倉庫検査 (whinh2131m100)
セッションの目的: 入庫および出庫検査ラインを表示してメンテナンスします。
- 計画日
-
計画検査日は、出庫検査の出庫オーダラインの「計画納期」、および、入庫検査の許容検査時間が加算された発生元オーダの実際入庫日に基づきます。許容検査時間は、[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの [入庫検査時間の許可] フィールドで指定されます。
- 検査
-
LN によって生成される検査番号
新しい検査ヘッダごとに、検査番号が作成されます。
- 検査連番
-
入庫検査または出庫検査の連番。それぞれの入庫、保管リスト、入庫勧告、出庫勧告、ピッキングリストに対して複数の検査を実行できます。検査の特定数量の品目の処理が終了するたびに、検査待ちの残りの数量に対する新しい検査連番が作成されます。新しい連番ごとに、検査の連番は 1 加算されます。
- 検査ライン
-
検査済ストックポイント詳細に対して作成された検査ライン
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 入庫
-
この検査の作成の元になったオーダに添付されている「入庫」の識別番号
- 入庫ライン
-
現在の検査ラインの作成対象である入庫ライン
- オーダ発生元
-
検査の実施対象となるオーダの発生元
- オーダ
-
検査の実施対象となるオーダの倉庫オーダ番号
- セット
-
オーダセットは、同じオーダのオーダラインをグループ化します。
オーダラインは、以下の属性が合致する場合にグループ化されます。
- 出荷元取引先
- 出荷先取引先
- 出荷元住所
- 出荷先住所
- 運送業者
- 出荷日
- オリジナル会社
- ライン
-
倉庫オーダライン番号。倉庫管理以外のパッケージで生成されたオーダの場合、この番号はオリジナルのオーダライン番号と同じになります。
- 連番
-
倉庫オーダラインの連番
- 廃棄理由
-
不合格品目が廃棄される理由を示す理由コード。[理由 (tcmcs0105m000)] セッションにズームして理由コードを選択することも、マニュアルで理由コードを指定することもできます。
- 検査数量から勧告
-
入庫勧告が生成される数量
- 検査からのプットアウェイ
-
プットアウェイされる検査済数量
承認数量は、在庫にプットアウェイされます。不合格数量は、不合格品目保管場所にプットアウェイされます。
- 直接資材供給数量実行済
-
直接資材供給が実行された数量
- ロット
-
特定の (ロット) コードで識別され、一括して製造および保管される大量の品目。ロットは商品の識別に使用します。
少量ロット番号の発生元は、入庫検査ラインの入庫ラインまたは入庫勧告、および、出庫検査ラインの出庫勧告です。検査ラインが扱い単位用に作成された場合、ロット番号は [扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションから取得されます。
多量ロット番号の発生元は、入庫検査ラインの [入庫ラインストックポイント詳細 (whinh3123m000)] セッション、および出庫検査ラインの [ロット/シリアルの出庫勧告 (whinh4126m000)] セッションです。検査ラインが扱い単位用に作成された場合、ロット番号は [扱い単位ストックポイント詳細 (whwmd5136m000)] セッションから取得されます。
まだ処理されていない出庫検査ラインにロット番号が存在しない場合は、このセッションでロット番号を登録できますが、検査ラインの処理後に [出荷ラインストックポイント詳細 (whinh4133m000)] セッションでロット番号を登録することもできます。扱い単位の場合、ロット番号は [扱い単位ストックポイント詳細 (whwmd5136m000)] セッションで登録できます。
- シリアル番号
-
単一の物的品目に対する一意の識別番号。マスクを使用してシリアル番号が生成されます。シリアル番号は、たとえば日付、モデルや色の番号、連番などを示す複数のデータセグメントによって構成されます。
シリアル番号は品目および工具に対して生成することができます。
少量シナリオのシリアル番号の発生元は、入庫検査ラインの入庫ラインまたは入庫勧告、および、出庫検査ラインの出庫勧告です。検査ラインが扱い単位用に作成された場合、シリアル番号は [扱い単位 (whwmd5130m000)] セッションから取得されます。
多量シナリオのシリアル番号の発生元は、入庫検査ラインの [入庫ラインストックポイント詳細 (whinh3123m000)] セッション、および出庫検査ラインの [ロット/シリアルの出庫勧告 (whinh4126m000)] セッションです。検査ラインが扱い単位用に作成された場合、シリアル番号は [扱い単位ストックポイント詳細 (whwmd5136m000)] セッションから取得されます。
まだ処理されていない出庫検査ラインにシリアル番号が存在しない場合は、このセッションでシリアル番号を登録できますが、検査ラインの処理後に [出荷ラインストックポイント詳細 (whinh4133m000)] セッションでシリアル番号を登録することもできます。扱い単位の場合、シリアル番号は [扱い単位ストックポイント詳細 (whwmd5136m000)] セッションで登録できます。
- 在庫日付
-
「在庫日付」。この日付は、対応する入庫ラインまたは出庫勧告から取得されます。
- 有効化コード
-
有効化コード。有効化コードは、対応する入庫ラインまたは出庫勧告から取得されます。
- 不適合参照
-
委託が要件を満たさないために隔離検査に回される理由を示す参照
- 不合格在庫支払元
-
非所有の不合格在庫の支払元
指定可能な値
-
[条件に従う]
不合格在庫の所有者が未出荷商品の分を支払います。[ロジスティック条件 (tctrm1140m000)] セッションの [取引先による在庫不一致の調整] チェックボックスがオフになっている場合は、自社が支払います。
入庫検査の場合、このフィールドは、発生元が [転送] または [転送 (マニュアル)] の倉庫オーダから開始された検査にしか使用できません。
-
[所有者]
不合格在庫の所有者が未出荷商品の分を支払います。 -
[自社]
自社が未出荷商品の分を支払います。
注:検査ラインが処理済の場合、このフィールドは使用できません。
検査の実施対象となるオーダのオーダ発生元と所有権によって、このフィールドのデフォルト値だけでなく、このフィールドを読み書き可能にするか読取専用にするかについても決定されます。詳細については、不合格在庫支払元 - 入庫検査のプロパティを参照してください。
-
- 設計品目改訂
-
改訂コード。入庫検査ラインの場合、対応する入庫ラインから取得されます。出庫検査ラインの場合、改訂コードは、ロットデータ、シリアルデータ、または出庫オーダラインから取得されます。
- 適合文書の受入
-
発注先、出荷先取引先、または倉庫が提供した適合文書セットを受け取って承認したかどうかを示します。文書を受け入れた場合、選択した検査ラインの承認済数量を処理できます。
注:倉庫検査に [適合レポート] を指定するときは、承認する関連検査ラインの [適合文書の受入] チェックボックスをオンにします。
このフィールドは、品質が導入されている場合にのみ表示されます。
検査状況が [オープン] または [処理中] の場合、この値を変更することはできません。
[適合レポート] が空白の場合、このチェックボックスをオンにすることはできません。
- 倉庫
-
商品を収容する場所。各倉庫に対して、住所データおよびそのタイプに関するデータを入力できます。
- 出庫勧告
-
現在の検査ラインにリンクされている出庫勧告の連番
- 直接資材供給実行
-
直接資材供給が適用されるかどうかと、適用される場合は DMS の処理状況を示します。
- 会社所有在庫
-
このチェックボックスがオンの場合、検査の品目は [会社所有] です。
- 所有権
-
検査の品目の「所有権」。この値は、対応する入庫ラインまたは出庫勧告ラインに由来します。
- 所有者
-
検査の品目の所有者。この値は、対応する入庫ラインまたは出庫勧告ラインに由来します。
- 所有権連番
-
「入庫」ラインまたは出庫勧告の所有権レコードの識別番号。現在の検査に対応した入庫ラインまたは出庫勧告の所有権レコードを表示するには、適切なメニューメニューから [ ] を選択します。
- 保管場所
-
入庫時に検査が必要な品目を保管することを専門とする在庫保管場所のタイプ
品目は検査の後、次のいずれかに転送されます。
- 検査に合格した場合は、通常の保管場所へ
- 検査に不合格になった場合は、隔離検査場所へ
検査場所にある商品は、常に保留在庫として考えられます。
- 検査予定数量 (保管単位)
-
「保管単位」で表した、検査予定品目の合計数量
- 保管単位
- 検査予定数量
-
「棚卸単位」で表した、検査予定品目の数量
- 棚卸単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 承認済数量 (承認単位)
-
承認単位で表した、検査予定品目の合計数量
- 承認単位
-
品目の単位
- 承認済数量 (棚卸単位)
-
「棚卸単位」で表した、承認された品目の数量
- 破壊済数量
-
検査で破壊される品目の数量。棚卸単位で表されます。
破壊済数量は承認数量の一部になり、在庫から削除されます。
- 廃棄理由
-
品目が破壊される理由を示す理由コード
- 不合格数量 (不合格単位)
-
不合格となった品目の数量
- 不合格単位
-
品目の単位
- 不合格数量 (棚卸単位)
-
「棚卸単位」で表す不合格商品の数量
- 不合格理由
-
不合格の理由を示すコード
- 廃棄数量 (不合格単位)
-
不合格単位で表す検査中に廃棄されたオーダ数量。検査処理後、在庫から廃棄済品目が削除されます。
[不合格処理] フィールドと隔離検査の設定によって、不合格商品を廃棄できるかどうかが決まります。
- 廃棄数量 (棚卸単位)
-
検査中に廃棄された不合格数量の一部。このフィールドの数量は、対応する検査が処理されたときに更新されます。
[不合格処理]フィールドと隔離検査の設定によって、不合格商品を廃棄できるかどうかが決まります。