作業オーダその他資源 (tswcs4130m000)

セッションの目的: 作業オーダまたは作業オーダ活動の実行に必要なすべてのその他資源をメンテナンスします。その他資源とは、工具、外注費、雑費などです。

その他資源は、所要分だけでなく実際に使用された分も入力できます。

注: 
  • このセッションのプロジェクトペギングデータは、[原価分割 - サービス雑費 (tppdm3105m000)] セッションまたは [作業オーダ (tswcs2100m000)] セッションのいずれかを基にデフォルト設定されます。原価分割機能を利用すると、原価をレベル間でリダイレクトできます。
  • [サービスユーザプロファイル (tsmdm1150m000)] セッションの対応するグループボックス内の [その他資源] チェックボックスがオンの場合、このセッションは、[作業オーダ (tswcs2100m100)][作業オーダ活動 (tswcs2610m000)]、および [作業オーダ - バッチ修理 (tswcs2600m000)] セッションの従属セッションとしても表示できます。
  • 次のような場合、外部作業オーダにリンクされ、かつ見積フェーズで作成されたその他資源ラインを削除できません。
    • [作業オーダパラメータ (tswcs0100m000)] セッションで [見積の削除の許可] フィールドが [No] に設定されている場合
    • 作業オーダまたは活動状況が [発行済]、[転送済]、または [完了] に設定されている場合
  • 次のような場合、見積適用範囲ラインにリンクされたその他資源ラインを削除できません。
    • 関連作業オーダが内部である場合
    • [メンテナンス販売管理パラメータ (tsmsc0100m000)] セッションで、[見積の削除の許可] フィールドが [No] に設定されており、かつ関連部品ラインの削除が許可されていない場合
作業オーダ

その他資源ラインを作成する対象の「作業オーダ」

作業オーダ

作業オーダの記述は、次の順序で選択されます。

  1. サービスタイプ」の記述
  2. シリアル番号付品目」の記述
  3. 品目」の記述
  4. ラベルの記述
作業オーダ状況
計画済
発行済
完了
承認済
クローズ
取消済
フリー
活動状況
計画済
発行済
完了
承認済
クローズ
取消済
フリー
活動ライン

活動ラインには、作業オーダに対して実行する必要のある参照活動またはマスタ工順が表されます。活動ラインは連番で識別されます。

ライン番号

その他資源ラインを識別する連番。その他資源ラインは連番で識別されます。

品目

その他資源ラインを作成する対象の原価品目、サービス品目、または工具

品目

原価またはサービスとして指定された品目。品目を選択すると、[記述]フィールドが無効になります。

管理費、ホテルの滞在費、電話代などの雑費原価は、[原価]品目または[サービス]品目としてメンテナンスされます。原価を登録するには、矢印を使用して[品目 (tcibd0501m000)] セッションから品目を選択します。

注: 

雑費原価を表すために、[品目 (tcibd0501m000)] セッションで、タイプが[サービス]または[原価]の品目を定義できます。

シリアル番号

品目コードまたは製造元部品番号と組み合わせる番号。構成要素、品目、機械、または設備を一意に識別します。

このシリアル番号は通常、品目に取り付けられた識別プレートに、製造元部品番号やその他の識別データと合わせて示されています。

工具シリアル番号

工具を識別する番号。たとえばハンマーなどの工具タイプと、1 などの工具シリアル番号の組合せは一意であり、工具の識別に使用できます。

記述

品目の記述。このフィールドが有効になるのは、[品目]フィールドで値が選択されていない場合のみです。

原価構成要素

その他資源の原価構成要素

デフォルト

工具タイプの原価構成要素

約定の使用

このチェックボックスがオンの場合、工具は作業オーダまたは作業オーダ活動に約定引当してからでないと計画/発行が可能になりません。

作業オーダまたは作業オーダ活動の計画/発行を可能にするために工具を事前に約定引当をする必要があるかどうかは、[作業オーダパラメータ (tswcs0100m000)] セッションの[約定の使用]設定に応じて決定されます。

確認済

このチェックボックスがオンの場合、この資源ラインがチェックオフされて修正不可になります。

注: 

[作業オーダパラメータ (tswcs0100m000)] セッションの[資源の確認必須]チェックボックスがオンの場合は、まず実際に使用されるその他資源をチェックして[確認]をクリックする必要があります。その後、作業オーダまたは作業オーダ活動のクローズが可能になります。

テキスト

このチェックボックスがオンの場合、その他資源ラインにテキストが追加されています。

見積数量

作業オーダまたは活動の実行に必要な見積数量

見積資源ライン

関連オーダまたは活動が[発行済]になる前に、資源ラインが作成されるかどうかを示します。

注: 

[メンテナンス販売管理パラメータ (tsmsc0100m000)] セッションで[適用範囲計算を見積に使用]チェックボックスがオンになっており、かつ資源ラインが作成されたときにオーダまたは活動状況が[フリー]または[計画済]に設定されている場合に、このチェックボックスがオンになります。

単位

数量を表す単位。工具数量は単位原価 (通常は時間単位) で表されます。単位原価単位は、時間単位ごとの原価を示します。

見積工具寿命

製造工具所要計画モジュールで使用可能な、必要な頻度についての情報

見積単位原価

その他資源の見積単位原価。作業オーダ活動に関しては、[資源所要量 (tsacm2120m000)] セッションで参照活動に対して定義される単位原価が使用されます。工具に関しては、工具の単位原価が使用されます。

注: 

[外注]に設定されている[原価タイプ]に関して、[活動状況]が[発行済]に設定されている場合、このフィールドの値を修正できます。

見積原価

一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)

次のような通貨タイプが使用できます。

  • 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
  • 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。

見積 原価額

所要量と見積原価の合計

所要量: USD 10

数量単位あたりの見積原価: USD 2

所要原価額: 10 × 2 = USD 20

数量

その他資源の消費量。工具の実際数量は、工具の実際使用回数に等しくなります。

工具寿命

作業オーダまたは作業オーダ活動に対して工具が使用された後の、工具修理ポイントの増分単位数

実際単位原価

[品目 - 原価計算 (ticpr0107m000)] セッションをもとにデフォルト設定される、その他資源の実際単位原価。

実際単位原価は、外注品目に対しても指定できます。購買オーダ/ラインが作成されると、品目のデフォルトの購買価格は実際単位原価に等しくなります。

実際原価額

原価額は、次の公式を使用して計算されます。

原価額 = 数量 × 単位原価

これは表示フィールドです。

財務会社

財務会計データを財務会計に転記するために使用される会社。複数のロジスティックス会社から 1 つの財務会社に対し、1 つないし複数の企業単位をリンクすることができます。

取引タイプ

実際原価ラインの請求書番号の取引タイプ

文書

財務会計において作業オーダその他資源が記録される伝票番号

文書ライン

財務会計において作業オーダその他資源の記録単位となる伝票ライン番号

購買オーダ

特定の条件に基づいて、どの品目が購買元取引先から納入されるかを示す契約

購買オーダには次のものが含まれます。

  • 一般的なオーダデータ、購買元取引先データ、支払条件、および受渡条件を記載したヘッダ
  • 実際に納入される品目についての詳しい情報を記載した、1つまたは複数のオーダライン
購買オーダ/ライン

購買オーダ/ライン

見積

作業オーダにリンクされたメンテナンス販売オーダ見積

見積原価ライン

作業オーダその他資源ラインにリンクされた見積原価ライン

原価ライン代替

材料費ラインの代替

注: 
  • このフィールドが表示されるのは、[サービス見積パラメータ (tsepp0100m000)] セッションの [見積の[代替の使用]] チェックボックスがオンの場合のみです。
  • この値は[見積 (tsepp1100m000)] セッションをもとにデフォルト設定されます。
  • このフィールドが表示されるのは、材料の[原価ライン]の場合のみです。
見積改訂

メンテナンス販売オーダがリンクされている見積の改訂番号

注: 
  • このフィールドが表示されるのは、[サービス見積パラメータ (tsepp0100m000)] セッションの[改訂の使用]チェックボックスがオンの場合のみです。
  • この値は[見積 (tsepp1100m000)] セッションからデフォルト設定されます。
プロジェクト

その他資源ラインの作成対象となるプロジェクトのコード

注: 
  • このフィールドは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[プロジェクトペギング]チェックボックスがオンの場合に適用されます。
  • 次のような場合、このフィールドの入力は必須です。

    • [品目 (tcibd0501m000)] セッションで[プロジェクトペグの継承]および[必須プロジェクトペグ]チェックボックスがオンになっている
    • [プロジェクトぺギング]データが[作業オーダ (tswcs2100m000)] セッションで定義されている
  • 次のような場合、このフィールドは無効です。

    • [契約 (tpctm1100m000)] セッションで、プロジェクトが契約にリンクされている
    • プロジェクトが、[フリー]状況の[プロジェクト (TP)] である
    • プロジェクトが[プロジェクト (PCS)] である
記述

コードの記述または名称

要素

その他資源ラインの作成対象となるプロジェクト要素のコード

注: 
  • 次のような場合、このフィールドの入力は必須です。

    • [品目 (tcibd0501m000)] セッションで[プロジェクトペグの継承]および[必須プロジェクトペグ]チェックボックスがオンになっている
    • [プロジェクトぺギング]データが[作業オーダ (tswcs2100m000)] セッションで定義されている
    • [プロジェクトパラメータ (tppdm0100s000)] セッションの[要素]チェックボックスがオンである
  • 次のような場合、このフィールドが適用されます。

    • [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[プロジェクトペギング]チェックボックスがオンである
  • [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで[原価分割]チェックボックスがオンの場合、このフィールドの値は、[原価分割 - サービス雑費 (tppdm3105m000)] セッションをもとにデフォルト設定されます。ただし、このセッションで原価分割が定義されていない場合、このフィールドの値は、[作業オーダ (tswcs2100m000)] セッションをもとにデフォルト設定されます。
  • [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで[原価分割]チェックボックスがオフの場合、このフィールドの値は、[作業オーダ (tswcs2100m000)] セッションをもとにデフォルト設定されます。
記述

コードの記述または名称

活動

その他資源ラインの作成対象となるプロジェクト活動のコード

注: 
  • 次のような場合、このフィールドが適用されます。

    • [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[プロジェクトペギング]チェックボックスがオンである
    • [プロジェクトパラメータ (tppdm0100s000)] セッションの[活動]チェックボックスがオンである
  • 次のような場合、このフィールドの入力は必須です。

    • [品目 (tcibd0501m000)] セッションで[プロジェクトペグの継承]および[必須プロジェクトペグ]チェックボックスがオンになっている
    • [プロジェクトぺギング]データが[作業オーダ (tswcs2100m000)] セッションで定義されている
  • [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで[原価分割]チェックボックスがオンの場合、このフィールドの値は、[原価分割 - サービス雑費 (tppdm3105m000)] セッションをもとにデフォルト設定されます。ただし、このセッションで原価分割が定義されていない場合、このフィールドの値は、[作業オーダ (tswcs2100m000)] セッションをもとにデフォルト設定されます。
  • [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで[原価分割]チェックボックスがオフの場合、このフィールドの値は、[作業オーダ (tswcs2100m000)] セッションをもとにデフォルト設定されます。
記述

コードの記述または名称

プロジェクトペグ発生元

プロジェクトペグの発生元

指定可能な値

原価分割
適用なし
マニュアル
最上位需要
注: 
  • プロジェクトペグデータが、[作業オーダ (tswcs2100m000)] セッションをもとにデフォルト設定される場合、このフィールドは[最上位需要]に設定されます。プロジェクトペグデータが、[原価分割 - サービス雑費 (tppdm3105m000)] セッションをもとにデフォルト設定される場合、このフィールドは[原価分割]に設定されます。
  • このフィールドが適用されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[プロジェクトペギング]チェックボックスがオンの場合のみです。
  • プロジェクトペグが適用不可の場合、このフィールドは[適用なし]に設定されます。