調整オーダ差異の承認 (whinh5821m000)

セッションの目的: 承認が必要な「調整オーダ」ラインを承認します。

調整オーダラインを承認するには、承認する調整オーダラインを選択して、適切なメニューから [オーダラインの承認] オプションを選択します。オーダラインを承認できるのは、状況が [承認] に設定されている場合のみです。

 
オーダ

調整オーダ」のオーダ番号

ライン

オーダラインを識別する位置番号

扱い単位

梱包と内容からなる一意に識別可能な物理的な単位。扱い単位には、品目を含めることができます。扱い単位には、品目の梱包に使用する梱包資材の構造があります。または、扱い単位がその構造の一部を構成します。

扱い単位には、次の属性が含まれています。

  • 識別コード
  • 梱包品目 (オプション)
  • 梱包品目数量 (オプション)

品目を扱い単位にリンクさせる場合、その品目は扱い単位によって梱包されます。梱包品目は、扱い単位を構成するコンテナやその他の梱包資材のタイプを指します。たとえば、扱い単位を木枠に指定するには、扱い単位の梱包品目に木枠を定義します。

扱い単位あり

このチェックボックスがオンの場合、在庫に扱い単位が存在します。必要に応じて、このチェックボックスをオフにして、在庫から扱い単位を削除することができます。

品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
保管場所

商品を保管する、倉庫内の独立した場所

倉庫は、利用可能スペースの管理や、保管されている商品の照会のために、複数の保管場所に分割することができます。保管条件およびブロックは保管場所ごとに適用できます。

ロット

特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。

在庫日付

品目が保管された時点でその品目に割り当てられた日付。品目に特定の保存期間が設定されている場合、在庫日付はその品目に対して定義された製品有効期限になります。

デフォルト

[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションの[出庫方法]フィールドの値が次のいずれかの場合、デフォルトの在庫日付は現在の日付になります。

  • [LIFO]
  • [FIFO]

[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションの[出庫方法]フィールドの値が[保管場所別]の場合、在庫日付は指定されません。

承認

調整オーダラインの承認状況

指定可能な値

  • [承認]

    差異は、さらに処理を進める前に、承認する必要があります。
  • [承認済]

    このセッションで差異が承認済です。このため、オーダラインは処理できます。
  • [不要]

    承認の必要がありません。
ストックポイント在庫

ストックポイントにある数量。「保管単位」で表されます。

調整済在庫 (棚卸単位)

ストックポイントの実際数量。「保管単位」で表されます。

品目がシリアル番号管理されており、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000)] セッションの[在庫内シリアル]チェックボックスがオンの場合、実際在庫をこのフィールドに入力できません。実際在庫を指定するには、[シリアル]をクリックします。[調整オーダラインストックポイント詳細 (whinh5126m000)] セッションが開始されるため、シリアル番号を登録し、シリアル番号が実際に在庫にあるかどうか指定できます。

差異

LN に登録されている数量とストックポイントの実際数量の差異。「保管単位」で表されます。

単位

差異を表すために使用する単位

処理済

このチェックボックスがオンの場合、この調整オーダラインは処理済です。したがって、LN の在庫が調整されており、会計取引が実行されています。

倉庫

調整オーダが適用される倉庫のコード

注: 

在庫調整オーダラインがプロジェクト倉庫に関する場合、在庫調整オーダを処理する前に[調整オーダラインペグ配分 (whinh5127m000)] セッションでプロジェクトデータを指定する必要があります。[調整オーダラインペグ配分 (whinh5127m000)] セッションは現在のセッションの適切なメニューメニューから開始できます。

サイト

倉庫のサイト

梱包定義

品目とその梱包固有の構成。品目の梱包定義は、たとえば、1 つのパレットに 12 個のボックスがあり、各ボックスに 4 個が含まれる、のようになります。

調整価格の使用

このチェックボックスがオンの場合、調整オーダラインに関連付けられた会計取引について、現在のセッションに指定されている[調整価格]が使用されます。

調整価格を指定、または修正できるのは、このチェックボックスがオンの場合のみです。

このチェックボックスは、次の両方の条件があてはまる場合のみ使用できます。

  • 調整オーダラインがプラスの差異に関するものである
  • 品目の在庫評価方法が [標準原価] ではない。品目の在庫評価方法は、[倉庫別品目データ (whwmd2110s000)] セッションで表示できます。
調整価格

各品目の新しい価格

デフォルト

次のようにデフォルトの調整価格が取得されます。

  • 品目がプロジェクト品目ではない場合、デフォルトの調整価格は「標準原価」です。標準原価は、製造標準原価計算モジュールから取得されます。
  • 品目がプロジェクト品目の場合は、プロジェクトからデフォルトの調整価格が取得されます。

調整価格を指定、または修正できるのは、現在のセッションで[調整価格の使用]チェックボックスがオンの場合のみです。[調整価格の使用]チェックボックスがオフの場合、現在のフィールドに調整価格は指定されません。

調整価格を表す通貨

調整額

棚卸単位で表す調整価格に差異をかけたもの

調整額を表す通貨

棚卸資産評価額

在庫調整の在庫資産評価に対する影響 (見積)。単位別に表されます。

棚卸資産評価額 = 評価金額 ÷ 差異の数量
注: 

評価額は、[調整価格の使用] チェックボックスがオフの場合にのみ表示されます。

取引額

在庫の在庫資産評価に対する影響 (見積)。

注: 

プラスの調整の場合、処理金額には入庫付加費用が含まれます (適用される場合)。この値は、オーダが見積値とともに入力されるときに計算され、実際処理金額を使用してオーダが処理されるときに更新されます。次のシナリオでは、実際処理金額と見積処理金額との間に差異が発生することがあります。

  • マイナスの調整の場合、棚卸資産評価額がオーダの入力時点と実際の処理時点で変化したときに差異が発生します。
  • プラスの調整の場合、プラスの調整の評価基準が棚卸資産評価額 ([在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションで定義) であり、かつ[在庫評価方法]が[移動平均単位原価 (MAUC)] (評価グループ別) に設定されているときに差異が発生することがあります。この[移動平均単位原価 (MAUC)] (評価グループ別) は、オーダの入力時点からオーダの実際の処理時点までに変化する可能性があります。
ストックポイント在庫 (棚卸単位)

ストックポイントにある数量。「棚卸単位」で表されます。

ストックポイント在庫を表すために使用される「棚卸単位」

調整済在庫 (棚卸単位)

ストックポイントの実際数量。「棚卸単位」で表されます。

差異 (棚卸単位)

LN に登録されている数量とストックポイントの実際数量の差異。「棚卸単位」で表されます。

調整価格

[調整オーダライン (whinh5121m000)] セッションの 調整価格 フィールドから取得された調整価格、または [調整価格] フィールドに調整価格が指定されていない場合は標準オーダ価格

調整価格

調整価格を表す通貨