品目 - シリアルおよび倉庫 (whltc5100m000)
セッションの目的: 個別に在庫に記録されているシリアル番号付品目のデータを表示およびメンテナンスします。「少量シナリオ」では、シリアル番号付品目はシリアル番号で個別に在庫に記録されます。このシナリオは、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションの在庫内シリアルチェックボックスがオンの場合に有効になります。
シリアル番号付品目の在庫表示を変更するには、[
] メニューで適切なオプションを選択します。このセッションを使用して、シリアル番号付品目に新規のシリアル番号をマニュアルで作成することもできます。
概要セッションウィンドウの最下部には、シリアル番号付品目ごとにシリアル番号の合計数量が表示されます。この数量は該当品目に関するシリアル番号の数量であり、該当品目の在庫の数量ではない点に注意してください。
- 品目
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購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- シリアル番号
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単一の物的品目に対する一意の識別番号。マスクを使用してシリアル番号が生成されます。シリアル番号は、たとえば日付、モデルや色の番号、連番などを示す複数のデータセグメントによって構成されます。
シリアル番号は品目および工具に対して生成することができます。
シリアル番号付品目用の新規シリアル番号をマニュアルで入力することができます。マニュアルで入力されたシリアル番号のレイアウトは、シリアル番号マスクによる管理を受けません。
新規のシリアル番号を入力する場合、シリアル番号の追加のみが可能であり、該当品目の在庫を増加させることはできないことに注意してください。このようにして入力したシリアル番号は、入庫ラインまたは調整ラインに引き当てることができます。
品目の在庫を増加させることができるのは、入庫または調整オーダの場合のみです。この場合は、シリアル番号を入庫ラインまたは調整オーダラインにリンクさせる必要があります。
- 状況
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シリアル番号付品目の状況シリアル状況は、少量シリアル番号付品目にのみ適用されます。[有効値]
- 取引先会社
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シリアル番号付品目の入庫元である購買元取引先のロジスティック会社
品目が購買元取引先から入庫されると、取引先会社が自動的に追加されます。出荷先会社で複数会社の倉庫転送を使用して別のロジスティック会社の倉庫に品目を転送した場合、取引先会社は、品目が最初に入庫された会社の ID になります。
取引先会社 ID を使用すると、取引先のデータベーステーブルが出荷元会社と出荷先会社で共有されていない場合に、複数会社の倉庫転送でロット品目またはシリアル品目を入庫できるようになります。
User Guide for Table Sharing (lncomtableshug/U9505)
- 倉庫
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シリアル番号付品目が保管される倉庫
- 利用可能
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このチェックボックスがオンの場合、リストされたシリアル番号が付いた品目は、リストされた倉庫および (保管場所が定義されている場合は) 保管場所からの出庫に利用可能です。
このチェックボックスがオフの場合、リストされたシリアル番号が付いた品目は、次のいずれかの理由により出庫に利用できません。
- 該当品目が「ブロック」である。品目/シリアル番号の組合せがブロックされている場合、該当品目に関するこのチェックボックスは自動的にオフになります。
- 品目/シリアル番号の組合せが、倉庫または倉庫の保管場所で入庫されていない。
- 該当品目に対する出庫勧告が生成されている。シリアル番号が出庫勧告またはピッキングリスト上で置換されると、このチェックボックスは再びオンになります。
- シリアル発生元
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シリアル番号付品目の発生元
- 有効化コード
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シリアル番号付品目が属するロットにリンクする有効化コード。ロットの有効化コードは、[品目 - ロット (whltc1100m000)] セッションで指定することができます。
- ロット
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シリアル番号付品目が属する「ロット」
- 出庫日
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シリアル番号付品目が在庫から引き出された日付
- 入庫日
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移送先倉庫で品目が実際に入庫した日付
- 取引先
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商品またはサービスのオーダ先の取引先。これは通常発注先の販売部署になります。この定義には、デフォルト価格と値引合意、購買オーダのデフォルト、受渡条件、関連する出荷元と請求元の取引先が含まれます。
- 取引先シリアル番号
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該当品目の取引先シリアル番号が利用可能な場合、このシリアル番号を現在のフィールドに入力することができます。
- 設計品目改訂
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設計品目改訂の番号
設計品目の最新の改訂を検索するには、[
]を選択します。次の場合には、最新の改訂の検索のみが可能です。
- 品目が改訂管理されている場合。このため、[品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションで品目の[改訂管理]チェックボックスをオンにします。
- 品目改訂がロット管理モジュールで考慮されている場合。つまり、[ロット管理パラメータ (whltc0100s000)] セッションの[ロット管理の設計改訂]チェックボックスがオンになっている必要があります。
- 手持在庫
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シリアル番号付品目の「手持在庫」
注:シリアル番号付品目の手持在庫は 1 または 0 にできます。
- 在庫日付
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保管時に品目に割り当てられる日付。在庫日付を使用すると、大規模なロット管理を実施しなくても FIFO (先入れ先出し) または LIFO (後入れ先出し) に基づいて品目を取り出すことができます。
在庫日付は、後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位、または品目の製品有効期限に使用されます。
後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位では、在庫日付のデフォルトはシステム日付です。しかし、この日付は上書きできるので、在庫日付は保管日付と同じである必要はありません。品目に特定の保存期間がある場合、在庫日付は品目について定義された製品有効期限です。
- 最終在庫検査日
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最新の在庫検査が行われた日付
この日付は、在庫検査の期日を決定するために使用されます。これは、[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションの[在庫検査の頻度]フィールドの値を、このフィールドで指定した日付に追加することで行われます。
- ブロック済在庫
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シリアル番号付品目の保留在庫
注:シリアル番号付品目の保留在庫は 1 または 0 にできます。
- 保管場所
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シリアル番号付品目が手持在庫である場合に保管される保管場所
- 引当済
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シリアル番号付品目の「保管場所引当済在庫」
注:シリアル番号付品目の引当済在庫は 1 または 0 にできます。
- 引当済保管場所
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シリアル番号付品目が引当済である場合に保管される保管場所
- オーダ済在庫
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シリアル番号付品目の「オーダ済在庫」
注:シリアル番号付品目のオーダ済在庫は 1 または 0 にできます。
- 棚卸単位
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品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 全処理ブロック
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このチェックボックスがオンの場合、シリアル番号付品目のすべての処理がブロックされます。
- 出庫ブロック
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このチェックボックスがオンの場合、該当のシリアル番号付品目は出庫ブロックされています。つまり、そのシリアル番号付品目を出庫することはできません。[処理別シリアルブロック (whwmd6136m000)] セッションで、シリアル番号付品目をブロック (またはブロック解除) できます。
- 転送 (出庫) ブロック
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このチェックボックスがオンの場合、該当のシリアル番号付品目は倉庫/保管場所からの転送がブロックされています。[処理別シリアルブロック (whwmd6136m000)] セッションで、シリアル番号付品目をブロック (またはブロック解除) できます。
- 組立ブロック
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このチェックボックスがオンの場合、該当のシリアル番号付品目は組立ブロックされています。つまり、該当のシリアル番号付品目を商品の組立に使用することはできません。[処理別シリアルブロック (whwmd6136m000)] セッションで、シリアル番号付品目をブロック (またはブロック解除) できます。
- オーダ会社
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シリアル番号付品目が入庫されるオーダの会社
- オーダタイプ
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シリアル番号付品目が入庫されるオーダのタイプ
- オーダ
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シリアル番号付品目の発生元のオーダ
- オーダライン
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シリアル番号付品目が入庫されるオーダラインの番号
- オーダ順序
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シリアル番号付品目が入庫されるオーダラインの連番
- 最終使用者
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- 最終使用者証明 ID
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シリアル番号付品目の最終使用者証明 (EUS)
最終使用者証明機能が導入されている場合、最終使用者証明 (EUS) と最終使用者申告 (EUD) は、入庫時にシリアル番号付品目にリンクされます。
- 最終使用者ライン
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シリアル番号付品目の最終使用者証明ライン
最終使用者証明機能が導入されている場合、最終使用者証明 (EUS) と最終使用者申告 (EUD) は、入庫時にシリアル番号付品目にリンクされます。
- 最終使用者申告 ID
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シリアル番号付品目の最終使用者申告 (EUD)
最終使用者証明機能が導入されている場合、最終使用者証明 (EUS) と最終使用者申告 (EUD) は、入庫時にシリアル番号付品目にリンクされます。
- 品目ライン
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シリアル番号付品目の最終使用者申告 (EUD) の品目ライン
最終使用者証明機能が導入されている場合、最終使用者証明 (EUS) と最終使用者申告 (EUD) は、入庫時にシリアル番号付品目にリンクされます。
- 最終使用者
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シリアル番号付品目の最終使用者申告 (EUD) の最終使用者
最終使用者証明機能が導入されている場合、最終使用者証明 (EUS) と最終使用者申告 (EUD) は、入庫時にシリアル番号付品目にリンクされます。
- 最終使用者名
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シリアル番号付品目にリンクされている最終使用者申告(EUD) の最終使用者の名前
最終使用者証明機能が導入されている場合、最終使用者証明 (EUS) と最終使用者申告 (EUD) は、入庫時にシリアル番号付品目にリンクされます。
- 記述
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シリアル番号付品目にリンクされている最終使用者申告(EUD) の最終使用者の役割
最終使用者証明機能が導入されている場合、最終使用者証明 (EUS) と最終使用者申告 (EUD) は、入庫時にシリアル番号付品目にリンクされます。