輸送中の入庫オーダライン (whinh2110m300)
セッションの目的: 転送がまだ完了していない選択済入庫オーダラインの詳細を表示します。
これらの品目は、発生元倉庫から出庫されていますが、移動先倉庫にはまだ入庫されていません。トラックなどの輸送手段に積み込まれているか、港や空輸などのプールポイントに置かれています。
このセッションのヘッダセクションには、輸送中の入庫オーダラインの発生元オーダ、品目、出荷元、および出荷先の詳細が表示されます。
輸送中のオーダラインの詳細は、このセッションのタブに表示されます。各タブは、以下の表に示すセッションを参照します。
タブ | 参照先セッション |
---|---|
輸送中のストックポイント詳細 | 輸送中のストックポイント詳細 (whinh3135m000) |
出荷ライン | 出荷 - ライン (whinh4131m000) |
入庫ライン | 入庫 (whinh3512m000) |
- オーダ
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倉庫オーダの発生元
- オーダ
-
倉庫内の商品を処理するオーダ
倉庫オーダは次のいずれかの在庫処理タイプになります。
- [入庫]
- [出庫]
- [転送]
- [仕掛品振替]
オーダには、それぞれ発生元があります。また、倉庫処理に必要なすべての情報が含まれています。品目 (ロット品目または非ロット品目) および倉庫 (保管場所の有または無) に応じて、ロットや保管場所を割り当てることができます。オーダは、事前定義された倉庫手順に従います。
注:製造では、倉庫オーダを Warehousing Order、または Warehouse Order といいます。
別のパッケージで生成されたオーダの場合、この番号はオリジナルオーダ番号に対応します。
- セット
-
オーダセットは、同じオーダのオーダラインをグループ化します。
オーダラインは、以下の属性が合致する場合にグループ化されます。
- 出荷元取引先
- 出荷先取引先
- 出荷元住所
- 出荷先住所
- 運送業者
- 出荷日
- オリジナル会社
- オーダライン
-
倉庫オーダライン番号。倉庫管理以外のパッケージで生成されたオーダの場合、この番号はオリジナルのオーダライン番号と同じになります。
注:ラインをマニュアルで作成する場合、[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションの[ラインステップサイズ]フィールドパラメータを使用してデフォルトの位置番号を生成します。
- 連番
-
倉庫オーダラインの連番
- ライン状況
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倉庫オーダラインの状況
- 計画済
-
「入庫オーダライン」の最初の状況。入庫オーダラインが新しく作成されました。オーダ処理はまだ開始されていません。[倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)] セッションで[計画済入庫オーダラインの生成]をオンまたはオフにすることで、特定の倉庫オーダタイプについてその入庫オーダラインの最初の状況が[計画済]または[オープン]のどれであるかを決定できます。詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫オーダおよびオーダラインの計画済状況
- オープン
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「入庫オーダライン」が新規作成または有効化されています。実際のデータはまだ割り当てられておらず、オーダラインはオーダ処理に向けて準備が完了した状態です。パラメータ設定によって、オーダラインの最初の状況が[計画済]または[オープン]のどちらであるかが決定されます。最初の状況が[計画済]の場合、[オープン]状況にするにはそのオーダラインを有効にする必要があります。詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫オーダおよびオーダラインの計画済状況
- オープン入庫
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入庫レコードが入庫オーダラインに作成されています。 オーダラインにリストされている商品は、倉庫での入庫準備が完了しています。
- 入庫済
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入庫オーダラインの品目の入庫が確認されています。 実際数量、日付、および時間が登録済です。 さらに次の手順として、倉庫に商品を保管できるほか、入庫オーダラインに割り当てられている入庫倉庫手順に検査が含まれている場合は検査場所に商品を移動できます。 必要であれば、入庫訂正を実行できます。 この状況は、入庫倉庫の保管場所が管理されている場合に適用されます。
- 検査予定
-
入庫フローに検査が含まれる場合、保管場所が管理された倉庫では、[プットアウェイ]状況の入庫オーダラインは、入庫勧告または保管リストで指定された検査場所に移動すると状況が[検査予定]になります。保管場所がない倉庫の場合、入庫オーダラインの状況は入庫が確認された後[検査予定]になります。
- 検査済
-
保管場所が管理された倉庫の場合、入庫オーダラインに示された商品の検査 (検査場所での承認、受入、または廃棄) が完了した後でこの状況が入庫オーダラインに割り当てられます。倉庫に保管場所が定義されていない場合、検査が完了した後で入庫オーダラインの状況が[プットアウェイ]になります。詳細は、次の情報を参照してください: 入庫手順と検査手順 - 詳細
- 勧告
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入庫オーダラインに対する「入庫勧告」は、入庫オーダラインの入庫が確認されると生成されます。また、検査手順が入庫オーダラインに割り当てられている場合は、入庫オーダラインの状況が[検査済]になった後で生成されます。この状況は、入庫倉庫の保管場所が管理されている場合に適用されます。
- プットアウェイ
-
入庫オーダラインは、次の場合にこの状況になります。
- 入庫オーダラインの品目が実際に保管用にプットアウェイ済で、在庫が更新される。
- 検査後、入庫オーダラインのすべての検査済商品が実際に保管用にプットアウェイ済で、在庫が更新される。
- ブロック
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このチェックボックスがオンの場合、入庫オーダラインは倉庫管理でのそれ以上の処理をブロックされています。
入庫オーダラインの発生元がマニュアルオーダの場合、[入庫オーダライン (whinh2110m000)] セッションで、次のようにして出庫オーダラインのブロックまたはブロック解除ができます。
- 適切なメニューメニューで、[ ]を選択して入庫オーダラインをブロックします。
- 適切なメニューメニューで、[ ]を選択して入庫オーダラインをブロック解除します。
入庫オーダラインのオーダ発生元がマニュアルではない場合、倉庫管理で入庫オーダラインをブロック、またはブロック解除することはできません。
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- コード
-
商品の出荷元の会社
出荷元会社は、[出荷元コード]フィールドの倉庫が属すロジスティック会社です。
重要
このフィールドは、複数会社の倉庫転送に関する倉庫オーダの場合のみ考慮します。
- 出荷元タイプ
-
出荷元タイプは、出荷元コードとともに、倉庫オーダのソースを識別するために使用します。
出荷元タイプには次の値を使用できます。
- [取引先]
- [倉庫]
- [ワークセンタ]
- [プロジェクト]
- 出荷元コード
-
倉庫オーダのソースを識別するコードで、出荷元タイプとともに使用します。
- 出荷元サイト
-
商品の出荷元サイト。[出荷元コード]フィールドに指定されたエンティティのサイトです。
- 住所
-
商品の出荷元の住所。[出荷元コード]フィールドに指定されたエンティティの住所です。
- 保管場所
-
商品の出荷元である「保管場所」
倉庫と品目の両方が保管場所管理され、オーダ発生元が次のいずれかの場合、このフィールドで保管場所を指定できます。
- [販売 (マニュアル)]
- [サービス (マニュアル)]
- [メンテナンス販売 (マニュアル)]
- [メンテナンス作業 (マニュアル)]
- [JSC 生産 (マニュアル)]
- [ASC 生産 (マニュアル)]
- [転送 (マニュアル)]
- [購買 (マニュアル)]
- [プロジェクト契約]
注:指定できる保管場所のタイプは、[ピッキング]、または[バルク]のみです。
- 出荷数量
-
出荷される出荷ラインの品目の実際数量
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- コード
-
商品の出荷先の会社
出荷先会社は、[出荷先コード]フィールドの倉庫が属すロジスティック会社です。
重要
このフィールドは、複数会社の倉庫転送に関する倉庫オーダの場合のみ考慮します。倉庫オーダは、次の場合に複数会社の倉庫転送になります。
- 在庫処理タイプが[転送]
- 出荷元タイプと「出荷先タイプ」が[倉庫]
- [出荷元コード]フィールドに指定された倉庫と[出荷先コード]フィールドに指定された倉庫が別のロジスティック会社に属している
- 出荷先タイプ
-
出荷先タイプは、出荷先コードとともに、商品の出荷先を識別するために使用します。
出荷先タイプには次の値を使用できます。
- [取引先]
- [倉庫]
- [ワークセンタ]
- [プロジェクト]
注:発生元が[プロジェクト (マニュアル)] である倉庫オーダの場合、[出荷先]が[取引先]に設定されているときにのみ、原価品目を使用できます。
- 出荷先コード
-
商品の出荷先を識別するコードで、出荷先タイプとともに使用します。
- 出荷先サイト
-
商品の出荷先サイト。[出荷先コード]フィールドに指定されたエンティティのサイトです。
- 住所
-
商品の出荷先住所
注:「出庫勧告」を生成する場合、同じ出荷先住所の全倉庫オーダを選択して実行を作成できます。
- 保管場所
-
商品の出荷先である「保管場所」
倉庫と品目の両方が保管場所管理され、オーダ発生元が次のいずれかの場合、このフィールドで保管場所を指定できます。
- [販売 (マニュアル)]
- [サービス (マニュアル)]
- [メンテナンス販売 (マニュアル)]
- [メンテナンス作業 (マニュアル)]
- [JSC 生産 (マニュアル)]
- [ASC 生産 (マニュアル)]
- [転送 (マニュアル)]
- [購買 (マニュアル)]
- [プロジェクト契約]
指定できる保管場所のタイプは、[ピッキング]、または[バルク]のみです。
注:[工程]倉庫では、[バルク]保管場所にのみ商品を入庫できます。このため、[工程]倉庫の[ピッキング]保管場所に商品を出荷しても、この倉庫でこれらの商品を受け取ることはできません。
- 入庫数量
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「棚卸単位」で表す実際の入庫数量
- オープン入庫
-
「棚卸単位」で表すオープンしている入庫数量
- 入庫予定数量
-
入庫がまだ確認されていない数量