倉庫検査とオーダ発生元

倉庫管理では、マニュアルオーダを含むすべてのオーダ発生元、および在庫に保管されている品目について検査を行うことができます。このトピックでは、入庫および出庫検査について説明します。在庫検査の詳細については、在庫検査を参照してください。

しかし、品質では、次に示す (マニュアルの) オーダ発生元には検査オーダを作成できません。

  • [販売 (マニュアル)]
  • [サービス (マニュアル)]
  • [メンテナンス販売 (マニュアル)]
  • [メンテナンス作業 (マニュアル)]
  • [JSC 生産 (マニュアル)]
  • [ASC 生産 (マニュアル)]
  • [転送 (マニュアル)]
  • [プロジェクト (マニュアル)]
  • [購買 (マニュアル)]

倉庫検査活動がオーダタイプの一部である場合、次のセッションでユーザが活動を作成する際に、該当するオーダ発生元のオーダステップとしてこの活動を追加する必要があります。

  • [倉庫オーダ別活動 (whinh2104m000)]
  • [入庫オーダライン別活動 (whinh2114m000)]
  • [出庫オーダライン別活動 (whinh2124m000)]

たとえば、マニュアルの入庫オーダラインまたは転送オーダラインの入庫 (およびプットアウェイ) が行われる場合、倉庫検査ラインを作成する必要があります。

入庫倉庫検査では承認、不合格、または廃棄の処理が可能ですが、出庫倉庫検査では承認または不合格の処理しかできません。

次の点を考慮する必要があります。

  • [購買 (マニュアル)] オーダの不合格処分は、[購買] オーダおよび [購買スケジュール] の場合と同様に行われます。これらのオーダ発生元については、本来の入庫処理が取り消されます。他のオーダ発生元の不合格処分はすべて、不合格数量分の調整オーダを作成することによって処理します。
  • [隔離検査在庫概要 (whwmd2171m000)] セッションの使用法は、パラメータ設定に基づきます。

  • オリジナルの購買オーダおよび購買オーダラインに指定されている仕様に基づいて不合格在庫が処理されます。

    その結果、次の理由により、[購買 (マニュアル)] オーダには不合格在庫の処理が不可能となります。

    • 不合格在庫を返すための購買 (返品) オーダが存在しない
    • 破壊は倉庫検査から直接行うことができる。

次の表は、破壊済または不合格在庫の処理の概要を示しています。これは、[在庫処理パラメータ (whinh0100m000)] セッションで隔離検査在庫チェックボックスがオンになっておらず、オーダ発生元に基づいて 「承認」 または 「廃棄」 とする通常の処理で在庫を検査する場合に適用されます。

オーダ発生元 [入庫検査] [出庫検査]
破壊 不合格品目 不合格品目
[購買] 調整オーダ 本来のオーダを取り消す 調整オーダ
[購買スケジュール]
[購買 (マニュアル)]
その他の発生元 調整オーダ 調整オーダ 調整オーダ