クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインの生成 (whinh6200m000)

セッションの目的: 一連の「クロスドックオーダ」または「クロスドックオーダライン」 (あるいは両方) を生成します。

クロスドックオーダラインの生成

[クロスドックオーダライン] を選択すると、一連のクロスドックオーダのクロスドックオーダラインが生成されます。LN は、「ユーザ優先順位」および「システム優先順位」に従って、すべてのクロスドックオーダの優先順位設定とソートを実行します。LN は次に、指定された選択範囲内で、優先順位の最も高いクロスドックオーダから順に、クロスドックオーダを満たすことができる入庫オーダラインを検索します。クロスドックオーダを (部分的に) 満たすことができる入庫オーダラインがクロスドックオーダラインとして追加されます。最初に、まだ勧告されていない入庫済数量についてクロスドックオーダラインを作成します。次に、入庫されていない数量のクロスドックオーダラインを作成します。LN は、入庫されていない数量に関して、入庫オーダラインの計画入庫日、出庫オーダライン (クロスドックオーダ) の計画納期、および倉庫内の品目の「クロスドックリードタイム」を考慮します。

計画入庫日の時間ウィンドウ

時間ウィンドウを作成するには、[生成] タブで [最小許容範囲] フィールドと [最大許容範囲] フィールドを使用します。時間ウィンドウでは、入庫オーダラインの計画入庫日と出庫オーダラインの計画納期の間にある「クロスドックリードタイム」が考慮されるため、これら 2 つの日付を簡単に照合できます。

注: 

この時間ウィンドウは、まだ入庫の必要がある入庫オーダラインについてのみ考慮されます。

生成
クロスドックオーダ
クロスドックオーダ

このチェックボックスがオンの場合、クロスドックオーダを生成できます。

既存のクロスドックオーダを先に削除

このチェックボックスがオンの場合、未承認および未勧告のすべてのクロスドックオーダラインが削除されます。これらのクロスドックオーダラインの状況は、[オープン]または[取消済]です。次に、状況が[オープン] (かつまだクロスドックされていない) または[取消済]であるすべてのクロスドックオーダラインも削除されます。それまでの (在庫) 状態によっては、新規クロスドックオーダが生成されることがあります。[クロスドックオーダ]の[クロスドックオーダライン]チェックボックスがオンの場合、新規のクロスドックオーダが生成されることもあります。

注: 

クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインの削除は、入力した倉庫範囲および品目範囲についてのみ実行されます。他のどの範囲またはオプションも考慮されません。

生成
常時

最小クロスドック数量または最大クロスドック数量のいずれか一方にでも一致する場合、指定された選択範囲について常にクロスドックオーダが生成されます。

最小クロスドック数量が定義されていて、オーダ数量がそのクロスドックオーダ数量と同じであるだけでも、LN はクロスドックオーダを作成します。

タイムフェーズ不足

出庫オーダラインの計画納期にタイムフェーズの在庫不足が発生すると、指定された選択範囲についてクロスドックオーダが生成されます。 最小クロスドック数量および最大クロスドック数量が考慮されます。

最小クロスドック数量が定義されていて、オーダ数量がその最小クロスドックオーダ数量と同じであるだけでも、計画納期にタイムフェーズの在庫不足が発生すると、LN はクロスドックオーダを作成します。

倉庫 - 品目に対応

LN は、[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションの[出庫オーダの倉庫への発行時にクロスドックオーダを作成]の設定にもとづいてクロスドックオーダを生成します。

シリーズ

同じシリーズコードで始まるオーダ番号または伝票番号のグループ

シリーズにより、特定の特徴を持つオーダを識別することができます。たとえば、大きな会計オフィスが処理する全販売オーダは LA (LA0000001、LA0000002、LA0000003 など) で始まります。

クロスドックオーダライン
クロスドックオーダライン

このチェックボックスがオンの場合、クロスドックオーダラインを生成できます。

クロスドックオーダラインの承認

このチェックボックスがオンの場合、クロスドックオーダラインはただちに承認されます。このチェックボックスがオフの場合、マニュアルで、または[クロスドックオーダラインの承認 (whinh6210m100)] セッションを使用して、クロスドックオーダラインを承認できます。

注: 
  • 商品は、クロスドックオーダラインが承認済となって初めてクロスドックされます。
  • このセッションは、[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションの自動承認クロスドックオーダライン設定の影響を受けません。
最小許容範囲

入庫オーダラインをクロスドックオーダにリンクするために使用される時間ウィンドウの下限値を入力します。

詳細は、次の情報を参照してください: クロスドッキングタイムウィンドウ

最大許容範囲

入庫オーダラインをクロスドックオーダにリンクするために使用される時間ウィンドウの上限値を入力します。

詳細は、次の情報を参照してください: クロスドッキングタイムウィンドウ

単位

時間許容範囲を表す単位

選択範囲
倉庫

商品を収容する場所。各倉庫に対して、住所データおよびそのタイプに関するデータを入力できます。

発送確定保管場所

特定の「発送確定保管場所」または一定範囲の発送確定保管場所を入力すると、クロスドックオーダおよびクロスドックオーダラインだけが生成され、指定された発送確定保管場所 (複数も可) にクロスドックされます。

発送確定保管場所は、クロスドックオーダをマニュアルで作成するときに定義することも、生成済クロスドックオーダについて指定することもできます。生成済クロスドックオーダの場合、発送確定保管場所は、[倉庫 - ドック位置 (whwmd2120m000)] セッションで品目または取引先ごとの定義に従って「ドック」保管場所になります。この保管場所が定義されていない場合、[倉庫 (whwmd2500m000)] セッションでの定義に従ってデフォルトの発送確定保管場所となります。

オプション
特急オーダのみ

このチェックボックスがオンの場合、 特急オーダとマークされている入庫オーダラインについてのみクロスドックオーダラインが生成されます。

計画オーダを含む

このチェックボックスがオンの場合、状況が[計画済]である入庫オーダラインにもクロスドックオーダラインが生成されます。詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫オーダおよびオーダラインの計画済状況

レポート
生成済クロスドックオーダとクロスドックオーダライン

このチェックボックスがオンの場合、すべての生成済クロスドックオーダまたはクロスドックオーダラインをリストするレポートが生成されます。

エラーレポート

このチェックボックスがオンの場合、 LN はエラーレポートを生成します。

削除済クロスドックオーダとクロスドックオーダライン

このチェックボックスがオンの場合、すべての削除済クロスドックオーダまたはクロスドックオーダラインをリストするレポートが生成されます。

オーダ選択範囲
出庫オーダ選択
出庫オーダ発生元

出庫オーダラインのオーダ発生元

クロスドックオーダは、次のオーダ発生元の場合に生成できます。

  • [ASC 生産]
  • [ASC 生産 (マニュアル)]
  • [EP 物流]
  • [メンテナンス販売 (マニュアル)]
  • [メンテナンス作業 (マニュアル)]
  • [メンテナンス販売]
  • [メンテナンス作業]
  • [プロジェクト]
  • [プロジェクト (マニュアル)]
  • [販売]、以下を除く 
    • 委託」請求
    • コレクトオーダ
    • 遡及請求オーダ
    • コストオーダ
  • [販売 (マニュアル)]
  • [販売スケジュール]
  • [サービス]
  • [サービス (マニュアル)]
  • [JSC 生産]、バックフラッシュを除く
  • [JSC 生産 (マニュアル)]
  • [転送]、[仕掛品振替]処理タイプを除く
  • [転送 (マニュアル)]、[仕掛品振替]処理タイプを除く
注: 

上記に示した例外に加えて、クロスドックオーダは返品オーダブランケットオーダについても作成できません。

出庫オーダ

出庫オーダライン」番号

ライン

倉庫オーダライン番号。倉庫管理以外のパッケージで生成されたオーダの場合、この番号はオリジナルのオーダライン番号と同じになります。

連番

倉庫オーダラインの連番

部品表ライン

部品表内のライン番号

注: 

出庫オーダラインの[在庫処理]によって、次のようになります。

  • [主品目別]の場合、クロスドックオーダは主品目にのみ作成できます (出庫オーダライン)。
  • [構成要素別]の場合、クロスドックオーダは構成要素にのみ作成できます (部品表ライン)。
プロジェクトペグライン

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 出庫オーダラインのプロジェクトペグライン

計画納期

出荷の納品が計画される日付

入庫オーダ選択
入庫オーダ発生元

入庫オーダラインのオーダ発生元

クロスドックオーダラインは、次のオーダ発生元の場合に生成できます。

  • [メンテナンス販売]
  • [メンテナンス販売 (マニュアル)]
  • [メンテナンス作業]
  • [メンテナンス作業 (マニュアル)]
  • [JSC 生産]、バックフラッシュを除く
  • [JSC 生産 (マニュアル)]
  • [転送]、[仕掛品振替]処理タイプを除く
  • [転送 (マニュアル)]、[仕掛品振替]処理タイプを除く
  • [プロジェクト]
  • [プロジェクト (マニュアル)]
  • [購買]
  • [購買スケジュール]
  • [購買 (マニュアル)]
  • [EP 物流]
入庫オーダ

入庫オーダライン」番号

ライン

倉庫オーダライン番号。倉庫管理以外のパッケージで生成されたオーダの場合、この番号はオリジナルのオーダライン番号と同じになります。

連番

倉庫オーダラインの連番

部品表ライン

部品表内のライン番号

注: 

出庫オーダラインの[在庫処理]によって、次のようになります。

  • [主品目別]の場合、クロスドックオーダは主品目にのみ作成できます (出庫オーダライン)。
  • [構成要素別]の場合、クロスドックオーダは構成要素にのみ作成できます (部品表ライン)。
プロジェクトペグライン

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 入庫オーダラインのプロジェクトペグライン

計画入庫日

商品の移送先倉庫への到着予定日

クロスドックオーダ選択
クロスドックオーダ

クロスドックオーダ」番号

クロスドックオーダ状況
オープン

クロスドックオーダラインは、作成されると[オープン]状況になります。

計画済

クロスドックオーダは、1 つまたは複数のクロスオーダラインが[承認済]状況で、[勧告済]状況のクロスドックオーダラインがない場合、[計画済]状況になります。

処理中

クロスドックオーダは、1 つまたは複数のクロスドックオーダラインが[勧告済]状況の場合、[処理中]状況になります。

発送確定済

クロスドックオーダは、クロスドック済実際数量とクロスドック要求済数量が等しい場合、[発送確定済]状況になります。

クローズ

クロスドックオーダは、出庫オーダライン (BOM) が[出荷済]状況の場合、[クローズ]状況または[取消済]状況になります。クロスドック済実際数量がゼロの場合、クロスドックオーダは[取消済]状況になります。そうでない場合は、[クローズ]状況になります。

取消済

クロスドックオーダは、出庫オーダライン (BOM) が[出荷済]状況の場合、[クローズ]状況または[取消済]状況になります。実際にクロスドックされた数量がゼロの場合、クロスドックオーダは[取消済]状況になります。そうでない場合は、[クローズ]状況になります。クロスドックオーダの取消 (whinh6200m200) も参照してください。

ユーザ優先順位

ユーザが入力した優先順位。ユーザ優先順位とシステム優先順位を使用してクロスドックオーダの優先順位が決定されます。そして、クロスドックオーダラインを生成し、入庫勧告時に、最も優先順位の高いクロスドックオーダのクロスドックオーダラインを最初に勧告します。

注: 

ユーザ優先順位はシステム優先順位よりも先に考慮されます。

  • 最大値: 2147483647
  • 最小値: 1