるオーダによって倉庫からの出庫が開始された、ロット品目のロット番号を登録する必要があるポイントが決まります。

  • [メンテナンス作業]
  • [サービス]
  • [メンテナンス販売]
  • [顧客クレーム]
  • [発注先クレーム]

このフィールドには、次の値を使用できます。

  • [在庫内ロット] チェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が [No] の場合、出庫済ロット番号の登録は倉庫管理によって実行されます。ロット情報がサービスに渡されるのは、倉庫オーダが出荷されるときです。
  • 在庫内ロット チェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が [Yes] の場合、メンテナンスに使用される品目のロット番号の登録はサービスによって実行されます。
  • 在庫内ロットチェックボックスがオンの場合 (この場合、「少量シナリオ」が使用される)、現在のフィールドの値は [適用なし] になります。

シリアル価格

このチェックボックスがオンの場合、在庫評価方法として「シリアル価格」を使用できます。

このチェックボックスをオンにできるのは、品目の [在庫内シリアル] チェックボックスがオンの場合だけです。

このフィールドの値は、[品目 - 倉庫管理デフォルト (whwmd4101s000)] セッションから取得されます。

組立ラインを離れたために在庫に保管する必要がある品目の場合、このチェックボックスはデフォルトでオンになります。この場合、この品目は次の状態になります。

  • [在庫内シリアル] チェックボックスがオンになっている
  • オーダシステムが [FAS] である
  • 製造品目である
注: 

製造組立品目の場合、このチェックボックスはデフォルトでオンです。

直送のシリアル番号入力

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。

[在庫内シリアル] チェックボックスがオンの場合は、「少量シナリオ」が使用されます。この結果、現在のフィールドは読取専用になり、現在のフィールドの値は [適用なし] になります。

このフィールドの値が [Yes] で事前出荷通知上のオーダラインが直送購買ラインの場合、[出荷通知ラインストックポイント詳細 (whinh3105m000)] セッションでシリアル番号を登録する必要があります。

入庫時シリアル番号入力

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。

[在庫内シリアル] チェックボックスがオンの場合は、「少量シナリオ」が使用されます。この結果、現在のフィールドは読取専用になり、現在のフィールドの値は [適用なし] になります。

このフィールドの値が [Yes] の場合、[入庫ラインストックポイント詳細 (whinh3123m000)] セッションで入庫済のシリアル番号付品目のシリアル番号を登録する必要があります。このフィールドの値が [Yes] で、[倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)] セッションのシリアルの自動生成チェックボックスが入庫品目に関係するオーダラインのオーダタイプに対してオンになっている場合、シリアル番号が入庫品目に対して自動的に生成されます。

このフィールドの値が [No] の場合、入庫済のシリアル番号付品目のシリアル番号を登録するためのオプションは使用できなくなります。

入庫済品目のシリアル番号を登録しておくと、検査などの際にどのシリアルで何が発生したかを追跡するうえで役立つことがあります。検査が必要なシリアル番号付品目の場合、シリアル番号が [入庫ラインストックポイント詳細 (whinh3123m000)] セッションから [検査ライン (whinh2131m000)] セッションにコピーされます。

このチェックボックスの設定は変更できますが、現在の品目の在庫が存在する場合は、変更の影響についての警告が表示されます。

転送時シリアル番号入力

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。このフィールドには、次の値を指定できます。

  • [適用なし]

    [在庫内シリアル] チェックボックスがオンで、このフィールドが読取専用であるか、品目がシリアル番号付ではありません。
  • [Yes]

    転送オーダのシリアル番号の登録は必須です。ただし、この値の影響は [入庫時シリアル番号入力] フィールドの値によって異なり、次のとおりとなります。

    • [入庫時シリアル番号入力] フィールドの値が [Yes] の場合、転送オーダの入庫ラインおよび出庫ラインの両方に対してシリアル番号の登録が必須になります。
    • [入庫時シリアル番号入力] フィールドの値が [No] の場合、転送オーダの入庫ラインに対してシリアル番号を登録できません。
  • [No]

    転送オーダの出庫または入庫ラインに対してシリアル番号を登録できません。

完成状態時のシリアル出庫登録

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。このフィールドの値によって、製造製造オーダにリストされている完成品を製造するために、倉庫からジョブショップに出庫される構成要素品目のシリアル番号を登録する必要があるポイントが決定されます。

構成要素品目を出庫するには、次の方法が使用できます。

  • バックフラッシュ

    出庫手順を実行せずに、該当の構成要素品目を製造オーダに引き当てます。したがって、構成要素を出庫するための出庫オーダラインは作成されません。
  • 自動倉庫処理

    製造オーダを発行すると、発生元が [出庫] および [JSC 生産] の自動処理済の倉庫オーダが作成されます。
  • マニュアル倉庫処理

    前の方法と同様に処理されますが、倉庫オーダがマニュアルで処理される点が異なります。

このフィールドの値は、3 番目の方法 (マニュアル倉庫処理) と関係しています。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • [適用なし]

    [在庫内シリアル] チェックボックスがオンで、このフィールドが読取専用であるか、品目がシリアル番号付ではありません。
  • [Yes]

    製造オーダが発行されたら、製造シリアル完成品 - 完成状態構成要素 (timfc0111m000) セッションで出庫予定の構成要素品目のシリアル番号を登録します。
  • [No]

    構成要素品目を出庫するための出庫オーダを処理するときに、該当の出庫オーダラインに対応する出庫勧告のシリアル番号を登録する必要があります。この値を選択した場合、資材のバックフラッシュチェックボックスおよび直接処理倉庫オーダラインチェックボックスを品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションでオンにすることはできません。これらのチェックボックスの設定によって、製造オーダ用の構成要素を出庫するために使用される方法が決定されます。しかし、製造の [資材のバックフラッシュ] と [直接処理倉庫オーダライン] チェックボックスがオンの場合は、この値を選択できません。

サービスでのシリアル出庫登録

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。

このフィールドの値によって、発生元が次のいずれかであるオーダによって倉庫からの出庫が開始された、シリアル番号付品目のシリアル番号を登録する必要があるポイントが決定されます。

  • [メンテナンス作業]
  • [サービス]
  • [メンテナンス販売]
  • [顧客クレーム]
  • [発注先クレーム]

このフィールドには、次の値を使用できます。

  • [在庫内シリアル]チェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が [No] の場合、出庫済シリアル番号の登録は倉庫管理によって実行されます。
  • [在庫内シリアル] チェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が [Yes] の場合、メンテナンスに使用される品目のシリアル番号の登録はサービスによって実行されます。
  • [在庫内シリアル] チェックボックスがオンの場合 (この場合、「少量シナリオ」が使用される)、現在のフィールドの値は [適用なし] になります。

ロット/シリアル登録テンプレート

ロット/シリアル登録テンプレート。テンプレートを選択するには、[ロット/シリアル登録テンプレート (whwmd4102m000)] セッションにズームしてください。

出荷伝票のストックポイント詳細の出力

このチェックボックスがオンの場合、 [出荷ラインストックポイント詳細 (whinh4133m000)] セッションに存在するロットコードとシリアル番号が出荷伝票に出力されます。このオプションは、出荷伝票が自動的に出力される場合は特に必要になります。

注: 

このフィールドのデフォルト値は、[品目倉庫管理デフォルト (whwmd4501m000)] セッションの [出荷伝票のストックポイント詳細の出力] フィールドから取得されます。

扱い単位の使用

このチェックボックスがオンの場合、その品目での扱い単位の使用が有効化されています。[登録レベル] フィールドの値が [物的品目および保管場所] または [物的品目] である場合、このチェックボックスは自動的にオンになります。

構成可能購買品目に対して、扱い単位の使用は必須です。構成可能購買品目の場合、LN によってこのチェックボックスがオン/オフにされます。

扱い単位バージョン管理

このチェックボックスがオンの場合、現在の品目に使用される扱い単位がバージョン管理されています。分割が有効化されている扱い単位は、バージョン管理されているものとして定義できます。扱い単位がバージョン管理されている場合、分割後の扱い単位を使用できます。分割された各扱い単位に対して、新しいバージョンコードが生成されます。

扱い単位は、別の保管場所に対する入庫勧告などの結果として、2 つ以上の扱い単位に分割できます。バージョン管理されている扱い単位が修正されると、在庫への追加や在庫からの出庫などの活動の後に有効になります。

ログバージョン履歴

このチェックボックスがオンの場合、該当品目のバージョン管理されている扱い単位のバージョンに対応して履歴レコードがメンテナンスされます。扱い単位のバージョン履歴は、[扱い単位バージョン履歴 (whwmd5531m000)] セッションで表示されます。

扱い単位状況の追跡

このチェックボックスがオンの場合、扱い単位の状況が変更になるたびに、履歴レコードが生成されます。扱い単位の履歴は、[扱い単位バージョン履歴 (whwmd5531m000)] セッションで表示されます。

動的クロスドッキング

このチェックボックスがオンの場合、この品目に対して動的クロスドッキングが可能です。

最小クロスドック数量

この値よりも少ない数量についてクロスドックオーダは生成されません。

注: 
  • このフィールドに定義されている値は、[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションの対応するフィールドのデフォルト値になります。
  • 数量フィールドの値に合わないクロスドックオーダは常にマニュアルで作成することができます。倉庫管理と [クロスドックオーダの生成 (whinh6200m000)] セッションへの発行時にクロスドックオーダを作成する場合にのみ、これらのフィールドが適用されます。
最大クロスドック数量

この値よりも多い数量についてクロスドックオーダは生成されません。

注: 
  • このフィールドに定義されている値は、[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションの対応するフィールドのデフォルト値になります。
  • 数量フィールドの値に合わないクロスドックオーダは常にマニュアルで作成することができます。倉庫管理と [クロスドックオーダの生成 (whinh6200m000)] セッションへの発行時にクロスドックオーダを作成する場合にのみ、これらのフィールドが適用されます。
最大数のクロスドックオーダの作成

このフィールドは、出庫オーダラインのオーダ済数量が [最大クロスドック数量] フィールドで定義されている数量よりも多い場合に、最大クロスドック数量についてクロスドックオーダを生成するかどうかを指定します。

最大クロスドック数量 倉庫に発行される出庫オーダ このチェックボックスの状態によるクロスドックオーダ
...オン ...オフ
100 pcs 120 pcs 100 pcs -
100 pcs 80 個 80 pcs 80 個
注: 
  • このフィールドに定義されている値は、[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションの対応するフィールドのデフォルト値になります。
  • 数量フィールドの値に合わないクロスドックオーダは常にマニュアルで作成することができます。倉庫管理と [クロスドックオーダの生成 (whinh6200m000)] セッションへの発行時にクロスドックオーダを作成する場合にのみ、これらのフィールドが適用されます。
供給済 DMS

このチェックボックスがオンの場合、品目は供給済 DMS です。

入庫の DMS

入庫の確認後に、この品目に対して DMS を実行するかどうかを示します。

JSC 入庫の DMS

JSC オーダの入庫の確認後に、この品目に対して DMS を実行するかどうかを示します。

在庫の DMS

この品目の在庫に DMS を適用するかどうかを示します。