滞留在庫分析の実行 (whina6220m000)

セッションの目的:滞留在庫分析」を実行します。滞留在庫分析は、品目別または倉庫別に実行できます。

それぞれの品目について、過去 12 ヵ月間における実際出庫が計算されます。前年度の実際出庫の合計は、「手持在庫」で除算されます。計算値 (回転率) は、[在庫分析パラメータ (whina0100m000)] セッションで記録された滞留率と比較されます。

品目に割り当てられる「滞留率」は、[在庫分析パラメータ (whina0100m000)] セッションで記録された、その品目の滞留スピードより大きい最初の滞留率です。

このようにして、品目は 10 のカテゴリに分類されます。実際出庫/手持在庫の比率が最高のものが、最良のカテゴリになります。

サイト

自社のロジスティックデータをメンテナンス可能な企業の営業所。同じ場所に倉庫、部署および組立ラインが集まっています。マルチサイト環境では、サイトはサプライチェーンのモデル化に使用されます。

サイトには次の制約が適用されます。

  • サイトは国をまたがることはできません。サイトの倉庫と部署はサイトと同じ国に存在している必要があります。
  • サイトは、1 つの計画クラスタにリンクされます。そのためサイトの倉庫とワークセンタはすべて同じ計画クラスタに属している必要があります。
  • サイトは、1 つのロジスティック会社にリンクされます。

サイトを企業単位にリンクする、または企業単位をサイトにリンクすることができます。

企業単位をサイトにリンクすると、サイトのエンティティが企業単位の配下になります。このため、サイトを企業単位にリンクすると、企業単位のエンティティがサイトの配下になります。

サイト

コードの記述または名称

倉庫

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 倉庫コード

品目グループ

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 品目グループ

計画者

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 計画者

開始品目

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 品目

対象となる需要 (開始)

滞留在庫分析」を実行する必要のある期間の開始日を選択します。

需要は、選択された日付から現在の日付までに関して計算されます。データは、選択された期間に対して倉庫が発行する在庫に基づいて分析されます。

将来の需要を計算するには、[対象となる需要 (終了)] フィールドで日付を選択する必要があります。

デフォルト

現在の日付から 1 年前の日付

将来の需要を含む

このチェックボックスがオンの場合、 [対象となる需要 (終了)] フィールドが有効になります。

計画期間または将来の期間に対して「滞留在庫分析」を実行できます。

対象となる需要 (終了)

需要の計算を実行する必要のある期間の終了日を選択します。

実際の使用および計画された使用に基づき、「滞留在庫分析」を実行できます。将来の需要は、計画在庫処理と需要予測に基づき計算されます。

滞留在庫分析
滞留在庫分析

[品目]、[品目グループ]、または[倉庫]を選択します。

更新モード
滞留率を更新

[シミュレート]または[更新]のいずれかを選択します。

オプション
通貨

自国通貨ベース

[ツール] メニューから [通貨変換] を選択して自国通貨を切り替えます。

このチェックボックスがオンの場合、滞留在庫分析の結果が出力されます。

各品目について、レポート出力に次のデータが記載されます。

  • [最終在庫処理日]
  • [滞留率]
  • 滞留値 (= 標準原価に基づく棚卸資産評価額 × 滞留率)
  • 高回転 (在庫) 値 (= 標準原価に基づく棚卸資産評価額 - 滞留値)

標準原価に基づく棚卸資産評価額は、次の公式で計算されます。

標準原価に基づく棚卸資産評価額 = 評価額 × 手持在庫