入庫ライン部品表 (whinh3118m000)
セッションの目的: 特定の入庫ラインで入庫された部品表 (BOM) 構成要素またはリスト品目構成要素を表示およびメンテナンスします。
次の場合にのみ、現在のセッションに部品表構成要素とリスト品目構成要素が保存されます。
- 倉庫オーダの発生元が [購買] である
- 入庫品目が部品表品目、またはリスト品目
- [購買オーダライン (tdpur4101m000)] セッションの [在庫処理] フィールドの値と、その結果として [入庫オーダライン (whinh2110m000)] セッションの [在庫処理] フィールドの値が [構成要素別] に設定されている
リスト品目には、次の設定が適用される必要があります。
- [品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションの [品目タイプ] を [リスト] にする
- [品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションの [リストタイプ] を [キット] にする
- [リスト構成要素 (tcibd3100m000)] セッションの [リストタイプ] を [キット] にする
- [リスト構成要素 (tcibd3100m000)] セッションで品目がリンクされているリストグループを [調達パラメータ (tdpur0100m000)] セッションの [リストグループ] フィールドで指定する
次の基準を満たす場合のみ、主品目が受け取られる入庫ラインを確認できます。
- [入庫数量] が [登録済主品目] と一致している
- 構成要素がロット管理される場合、入庫済構成要素のロット番号が指定されている
- 構成要素がシリアル番号付品目の場合は、入庫済構成要素のシリアル番号が [入庫ライン部品表ロット/シリアル (whinh3119m000)] セッションで指定されている
- グローバル貿易コンプライアンスまたは信用状チェックが設定されている場合は、伝票コンプライアンス状況が [検証済] である限り、構成要素を確認することができる
上記の基準が満たされていない場合は、[不完全な入庫ライン部品表] チェックボックスがオンに設定されるため、入庫ラインを確認することができません。
- オーダ
-
倉庫オーダの発生元
- オーダ
-
倉庫内の商品を処理するオーダ
倉庫オーダは次のいずれかの在庫処理タイプになります。
- [入庫]
- [出庫]
- [転送]
- [仕掛品振替]
オーダには、それぞれ発生元があります。また、倉庫処理に必要なすべての情報が含まれています。品目 (ロット品目または非ロット品目) および倉庫 (保管場所の有または無) に応じて、ロットや保管場所を割り当てることができます。オーダは、事前定義された倉庫手順に従います。
注:製造では、倉庫オーダを Warehousing Order、または Warehouse Order といいます。
- ライン
- 連番
-
倉庫オーダラインの連番
- 主品目
-
入庫ラインで受け取られる主品目
- 主品目別数量
-
主品目ごとに必要とされる構成要素の数量
- 入庫数量
-
入庫ラインで受け取られる主品目の数
- 入庫単位
-
保管された商品の数量を表す単位
例
保管単位: ボックス
棚卸単位: リットル
- オープンライン
-
構成要素入庫ラインの番号
- 構成要素
-
受け取った主品目の構成要素である品目
- 登録済主品目
-
完成している主品目の数。つまり、すべての構成要素が受け取られている主品目の数
例
主品目が、2 つの Comp1 と 3 つの Comp2 で構成される場合は次のようになります。
主品目の[入庫数量]: 5.
Comp1 の[入庫数量]: 10
Comp2 の[入庫数量]: 13.
[登録済主品目]:4.
- 入庫数量
-
構成要素の入庫済数量
次の場合、入庫済数量はマニュアルで修正できます。
- 構成要素がシリアル番号付品目、ロット管理品目、または両方が該当する品目
- 入庫ラインがまだ確認されていない
- 棚卸単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 伝票コンプライアンス状況
-
部品表構成要素に対して実行されたグローバル貿易コンプライアンスまたは信用状チェックから生じた伝票コンプライアンス状況
パラメータ設定および個々の品目、契約成果物、販売オーダ、または購買オーダの設定によって、伝票コンプライアンスに信用状、グローバル貿易コンプライアンス、またはその両方が含まれるかどうかが決まります。
伝票コンプライアンスチェックは、「入庫」ラインが確認されると入庫ラインに対して実行されます。
指定可能な値
- 検証予定
-
伝票コンプライアンスチェックが実行される予定です。
- 検証中
-
伝票コンプライアンスチェックは正常ですが、承認が保留されています。
- 検証エラー
-
伝票コンプライアンスチェックが失敗し、訂正と確認が必要です。
- 検証済
-
伝票コンプライアンスチェックが正常です。または、チェックに失敗しましたが権限のあるユーザによって無効になっています。
- 適用なし
-
伝票コンプライアンスチェックは不要です。
- 勧告
-
入庫勧告が生成される構成要素の数量
- プットアウェイ
-
在庫にプットアウェイされる構成要素の数量
- 連番
-
構成要素入庫ラインの連番
- ロット
-
構成要素が属す「ロット」
このフィールドは、少量および多量シナリオのロット品目に適用されます。
構成要素がロット管理品目で入庫がまだ確認されていない場合、次を実行できます。
- マニュアルでロット番号を指定する
- ラインを選択してロット番号を生成する。ロット番号を生成するには、[ ]を選択します。
- シリアル番号
-
構成要素のシリアル番号
構成要素がシリアル番号管理品目で入庫がまだ確認されていない場合、次を実行できます。
- マニュアルでシリアル番号を入力する
-
ラインを選択してシリアル番号を生成する。シリアル番号を生成するには、[
]を選択します。選択しているラインにシリアル番号を生成する場合、シリアル番号付品目に少量シナリオが適用されると、シリアル番号ごとに入庫ラインが作成されます。生成されるシリアル番号の数と作成されるラインの数は、構成要素の入庫済数量と同じになります。
シリアル番号は選択している入庫ラインについて生成され、生成したシリアル番号は[入庫ライン部品表ロット/シリアル (whinh3119m000)] セッションで確認できます。
- 扱い単位
-
梱包と内容からなる一意に識別可能な物理的な単位。扱い単位には、品目を含めることができます。扱い単位には、品目の梱包に使用する梱包資材の構造があります。または、扱い単位がその構造の一部を構成します。
扱い単位には、次の属性が含まれています。
- 識別コード
- 梱包品目 (オプション)
- 梱包品目数量 (オプション)
品目を扱い単位にリンクさせる場合、その品目は扱い単位によって梱包されます。梱包品目は、扱い単位を構成するコンテナやその他の梱包資材のタイプを指します。たとえば、扱い単位を木枠に指定するには、扱い単位の梱包品目に木枠を定義します。
- 有効化コード
-
有効化コード。このフィールドは、品目がロット管理されている場合に使用できます。
デフォルト値は、主品目から取得されます。
- 有効化コード
-
保管時に品目に割り当てられる日付。在庫日付を使用すると、大規模なロット管理を実施しなくても FIFO (先入れ先出し) または LIFO (後入れ先出し) に基づいて品目を取り出すことができます。
在庫日付は、後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位、または品目の製品有効期限に使用されます。
後入れ先出しまたは先入れ先出しの出庫優先順位では、在庫日付のデフォルトはシステム日付です。しかし、この日付は上書きできるので、在庫日付は保管日付と同じである必要はありません。品目に特定の保存期間がある場合、在庫日付は品目について定義された製品有効期限です。
デフォルト値は、主品目から取得されます。
- 登録済主品目
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 不完全な入庫ライン部品表
-
このチェックボックスがオンの場合、構成要素がすべて登録されていないため、入庫ラインを確認できません。
次の場合、入庫済構成要素はアンバランスになります。
- [入庫数量]が[登録済主品目]に等しくない
- シリアル番号管理品目の場合に、すべてのシリアル番号が指定されていない
- ロット管理品目の場合に、すべてのロット番号が指定されていない
- 確認済
-
このチェックボックスがオンの場合、入庫ラインは確認済です。
入庫ラインを確認できるのは、次の場合のみです。
- [入庫数量]が[登録済主品目]に等しい
- シリアル番号管理品目の場合に、シリアル番号が指定されている
- ロット管理品目の場合に、ロット番号が指定されている
- 登録済構成要素
-
選択している構成要素ラインの構成要素
- 登録済構成要素
-
選択しているラインの入庫済構成要素の数
- 登録済構成要素
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。