ロット在庫差異の原価詳細 (whltc1504m000)
セッションの目的: ロットの「在庫差異」に関する原価詳細を表示します。
ロット価格は、次の場合に企業単位で決定されます。
- [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの [企業構造] タブで、企業単位別標準原価フィールドが [有効] に設定されている。マルチサイトの有効化 - 概要を参照してください。
 - [品目 (tcibd0501m000)] セッションで、標準原価のレベルフィールドが [企業単位] に設定されている (アーカイブ会社を除く)
 
ロットが倉庫に入庫されると、その倉庫の企業単位がロットにリンクされます。この結果、特定のロットに属している品目が、別の企業単位に属している倉庫に入庫された場合は、1 つの「ロット」に複数の企業単位が存在することがあります。ロットにリンクされた企業単位ごとに、価格設定などのロットデータは異なります。
- 品目
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購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
 - サービス品目
 - 外注サービス
 - リスト品目 (メニュー/オプション)
 
 - ロット
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特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
 - 企業単位
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「ロット」に存在する企業単位
 - 処理日
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「在庫差異」の処理日
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一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)
次のような通貨タイプが使用できます。
- 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
 - 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
 
 - 差異連番
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連続した活動のデータレコードやステップを識別する番号。連番は、多くのコンテキストで使用されます。LN では通常、後続の品目やステップに対して連番が生成されます。状況に応じて、この番号を変更することができます。
 - 原価構成要素
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原価を分類するためにユーザが定義するカテゴリ
原価構成要素には次の機能があります。
- 品目の標準原価、販売価格、または評価額を細分化する
 - 見積の製造オーダ原価と実際の製造オーダ原価との比較レポートを作成する
 - 製造差異を計算する
 - 原価計算モジュール内で、特定の原価の配分をさまざまな原価構成要素について表示する
 
原価構成要素は次のような原価タイプから成ります。
- [作業費]
 - [材料費]
 - [付加費用]
 - [一般費用]
 - [適用なし]
 
注:組立管理 (ASC) を使用する場合、[一般費用] タイプの原価構成要素は使用できません。
 - 金額
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処理される「在庫差異」の金額
 - 時間
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各原価構成要素について「ロット」に割り当てられた差異時間数。
注:[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[原価計算の時間数の表示]チェックボックスがオンの場合にのみ、このフィールドが表示されます。