計画在庫処理 (whinp1500m000)

仕様

このチェックボックスがオンの場合、 現在の計画在庫処理に含まれる品目の仕様が表示されます。仕様に関する情報は、詳細セッションの [需要ペグ] グループボックスの各フィールドにあります。

ワークセンタ

作業が実施される予定のワークセンタ

記述

コードの記述または名称

サイト

自社のロジスティックデータをメンテナンス可能な企業の営業所。同じ場所に倉庫、部署および組立ラインが集まっています。マルチサイト環境では、サイトはサプライチェーンのモデル化に使用されます。

サイトには次の制約が適用されます。

• サイトは国をまたがることはできません。サイトの倉庫と部署はサイトと同じ国に存在している必要があります。
• サイトは、1 つの計画クラスタにリンクされます。そのためサイトの倉庫とワークセンタはすべて同じ計画クラスタに属している必要があります。
• サイトは、1 つのロジスティック会社にリンクされます。

サイトを企業単位にリンクする、または企業単位をサイトにリンクすることができます。

企業単位をサイトにリンクすると、サイトのエンティティが企業単位の配下になります。このため、サイトを企業単位にリンクすると、企業単位のエンティティがサイトの配下になります。

サイト記述

コードの記述または名称

オーダ

発生元オーダタイプ

計画在庫処理が生成されるオーダタイプ

注: 

未承認の購買オーダから生成された計画在庫処理の発生元オーダタイプは [購買オーダ勧告] です。購買オーダが調達パッケージの購買管理モジュールで承認されると、計画在庫処理の発生元オーダタイプは [購買オーダ] に変更されます。購買管理のオーダ手順の詳細については、購買オーダ手順を参照してください。

オーダ

この番号は、どのオーダまたは契約が在庫処理の誘引になるかを示します。

オーダライン

計画在庫処理を発生させたオーダまたは契約ラインの位置番号

連番

オーダラインの連番

部品表ライン

部品表内のライン番号

配分ライン

プロジェクトペグ配分ライン番号

注: 

配分ラインは、オーダラインのプロジェクトペグ配分と同じである必要があります。プロジェクトペグデータがオーダラインに存在する場合、配分ラインは 1 です。

プロジェクトペギングが導入されている場合にのみ、このフィールドを表示できます。

処理日

在庫処理の処理日。

入庫処理の場合、処理日は｢計画入庫日｣です。出庫処理の場合、処理日は｢計画納期｣です。

処理タイプ

在庫移動のタイプを表すために使用する分類

次の在庫処理タイプがあります。

• [出庫]

  倉庫から倉庫以外のエンティティに移動

• [入庫]

  倉庫以外のエンティティから倉庫に移動

• [転送]

  ある倉庫から別の倉庫に移動

• [仕掛品振替]

  ある原価計算ワークセンタから別の原価計算ワークセンタに移動

顧客オーダ番号

販売先取引先の購買オーダの番号

最初の出荷

｢入庫オーダライン｣にリンクされている作成日が最も早い ｢事前出荷通知｣

確率 (%)

成功率は、販売見積/購買引合のリストの中で、購買オーダにより納品が実現する可能性を示します。

品目

倉庫

商品を収容する場所。各倉庫に対して、住所データおよびそのタイプに関するデータを入力できます。

品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

• 原価品目 (電気代など)
• サービス品目
• 外注サービス
• リスト品目 (メニュー/オプション)

有効化コード

有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号

計画数量

在庫が調整される数量

輸送中の商品

｢入庫オーダライン｣について、出荷済だがまだ入庫されていない関連｢事前出荷通知｣ラインの合計数量。

輸送中の商品数量は｢棚卸単位｣で表されます。

輸送中の商品数量は、プロジェクトペギングオーダラインについて設定できません。したがって、現在のオーダラインがプロジェクトペギングである場合、このフィールドは空白です。

処理数量

出荷済であるが、まだ入庫されていない数量

注: 

このフィールドは転送の目的にのみ使用できます。

単位

数量を表す単位

計画から除外

このフィールドに数量 1 が入力されると、計画在庫処理は資材所要量計画と有効在庫で考慮されません。

計画在庫処理は、次に示す条件がすべて満たされる場合に、資材所要量計画と有効在庫から実行されます。

• 品目は少量シリアル番号付品目である

• シリアル番号付品目の状況が次のどれかである

  • [不合格]
  • [作業条件]
  • [リサイクル予定]
  • [破棄済]

• 発生元が次のとおりである

  • [販売 (マニュアル)]
  • [転送 (マニュアル)]
  • サービス

注: 

計画から除外される計画在庫処理は、次に示すタイプの実行で考慮されません。

• 統計在庫管理
• 時系列オーダポイント
• カンバン

予定在庫

処理日ごとに、計画在庫処理の結果として予測在庫が表示されます。同じ日付で複数の処理ラインがある場合は、その日付の予測在庫の最終日が表示されます。

予測在庫は品目別に表示できます。つまり、すべての倉庫の予測在庫のほか、品目と倉庫別にも表示されるため、特定の倉庫の品目の予測在庫がわかります。このためには、[表示]メニューで関連するソートオプションを選択します。

プロジェクト

プログラム

品目がリンクされるプロジェクトのコード

プロジェクト

プロジェクトコード

要素

プロジェクトにリンクされている要素

活動

プロジェクトにリンクされている｢活動｣

拡張

プロジェクトにリンクされている拡張

ペグ発生元

ペグの発生元である原価分割

原価構成要素

プロジェクトにリンクされている原価構成要素

ペグ配分

このチェックボックスがオンの場合、選択したオーダについて、ペグ配分データが存在します。

計画データ

APSによる計画

APS との統合は、現在行われていません。

ブロック

このチェックボックスがオンの場合、オーダはブロック済です。

顧客支給資材

資材の所有権を示します。資材を顧客が支給する場合、このチェックボックスがオンになります。

注: 

デフォルトでは、このチェックボックスはオフです。

このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの [顧客支給資材] チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。

確認の承認

このチェックボックスがオンの場合、発注先が確認した数量を承認します。[購買オーダライン (tdpur4101m000)] セッションまたは [購買オーダライン数量および日付 (tdpur4101m300)] セッションの [確認承認済] チェックボックスをオンにします。承認された確認済数量がオーダ数量よりも少ない場合、企業計画パッケージはユーザに不一致があることを示す警告を生成します。

顧客支給資材を含む

このチェックボックスがオンの場合、計画在庫処理は次のいずれかです。

• 外注販売オーダの出庫、または外注ジョブショップ管理オーダの資材出庫
• 外注ジョブショップ管理オーダの入庫

このチェックボックスがオフの場合、計画在庫処理は外注に関与しない入庫または出庫です。

注: 

会社コンセプトのパラメータの [顧客支給資材] チェックボックスがオフの場合、このフィールドは使用できません。

系列会社

このチェックボックスがオンの場合、取引先は系列会社です。

系列会社番号

取引先によって示される、系列会社としての会社番号

チャネル

商品を顧客グループに割り当てるために使用する、販売または物流チャネル

チャネルを販売先取引先と品目にリンクできます。チャネルは有効在庫 (ATP) との関連で使用します。

特定量の有効在庫をチャネルに割り当てることができます。この量によって、チャネルに対応する有効在庫の最大値が限定されます。

オーダ優先順位

直接資材供給 (DMS) に必要な時系列オーダポイントオーダ、オーダ管理/単一オーダ、および転送オーダを生成する際に LN が考慮するオーダ優先順位

出荷元取引先/出荷先取引先

処理にリンクされる取引先

購買元取引先/販売先取引先

処理にリンクされる取引先

出荷規則

商品の出荷に関する条件

指定可能な値

なし

出荷上の制約はありません。LN は利用可能在庫に基づいてオーダを処理します。在庫が十分な場合は、出荷完了になります。在庫が不十分な場合は、バックオーダになります。

オーダの一括出荷

すべてのオーダを一度の出荷で出荷する必要があります。結果的に、LN は部分納入を許可しません。在庫が不足すると、オーダの出荷が延期になります。

セットの一括出荷

以下の共通納入基準を持つすべてのオーダラインを、一度の出荷で出荷する必要があります。

• 納期
• 運送業者
• 倉庫
• 出荷先取引先
• 出荷先住所

LN はこれらのオーダラインに同じセット番号を割り当てます。他のオーダラインは別々に出荷できます。

ラインの一括出荷

各オーダラインは、全体として納入される必要があります。LN は各オーダラインに一意のセット番号を割り当てます。在庫が不足すると、オーダラインの出荷が延期になります。

ラインの出荷および取消

有効在庫が出荷されます。在庫が十分な場合は出荷完了になります。在庫が不十分な場合はバックオーダにならず、残余数量についてのオーダが取り消されます。LN は、事前定義された取消理由をオーダラインに入力します。この取消理由は[販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションの[出荷/取消の事前定義取消理由]フィールドで定義されます。

キットの一括出荷

主品目は、まとめて納入する必要があります。LN は、主品目を構成し、1 セットとして出荷する必要がある構成要素ラインに一意のセット番号を割り当てます。在庫不足の場合は主品目のバックオーダが生じ、このバックオーダも全体として納入する必要があります。

適用なし

このレベルでは、出荷規則は定義されません。

オーダ確約状況

計画在庫処理が販売オーダから作成される場合、このフィールドは SCS Order Promising Server によって判断される販売オーダラインの状況を示します。

販売オーダが作成された場合、デフォルトでオーダ確約状況は [未承認] になります。ただし、有効在庫チェックを実行して、オーダ確約を実施する際、オーダ確約はそのルールエンジンの前に販売オーダ納入ラインを処理します。[供給会社] フィールドが入力されると、オーダ確約状況は [合格] に変わります。

デフォルト

[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションの [SCS Planner で計画] チェックボックスが品目に関してオンの場合、[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションで販売オーダラインが作成されるときに、オーダ確約状況はデフォルトで [不合格] に設定されます。

デフォルトのオーダ確約状況は、次の場合 [適用なし] になります。

• [品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで [SCS Planner で計画] チェックボックスが品目に関してオフに設定されている
• [品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで [SCS Planner で計画] チェックボックスが品目に関してオン、および [販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションで [納入タイプ] フィールドが [直送] に設定されている
• [品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションで [SCS Planner で計画] チェックボックスが品目に関してオン、および [販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションで [在庫処理] フィールドの値が [構成要素出庫] になっている
• 販売オーダまたは販売オーダラインが EDI を通して作成される
• オーダ数量がゼロ

有効在庫 (ATP) 要求が SCS Order Promising Server に送信されると、SCS Order Promising Server は有効在庫チェックを実行し、適切なデータを販売管理モジュールに送り返します。SCS Order Promising Server で販売オーダラインが承認されると、オーダ確約状況は [承認] に変更されます。SCS Order Promising Server で販売オーダラインが拒否されると、オーダ確約状況は変更されず、[未承認] のままになります。

次の条件があてはまる場合、販売オーダラインの有効在庫チェックは、SCS Order Promising Server のオーダ受入エンジンで自動的に実行されます。

• [計画パラメータ (cprpd0100m000)] セッションの [販売の確約可能在庫チェック] チェックボックスがオンです。
• オーダ確約状況が [不合格]

価格

計画在庫処理の発生元のオーダまたは契約ラインの価格

価格通貨

品目価格を表す通貨

オリジナルオーダ数量

発注先が引き当てられているオリジナル計画入庫数量、または自社が引き当てられているオリジナル計画納入数量

オリジナル日付

発注先が引き当てられているオリジナル計画入庫日、または自社が引き当てられているオリジナル計画納期

所有権

所有権

会社所有

会社所有

委託

委託

顧客所有

顧客所有

出庫済として返品

たとえば製造出庫済の品目よりも所要品目の数が少なかったなどの理由により、品目が製造環境から倉庫に返品された場合、出庫時の本来の所有者が再度所有者になります (品目が損傷していない場合)。

繰延

発注先から顧客に所有権が転送される日付はまだ不明です。変更日は品目のピッキングが済んだ後に決まり、商品転送に関与する両方の倉庫タイプおよび発注先と顧客の間の契約によって左右されます。

適用なし

自己組織が在庫を所有します。所有権処理では、非所有在庫のみを参照します。

在庫が所有されている場合、所有権の値は [適用なし] になります。

所有者

品目を所有している取引先。このフィールドが未入力の場合は、自社が在庫を所有しています。所有者が購買元取引先と異なる場合、その所有者は、海外部署など自分の組織内にある他の企業単位の内部取引先に該当します。購買元取引先が所有者の場合は、品目が非所有委託で保持されます。

確認済

このチェックボックスがオンの場合、確認済納期を持つ購買オーダが現在の計画入庫処理にあります。

需要ペグ

引当先販売先取引先

在庫を引当済、または供給オブジェクトのハードペギング済の販売先取引先。

供給と需要を一致させるためにこの特徴が利用されます。

引当先出荷先取引先

在庫が引当済の出荷先取引先

ビジネスオブジェクト

[販売オーダ] または [サービスオーダ] など、在庫が引当済となっているか、供給オブジェクトがハードペギングとなっているオーダのタイプ

注: 

次のフィールドは、常に組み合わせて使用します。これらのフィールドの組合せによって対応するオーダやオーダラインを識別します。

• [ビジネスオブジェクトタイプ]
• [ビジネスオブジェクト]
• [ビジネスオブジェクト参照]

指定可能な値

サービス (マニュアル)

メンテナンス販売オーダ

メンテナンス販売オーダ

メンテナンス販売 (マニュアル)

メンテナンス作業オーダ

メンテナンスオーダ

メンテナンス作業オーダ (マニュアル)

販売オーダ

販売オーダ

販売スケジュール

販売スケジュール

適用なし

販売 (マニュアル)

サービスオーダ

サービスオーダ

ビジネスオブジェクト

在庫を引当済、または供給オブジェクトをハードペギング済のオーダ、またはオーダライン

供給と需要を一致させるためにこの特徴が利用されます。

注: 

次のフィールドは、常に組み合わせて使用します。これらのフィールドの組合せによって対応するオーダやオーダラインを識別します。

• [ビジネスオブジェクトタイプ]
• [ビジネスオブジェクト]
• [ビジネスオブジェクト参照]

参照

在庫が引当済となっているか、供給オブジェクトがハードペギングとなっている参照コード

供給と需要を一致させるためにこの特徴が利用されます。

このフィールドは次の 2 とおりの方法で使用できます。

• [販売先取引先] フィールドが入力済の場合、[参照] フィールドを使用して顧客定義による参照コードが記録されます。
• [販売先取引先] フィールドが空の場合、[参照] フィールドを使用して内部参照が記録されます。

参照コードを使用すると、一連の部品の工順が異なる場合 (たとえば、一部の部品が外注先に輸送されて後で返却される場合) でも、それらの部品を互いにリンクしたままにできます。

派生元製品バリアント

構成可能品目の一意の構成。バリアントは構成処理に由来し、特徴オプション、構成要素、作業などの情報を含みます。

例

構成可能品目: 電気ドリル

オプション:

• 3 つの電源 (電池、12 V または 220 V)
• 2 色 (青、灰)

これらのオプションから合計 6 つの製品バリアントが生じます。

製品バリアント

コードの記述または名称

構成済品目のオプションと特徴の ID。この ID は、需要と供給を一致させるために品目仕様で使用されます。

事前出荷通知の仕様には、オプションリスト ID が含まれます。事前出荷通知の仕様は、[入庫オーダライン (whinh2110m000)] セッションから生成されます。同様に、入庫オーダラインの仕様は、購買スケジュールラインから生成されます。

倉庫管理で構成可能な購買品目に対して、オプションリスト ID のみが仕様となっています。これは、在庫が、オプションリスト ID ごとにメンテナンスされていること、および同一のオプションリスト ID を持つすべての製品バリアントの在庫の合計であることを意味しています。