出庫勧告の生成 (whinh4201m000)
セッションの目的: 「出庫勧告」を生成します。また、出庫勧告、不足リスト、ラベルを勧告別や単位別に出力できます。出庫勧告は、[出庫勧告 (whinh4525m000)] セッションで表示できます。
処理するオーダの範囲や特定のオーダは、次のように選択できます。
- 特定のオーダを選択するには、[[特定オーダ選択 (whinh2800m000)] セッションが開始され、最大で 10 件のオーダを選択できます。 ] をクリックします。
- 別のオーダを選択して処理するには、[[特定オーダ選択 (whinh2800m000)] セッションで選択した内容が削除されます。 ] をクリックします。この結果、
- 特定の選択を新規に実行するには、[ ] をクリックします。
- 出荷選択範囲
-
- 実行
-
ユーザが指定または選択した「実行番号」
実行番号を指定しないと、必要に応じて実行番号を作成するかどうかの確認が求められます。[はい] をクリックした場合に、選択されたどのオーダのデフォルト実行番号も存在しないと、実行番号が生成されます。
選択されたいずれかのオーダのデフォルトのカンバン実行番号が [発生元別デフォルトオーダタイプ (whinh0120m000)] セッションまたは [倉庫 (whwmd2500m000)] セッションに存在する場合は、この実行番号が使用されます。この実行番号は、選択範囲内のカンバンオーダと非カンバンオーダの両方に使用されます。
[いいえ] をクリックした場合に、選択されたどのオーダのデフォルト実行番号も存在しないと、出庫勧告が生成されません。デフォルト実行番号が存在する場合は、この実行番号を使用して、選択範囲内のカンバンオーダと非カンバンオーダの両方の出庫勧告が生成されます。
注:[実行 (whinh4100s000)] セッションの再使用を常に許可チェックボックスがオフの場合に、完全に処理されていない出庫勧告に割り当てられた実行番号を選択すると、次のいずれかの選択を求めるダイアログボックスが表示されます。
- [No] (この実行番号をスキップする場合)
- [Yes] (現在のインスタンスにこの実行番号を再使用する場合)
- [再使用を常に許可] (この実行番号の再使用を常に許可する場合)
3 番目のオプションを選択すると、[実行 (whinh4100s000)] セッションの [再使用を常に許可] チェックボックスが自動的にオンになります。
- 選択範囲の上書き
-
このチェックボックスがオンの場合、 「実行番号」で特定される倉庫オーダラインのセットは、ユーザ定義の選択範囲を上書きします。
- オプション
-
- クロスドックオーダの作成
-
このチェックボックスがオンの場合、出庫勧告不足に関する「クロスドックオーダ」が作成されます。クロスドックオーダの要求数量は、在庫不足と同じになります。
- 代替品目を処理
-
このチェックボックスがオンの場合、要求された品目が利用不可であり、かつ代替資材が部品表 (BOM) に定義されているときには、代替資材が発行されます。
[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000)] セッションの [代替資材] チェックボックスがオフになっている場合、このチェックボックスは表示されません。
- 在庫不足での出庫勧告の作成
-
このチェックボックスがオンの場合、在庫が不足しているときでも出庫勧告が生成されます。
[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの [マイナス在庫] チェックボックスがオフになっている場合、このチェックボックスは使用できません。
マイナス在庫の出庫勧告が、[倉庫別品目データ (whwmd2510m000)] セッションの マイナス在庫を許可 フィールドの設定でマイナス在庫の出庫勧告が許可されている選択範囲内の品目に対して作成されます。
注:このチェックボックスがオフの場合、在庫不足の場合でも、[出庫勧告 (whinh4525m000)] セッションで出庫勧告をマニュアルで作成することができます。
- 過剰在庫および転送可能在庫の再計算
-
このチェックボックスがオンの場合、利用可能な「過剰在庫」および転送可能在庫 (ATT) が再計算されます。
注:[プロジェクトペギング] 機能が導入されている場合にのみ、このフィールドが表示されます。
- 許容超過納入
-
このチェックボックスがオンの場合、生成済出庫勧告の数量が出庫オーダラインの勧告予定数量を上回ることができます。
注:このオプションは、扱い単位が使用される品目および倉庫に適用されます。
許容最大超過納入は、[出庫オーダライン (whinh2120m000)] セッションの許容超過納入数量フィールドで指定します。
- 出力
-
- 勧告
-
このチェックボックスがオンの場合、出庫勧告が作成後に出力されます。
- 不足
-
このチェックボックスがオンの場合、引当不可の品目の不足リストが出力されます。
- プロジェクト原価ペグ転送
-
このチェックボックスがオンの場合、出庫勧告の作成時に作成された原価ペグ転送のデータが出力されます。
注:[プロジェクトペギング] 機能が導入されている場合にのみ、このフィールドが表示されます。
- 所有権
-
このチェックボックスがオンの場合、保管リストに記載されている「所有権」が出力されます。
- 品目/品目グループ保管条件
-
このチェックボックスがオンの場合、出庫手順について出力される伝票/レポートに [品目/品目グループ保管条件] の内容が出力されます。
- 倉庫/場所保管条件
-
このチェックボックスがオンの場合、出庫手順について出力される伝票/レポートに [倉庫/場所保管条件] の内容が出力されます。
- 事前定義デバイスに出力
-
このチェックボックスがオンの場合、レポートまたは伝票を出力するためのデフォルトプリンタが選択されます。デフォルトプリンタの使用は、設定によって決まります。詳細は、次の情報を参照してください: デフォルトプリンタ
注:デフォルトでは、このチェックボックスはオンです。
- 並び順
-
- ソート基準
-
生成する出庫勧告のデータをソートする方法を指定します。
指定可能な値:
- [オーダ]
- [保管場所]
- [保管場所の出庫優先順位]
- [発送確定保管場所]
- [オーダセット]
- [出荷参照]
- [顧客オーダ]
- ラベル出力
-
- ラベルの出力
-
「ラベル」の出力オプション
指定可能な値:
- [なし]: 出庫勧告にラベルが出力されません。
- [オーダ設定に従う]: オーダ設定に基づいて出庫勧告が出力されます。
- [オーダ設定に従わない]: オーダ設定が却下され、ラベルをマニュアルで出力するオプションが有効になります。
- ラベル出力設定
-
- ラベルの出力方法
-
定義したレイアウトを持つラベルの出力に使用するアプリケーションを指定できます。
指定可能な値
- Infor LN
-
LN によりラベルが出力されます。
- 外部アプリケーション
-
外部アプリケーションによりラベルが出力されます。
注:梱包レベルのビジネスオブジェクト文書を導入している場合にのみ、このフィールドが表示されます。
このフィールドの デフォルト は [Infor LN] です。
梱包レベルのビジネスオブジェクト文書を導入していない場合、[外部アプリケーション] は適用できません。
- ラベルレイアウト
-
ラベルの出力で従う必要があるレイアウトのコード
[ラベル出力方法] で次のいずれかのオプションを選択した場合は、ラベルレイアウトを指定する必要があります。
- [ライン別]
- [単位別]
- コピー数
-
出力するラベルのコピー数
- 扱い単位のみ
-
このチェックボックスがオンの場合、扱い単位を使用する品目についてのみ、ラベルが出力されます。
- ラベル出力方法
-
出庫勧告のラベルの出力方法
- [ライン別]: ラベルはライン別に出力されます。
- [単位別]: ラベルは、ラインの各単位に対して出力されます。
- 勧告ログ
-
- 勧告ログ
-
出庫勧告ログを作成する必要があるかどうか、また作成する場合はどの種類を作成するのかを示します。
出庫勧告ログでは、出庫勧告が生成されるときに行われた決定を表示できます。出庫勧告ログは、たとえば、品目不足がレポートされている理由や予測していなかった他の在庫が勧告された理由などを追跡するために使用できます。
出庫勧告ログは、[出庫勧告ログ (whinh3526m000)] セッションで表示できます。[出庫勧告ログ (whinh3526m000)] セッションを開始するには、現在のセッションにある [ ] をクリックします。
- なし
-
LN は出庫勧告ログを作成しません。
- 限定
-
LN は、勧告対象の在庫を検索している間に行った意思決定を含む出庫勧告ログを作成します。
- 完全
-
LN は次の情報を含む出庫勧告ログを作成します。
- LN が勧告対象の在庫を検索しているときに行った意思決定です。
- LN が勧告を試みた在庫に関する情報。勧告されていない在庫がある場合、LN はこの在庫に勧告していない理由も記録します。
- オーダ選択範囲
-
- 出荷参照
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 出庫勧告が作成される出荷参照
- 返品オーダを含む
-
このチェックボックスがオンの場合、選択範囲の返品オーダについても出庫勧告が生成されます。
- 返品不合格品を含む
-
このチェックボックスがオンの場合、特定条件を満たす購買返品オーダが含まれます。
条件には次のものがあります。
- 選択範囲に存在する
- 隔離検査から出庫される
- 処分が [販売業者に返品] に設定されている品目がオーダラインに含まれる
デフォルトでは、このチェックボックスはオフです。
- 約定引当在庫のみ
-
このチェックボックスがオンの場合、選択範囲の基準に一致するオーダラインに存在する約定引当在庫に出庫勧告が生成されます。
在庫約定がオーダラインに適用されない場合、出庫勧告はオーダ数量に基づきます。在庫約定がオーダラインに適用されるが、約定引当在庫が存在しない場合、出庫勧告は生成されません。
- 特急オーダのみ
-
このチェックボックスがオンの場合、選択範囲の特急オーダの出庫勧告のみが生成されます。
- 予想出荷
- DMS 品目
-
- DMS 品目
-
- 包含
-
すべての品目と倉庫の組合せを、出庫勧告を実行する場合に考慮に入れます。このとき、[在庫の DMS] パラメータが[出庫]または[入庫および出庫]に設定されている倉庫と品目の組合せも考慮に含めます。
- 除外
-
(デフォルト)
[供給済 DMS] である倉庫と品目の組合せは、出庫勧告の実行で無視されます。その他の倉庫と品目の組合せはすべて考慮されます。
- 限定
-
[在庫の DMS] パラメータが[出庫]または[入庫および出庫]に設定されている品目と倉庫の組合せのみ、出庫勧告を実行する場合に考慮に入れられます。その他の倉庫と品目の組合せはすべて無視されます。
- DMS を適用
-
このチェックボックスがオフの場合、標準の出庫勧告機能が DMS 品目に適用されます。
このチェックボックスがオンの場合、 直接資材供給 (DMS) が品目に適用されます。
[DMS 品目] が [限定] に設定されると、品目と倉庫の範囲を除く、セッション内のすべての範囲が利用できなくなります。
[DMS 品目] が [包含] に設定されると、セッション内のすべての範囲が利用可能になります。
注:- 2 番目のケースでは、ユーザが適用した範囲に加えられた変更が [在庫の DMS] の結果に影響を及ぼす場合があります。たとえば、計画納期範囲を変更すると、優先順位の高い需要が出庫勧告の実行から除外され、それより優先順位の低い需要が最初に対処される場合があります。
- [在庫の DMS] では、倉庫範囲も考慮されます。
- DMS は、[倉庫供給構造関係 (whinh6141m000)] セッションで供給倉庫として定義された倉庫にのみ実行されます。
- 積荷計画
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- 積荷計画
-
このチェックボックスがオンの場合、出庫勧告は、選択している積荷や出荷にリンクされている出荷オーダラインに基づいて生成されます。
- エラーの出力
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このチェックボックスがオンの場合、積荷計画に基づいて出庫勧告の作成および発行が実行されるときに発生したエラーが出力されます。
- クラスタ
-
- クラスタ
-
このチェックボックスがオンの場合、 輸送オーダクラスタに基づいて出庫勧告の生成または発行が行われます。
出庫勧告は、クラスタ範囲フィールドで選択された輸送オーダクラスタに関連する出庫オーダラインについて生成または発行されます。出庫オーダラインのクラスタは、出庫オーダラインの輸送オーダラインから取得されます。
クラスタラインの数量が出庫オーダラインの数量よりも少ない場合は、出庫オーダラインの計画数量が輸送オーダクラスタラインの計画数量まで削減されます。
出庫勧告は、状況が [実際] または [外注] のクラスタのみに生成または発行されます。
注:このチェックボックスがオンの場合、 [積荷計画] グループボックスのフィールドは使用できません。積荷計画、輸送オーダクラスタ、またはその他の選択肢に基づいて出庫勧告を生成または発行できます。
- 会社
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輸送オーダクラスタが存在するロジスティック会社
- クラスタ
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出庫勧告が生成または発行される輸送オーダクラスタ
- オーダ処理
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- 計画納期によるオーダ
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このチェックボックスがオンの場合、オーダは出庫オーダラインの「計画納期」で決定される順番で処理されます。
このチェックボックスがオフの場合、オーダはオーダタイプ優先順位フィールドで指定されている順番で処理されます。
- オーダ発生元
-
出庫勧告を処理する優先順位
- 含む
-
このチェックボックスがオンの場合、出庫勧告はこのオーダ発生元を持つ倉庫オーダについて生成されます。