品目ロットおよびシリアル登録の変更 (whwmd4200m000)

セッションの目的: 多量シリアル番号付品目およびロット管理品目のシリアルおよびロット登録を変更します。

品目を選択すると、その品目の現在のロット/シリアル登録設定が [開始] および [終了] グループボックスのフィールドに表示されます。[終了] グループボックスのフィールドで設定を調整できます。

品目

ロット/シリアル登録設定を調整する品目。

多量シリアル番号付品目およびロット管理品目のみを選択できます。

WMS で管理された倉庫に保管されている品目のロット/シリアル登録は変更できません。

直送のロット入力

このフィールドの値が [Yes] で事前出荷通知上のオーダラインが直送購買ラインの場合、[出荷通知ラインストックポイント詳細 (whinh3105m000)] セッションでロットコードを登録する必要があります。

注: 

[登録テンプレート] の設定は、このフィールドより優先されます。

入庫時ロット入力

このフィールドの値が [Yes] である場合、これらの品目を入庫すると、ロット管理品目のロットコードを登録する必要があります。ただし、[転送時ロット入力] チェックボックスもオンになっていない限り、「転送オーダ」による品目の入庫は含まれません。

このフィールドの値が [Yes] で、[倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)] セッションのロットの自動生成チェックボックスが入庫品目に関係するオーダラインのオーダタイプに対してオンになっている場合、ロットコードが入庫品目に対して自動的に生成されます。

[在庫内ロット] チェックボックスがオンになっている場合、このフィールドの値は [適用なし] になり、変更することができません。

このフィールドの値が [No] の場合、入庫中に入庫済品目のロットコードを登録するためのオプションは使用できなくなります。

注: 

[ロット/シリアル登録テンプレート] の設定は、このフィールドより優先されます。

転送時ロット入力

このフィールドは、倉庫転送中にロット物流テーブルに入力する必要があるかどうかを決定します。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • [適用なし]

    [在庫内ロット] チェックボックスはオンになり、このフィールドは読取専用になります。
  • [Yes]

    転送オーダのロットコードの登録は必須です。ただし、この値の影響は [入庫時ロット入力] フィールドの値によって異なり、次のとおりとなります。 
    • [入庫時ロット入力] フィールドの値が [Yes] の場合、転送オーダの入庫ラインおよび出庫ラインの両方でロット登録が必須になります。
    • [入庫時ロット入力] フィールドの値が [No] の場合、転送オーダの入庫ラインではロット登録はできません。
  • [No]

    転送オーダの出庫または入庫ラインに対してロット登録はできません。
注: 
  • 現在のフィールドの [No] の値は、「ロット追跡」に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • [ロット/シリアル登録テンプレート] の設定は、このフィールドより優先されます。

サービスとメンテナンス時のロット出庫登録

このフィールドによって、倉庫管理またはサービスで品目出庫用のロット物流テーブルに入力する必要があるかどうかが決まります。

また、このフィールドの値によって、発生元が次のいずれかであるオーダによって倉庫からの出庫が開始された、ロット品目のロット番号を登録する必要があるポイントが決まります。

  • [メンテナンス作業]
  • [サービス]
  • [メンテナンス販売]
  • [顧客クレーム]
  • [発注先クレーム]

このフィールドには、次の値を使用できます。

  • [在庫内ロット] チェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が [No] の場合、出庫済ロット番号の登録は倉庫管理によって実行されます。ロット情報がサービスに渡されるのは、倉庫オーダが出荷されるときです。
  • 在庫内ロット チェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が [Yes] の場合、メンテナンスに使用される品目のロット番号の登録はサービスによって実行されます。
  • 在庫内ロットチェックボックスがオンの場合 (この場合、「少量シナリオ」が使用される)、現在のフィールドの値は [適用なし] になります。

完成状態時のロット出庫登録

このフィールドは、製品オーダの構成要素品目の出庫についてロット物流テーブルに入力する必要があるかどうかを決定します。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • [適用なし]

    [在庫内ロット] チェックボックスはオンになり、このフィールドは読取専用になります。
  • [Yes]

    シリアル番号管理品目 (オーダ発生元は [JSC 生産]) の製造について構成要素が出荷される場合、ロットコードを再登録する必要があります。ロットコードは、[シリアル完成品 - 完成状態構成要素 (timfc0111m000)] セッションで入力できます。「ロット追跡」が必要な場合、このエントリは結果的にロット追跡のエントリにもなります。構成要素がシリアル番号管理品目の製造用でない場合、出庫または出荷中にロットを登録する必要があります。
  • [No]

    完成状態処理中にロットを登録することはできません。この場合は、ロットを登録してから、[ロット/シリアルの出庫勧告 (whinh4126m000)] セッションまたは [出荷ラインストックポイント詳細 (whinh4133m000)] セッションで出荷を確認する必要があります。
直送のシリアル番号入力

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。

[在庫内シリアル] チェックボックスがオンの場合は、「少量シナリオ」が使用されます。この結果、現在のフィールドは読取専用になり、現在のフィールドの値は [適用なし] になります。

このフィールドの値が [Yes] で事前出荷通知上のオーダラインが直送購買ラインの場合、[出荷通知ラインストックポイント詳細 (whinh3105m000)] セッションでシリアル番号を登録する必要があります。

入庫時シリアル番号入力

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。

[在庫内シリアル] チェックボックスがオンの場合は、「少量シナリオ」が使用されます。この結果、現在のフィールドは読取専用になり、現在のフィールドの値は [適用なし] になります。

このフィールドの値が [Yes] の場合、[入庫ラインストックポイント詳細 (whinh3123m000)] セッションで入庫済のシリアル番号付品目のシリアル番号を登録する必要があります。このフィールドの値が [Yes] で、[倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)] セッションのシリアルの自動生成チェックボックスが入庫品目に関係するオーダラインのオーダタイプに対してオンになっている場合、シリアル番号が入庫品目に対して自動的に生成されます。

このフィールドの値が [No] の場合、入庫済のシリアル番号付品目のシリアル番号を登録するためのオプションは使用できなくなります。

入庫済品目のシリアル番号を登録しておくと、検査などの際にどのシリアルで何が発生したかを追跡するうえで役立つことがあります。検査が必要なシリアル番号付品目の場合、シリアル番号が [入庫ラインストックポイント詳細 (whinh3123m000)] セッションから [検査ライン (whinh2131m000)] セッションにコピーされます。

このチェックボックスの設定は変更できますが、現在の品目の在庫が存在する場合は、変更の影響についての警告が表示されます。

転送時シリアル番号入力

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。このフィールドには、次の値を指定できます。

  • [適用なし]

    [在庫内シリアル] チェックボックスがオンで、このフィールドが読取専用であるか、品目がシリアル番号付ではありません。
  • [Yes]

    転送オーダのシリアル番号の登録は必須です。ただし、この値の影響は [入庫時シリアル番号入力] フィールドの値によって異なり、次のとおりとなります。

    • [入庫時シリアル番号入力] フィールドの値が [Yes] の場合、転送オーダの入庫ラインおよび出庫ラインの両方に対してシリアル番号の登録が必須になります。
    • [入庫時シリアル番号入力] フィールドの値が [No] の場合、転送オーダの入庫ラインに対してシリアル番号を登録できません。
  • [No]

    転送オーダの出庫または入庫ラインに対してシリアル番号を登録できません。

サービスでのシリアル出庫登録

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。

このフィールドの値によって、発生元が次のいずれかであるオーダによって倉庫からの出庫が開始された、シリアル番号付品目のシリアル番号を登録する必要があるポイントが決定されます。

  • [メンテナンス作業]
  • [サービス]
  • [メンテナンス販売]
  • [顧客クレーム]
  • [発注先クレーム]

このフィールドには、次の値を使用できます。

  • [在庫内シリアル]チェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が [No] の場合、出庫済シリアル番号の登録は倉庫管理によって実行されます。
  • [在庫内シリアル] チェックボックスがオフで、現在のフィールドの値が [Yes] の場合、メンテナンスに使用される品目のシリアル番号の登録はサービスによって実行されます。
  • [在庫内シリアル] チェックボックスがオンの場合 (この場合、「少量シナリオ」が使用される)、現在のフィールドの値は [適用なし] になります。

完成状態時のシリアル出庫登録

このフィールドが利用可能になるのは、「多量シナリオ」が使用される場合です。多量シナリオが使用されるのは、[在庫内シリアル] チェックボックスがオフの場合です。このフィールドの値によって、製造製造オーダにリストされている完成品を製造するために、倉庫からジョブショップに出庫される構成要素品目のシリアル番号を登録する必要があるポイントが決定されます。

構成要素品目を出庫するには、次の方法が使用できます。

  • バックフラッシュ

    出庫手順を実行せずに、該当の構成要素品目を製造オーダに引き当てます。したがって、構成要素を出庫するための出庫オーダラインは作成されません。
  • 自動倉庫処理

    製造オーダを発行すると、発生元が [出庫] および [JSC 生産] の自動処理済の倉庫オーダが作成されます。
  • マニュアル倉庫処理

    前の方法と同様に処理されますが、倉庫オーダがマニュアルで処理される点が異なります。

このフィールドの値は、3 番目の方法 (マニュアル倉庫処理) と関係しています。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • [適用なし]

    [在庫内シリアル] チェックボックスがオンで、このフィールドが読取専用であるか、品目がシリアル番号付ではありません。
  • [Yes]

    製造オーダが発行されたら、製造シリアル完成品 - 完成状態構成要素 (timfc0111m000) セッションで出庫予定の構成要素品目のシリアル番号を登録します。
  • [No]

    構成要素品目を出庫するための出庫オーダを処理するときに、該当の出庫オーダラインに対応する出庫勧告のシリアル番号を登録する必要があります。この値を選択した場合、資材のバックフラッシュチェックボックスおよび直接処理倉庫オーダラインチェックボックスを品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションでオンにすることはできません。これらのチェックボックスの設定によって、製造オーダ用の構成要素を出庫するために使用される方法が決定されます。しかし、製造の [資材のバックフラッシュ] と [直接処理倉庫オーダライン] チェックボックスがオンの場合は、この値を選択できません。

登録テンプレート

ロット/シリアル登録テンプレート。テンプレートを選択するには、[ロット/シリアル登録テンプレート (whwmd4102m000)] セッションにズームしてください。

更新モード

結果を検討する場合は、[シミュレート]を選択します。結果の検討を必要としない場合は、[更新]を選択します。

エラーの出力

このチェックボックスがオンの場合、処理の実行中に発生したエラーに関するレポートが出力されます。