扱い単位処理隔離検査 (whwmd2173m000)

セッションの目的: 隔離検査在庫を含む扱い単位の入庫データを表示します。

扱い単位

不合格品目を 1 つまたは複数含む「扱い単位」

状況

扱い単位の状況

指定可能な値

無効

扱い単位は、次の場合に[無効]状況になります。

  • 扱い単位が新しく作成され、入庫または出庫オーダライン、勧告、出荷、承認にまだリンクされていない
  • 扱い単位の内容が空。たとえば、扱い単位 A010 が扱い単位 B001 - B100 の 100 箱を含むパレットである場合を考えます。箱をそれぞれの保管場所に保管すると、残りのパレット A010 の状況は[無効]になります。
引当済

出庫扱い単位に出庫勧告が作成されている場合、その扱い単位の状況は[引当済]になります。

一部引当済

扱い単位に含まれる品目数量の一部が出庫勧告に引き当てられます。

HU 処理出庫 (whinh2123m000) セッションで、勧告数量と、扱い単位数量が引き当てられるオーダを表示できます。

扱い単位のすべての品目が出庫勧告に引き当てられると、扱い単位の状況が[引当済]になります。

発行済

出庫扱い単位の出庫勧告が発行済の場合、その扱い単位の状況は[発行済]になります。

発送確定済

出庫扱い単位が出庫勧告またはピッキングリストに従って保管場所から収集されて、発送確定保管場所に移動している場合、その扱い単位の状況は[発送確定済]になります。

さらに、[検査予定]状況の出庫扱い単位が検査後承認されると、その扱い単位の状況は[発送確定済]になります。承認済扱い単位は、発送確定保管場所に移動できます。

凍結済

この状況を使用すれば、出荷を確認する前に出荷伝票を出力できるようになります。[発送確定済]状況の扱い単位は、その扱い単位が関連付けられている出荷が[凍結済]状況になると、[凍結済]状況になります。この状況は、扱い単位の出荷の出荷伝票は出力できるが、出荷はまだ出荷済にできず、出荷と出荷ラインが変更できないことを示します。

一部凍結済

少なくとも 1 つの出荷ラインが凍結済で、ただし全部は凍結済でない場合は、複数の出荷ラインにリンクされた下位レベル扱い単位の状況が[一部凍結済]になります。

確認中

少なくとも 1 つの出荷ラインが確定済で、ただし全部は確定済でない場合は、複数の出荷ラインにリンクされた下位レベル扱い単位の状況が[確認中]になります。

扱い単位テンプレート (whwmd4160m000) セッションの 出荷に対して複数の品目を許可 チェックボックスがオンの場合は、1 つの扱い単位を複数の出荷ラインにリンクできます。

出荷済

出庫扱い単位はトラックまたはその他の輸送手段に積荷されており、倉庫を出発しています。[発送確定済]または[凍結済]状況の扱い単位は、その扱い単位が関連付けられている出荷ラインが[確認済]状況になると、[出荷済]状況になります。

輸送中

扱い単位は、ある倉庫から同じ LN 会社内の別の倉庫に輸送されています。扱い単位は出庫倉庫で確認されると[輸送中]状況になるため、移送先倉庫で扱い単位を受け取るために[扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションまたは[入庫 (whinh3512m000)] セッションで入庫レコードを作成できます。

クローズ

扱い単位の最終状況です。

入庫扱い単位は、次の場合に[クローズ]状況になります。

  • 扱い単位が[在庫]状況であり、マイナスの調整によって削除されている
  • 扱い単位が[隔離検査]状況であり、廃棄されている
  • 扱い単位が[検査予定]状況であり、[破壊]コマンドによって破壊されている
  • 扱い単位の品目数量全体が検査中に破壊され、検査が処理済である

出庫扱い単位の状況は、以下の場合に[クローズ]になります。

  • [隔離検査]状況になり、廃棄される
  • [出荷済]状況になり、[クローズ]コマンドによってクローズされる
  • [発送確定済]状況になり、調整の結果クローズされる
  • [発送確定済]状況になり、複数のストックポイントが含まれる。リンク先の出荷が確定済の場合は、扱い単位がクローズされます。
調整オープン

まだ処理されていないプラスの差異がある調整オーダラインに、扱い単位が生成されます。

変更用に引当済

未処理の「引当変更オーダ」または「在庫所有権変更オーダ」が扱い単位に存在しています。

扱い単位の所有権または引当は、扱い単位の「引当変更オーダ」または「在庫所有権変更オーダ」が処理されたときに変更されます。

一部引当済

扱い単位に含まれる品目の一部が出庫勧告にリンクされます。

約定引当済

扱い単位は有効で、約定引当数量が含まれていますが、出庫勧告はまだ作成されていません。

オープン

扱い単位は、入庫オーダに関連付けられます。[扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションまたは[入庫 (whinh3512m000)] セッションで扱い単位の入庫レコードを作成すれば、その扱い単位を倉庫に入庫できます。

オープン入庫

入庫レコードは、入庫オーダに関連付けられている扱い単位に作成されます。この扱い単位は、倉庫で入庫の準備が完了しています。扱い単位が、親子の扱い単位を含む扱い単位構造に属している場合、子扱い単位は親扱い単位から独立して入庫できます。たとえば、親扱い単位がパレット、子扱い単位がボックスの場合、まずパレットから 1 つまたは複数のボックスを受領し、残りのボックスはそのままにしておいて後から処理できます。

入庫済

入庫扱い単位の入庫レコードが確認済の状態です。倉庫で入庫してから登録された扱い単位は、倉庫に保管する手順に進むことができます。また、倉庫の入庫フローに検査が含まれている場合は、検査場所に移動できます。必要であれば、入庫訂正を実行できます。

勧告

以下の状況になったあと、入庫勧告が作成されます。

  • [入庫済]状況になる
  • [承認済]状況になる
検査予定

倉庫の入庫フローに検査が含まれる場合、[勧告]状況の入庫扱い単位は、入庫勧告や保管リストで指定された検査場所に移動すると、[検査予定]状況になります。倉庫に保管場所がない場合、検査を必要としている扱い単位は、入庫が確認された後で[検査予定]状況になります。

倉庫の出庫フローに検査が含まれる場合、[発行済]状況の出庫扱い単位は、出庫勧告やピッキングリストで指定された検査場所に移動すると、[検査予定]状況になります。

承認済

[検査予定]状況の入庫扱い単位が検査後承認されると、その倉庫の保管場所が管理されている場合、その扱い単位の状況は[承認済]になります。

承認済扱い単位は、倉庫の保管に勧告できます。[勧告]状況を参照してください。倉庫の保管場所が管理されていない場合、その扱い単位の状況は[在庫]になります。

隔離検査

扱い単位が倉庫検査中に不合格になっているか、扱い単位が製造から隔離検査に送付されています。扱い単位の処分の処理で説明されているように、この状況は、扱い単位の処分が処理され、隔離検査処理が完了するまで適用されます。

在庫

扱い単位は倉庫に保管されています。[勧告]状況の入庫扱い単位は、入庫勧告に従って倉庫に保管されています。そして、入庫フローに手順として含まれている場合は保管リストに従って倉庫に保管されています。倉庫の保管場所が管理されていない場合、扱い単位の状況は入庫の確認または検査における承認の後で[在庫]になります。

[発送確定済]状況の出庫扱い単位が即座に出荷されない場合、たとえば、顧客が考えを変えてすぐには商品を必要としなくなった場合、扱い単位は保管場所に戻すことができます。このような扱い単位は、出荷が保留中であることを示すために、まず[扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションで[未出荷]に設定されます。次に、[扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションの[確認]オプションを使用して扱い単位を保管場所に戻す必要があります。[未出荷]に設定すると、複数のストックポイントが含まれる扱い単位が[クローズ]に設定されます。これらの内容は、扱い単位なしで在庫内に保管されます。次の項目を参照してください。 扱い単位の出荷手順

製造中

製造オーダに関して扱い単位が生成されます。[製造オーダ扱い単位 (tisfc0506m000)] セッションの ラベル数量 フィールドで指定された扱い単位のラベル数量よりも少ない数量が完了として報告されます。

製造完了

[製造オーダ扱い単位 (tisfc0506m000)] セッションの ラベル数量 フィールドで指定された扱い単位の合計ラベル数量が完了として報告されます。これは、製造オーダに関して生成された扱い単位に当てはまります。

倉庫に発送済

扱い単位に含まれている 1 つ以上の品目が完了として報告され、[オーダの完了レポート (tisfc0520m000)] セッションの 倉庫に直接送信 チェックボックスがオンに設定されます。これは、製造オーダに関して生成された扱い単位に当てはまります。

隔離検査 ID

[倉庫管理ユーザプロファイル (whwmd1540m000)] セッションで指定されたシリーズに基づく隔離検査 ID。この番号は、在庫が隔離検査に送られるときに生成されます。

処分

扱い単位に対して指定された処分

数量 (棚卸単位)

現在の扱い単位の品目数量

単位

処分数量を表すときに使用する単位

オーダ

隔離検査品目が発生したオーダの発生元

オーダ

隔離検査品目が発生したオーダのオーダ番号

入庫ライン

不合格商品が発生したオーダラインに対応する入庫の識別番号

入庫ライン

不合格商品が発生したオーダラインに対応する入庫ラインの番号

理由

処分を指定した理由

責任

扱い単位に含まれる品目に責任を持つ当事者

購買元取引先

商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。

これは、購買返品オーダの返品先となる取引先です。

出荷元取引先

オーダ商品を組織に出荷する取引先。通常、これは発注先の物流センタまたは倉庫を表します。この定義には、商品の入庫先となるデフォルト倉庫、商品を検査するかどうか、運送業者および関連の購買元取引先が含まれます。

これは、購買返品オーダの出荷先となる取引先です。

処分オーダのオーダタイプ

処分オーダオーダタイプ

処分が[販売業者に返品]の場合、処分オーダタイプのデフォルト値は[購買オーダパラメータ (tdpur0100m400)] セッションの[不合格返品のオーダタイプ]フィールドから取得されます。

処分が[再分類]の場合、処分オーダタイプのデフォルト値は[発生元別デフォルトオーダタイプ (whinh0120m000)] セッションで処理タイプが[転送]、オーダ発生元が[転送]に定義されたデフォルトオーダタイプから取得されます。

処分オーダのシリーズ

処分オーダオーダシリーズ

処分が[販売業者に返品]の場合、購買オーダシリーズのデフォルト値はデフォルト処分オーダシリーズとして取得されます。

処分が[再分類]の場合、処分オーダタイプのデフォルト値は[発生元別デフォルトオーダタイプ (whinh0120m000)] セッションで処理タイプが[転送]、[出荷元]と[出荷先]が[倉庫]に定義されたデフォルトシリーズから取得されます。見つからない場合、[倉庫管理ユーザプロファイル (whwmd1140s000)] セッションまたは[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの倉庫オーダのデフォルトシリーズから取得されます。

処分が[再作業 (既存の仕様)]または[再作業 (新しい仕様)]の場合、オーダシリーズのデフォルト値はジョブショップ管理モジュールから取得されます。

不適合参照

委託が要件を満たさないために隔離検査に回される理由を示す参照

有効プロセス

このチェックボックスがオンの場合、扱い単位に含まれる品目がすべて受入およびプットアウェイされるとは限りません。

勧告ライン

扱い単位を対象とした入庫勧告の番号。入庫勧告は隔離検査場所から作成されます。品目または倉庫が保管場所管理されていない場合は、入庫勧告は作成されず、このフィールドは空になります。

勧告ライン

扱い単位を対象とした入庫勧告ラインの位置番号。入庫勧告は隔離検査場所から作成されます。品目または倉庫が保管場所管理されていない場合は、入庫勧告は作成されず、このフィールドは空になります。

勧告数量

処分が[現状のまま使用]または[不良なし]で、扱い単位が処理済である場合に、保管が勧告された数量。品目または倉庫が保管場所管理されていない場合、入庫勧告は作成されず、このフィールドは[処分数量]フィールドの処分数量と等しくなります。

プットアウェイ数量

処分が[現状のまま使用]または[不良なし]で、扱い単位が処理済である場合に、プットアウェイされる数量