契約収益の認識 (tsctm4251m000)

セッションの目的: 一連のサービス契約に関する契約収益を認識します。

収益の認識基準
期間別日数

期間別の収益承認は、会計期間ごとの日数にもとづきます。会計期間における契約の有効日数によって、その会計期間に対して承認を必要とする金額が決定します。契約の開始日と終了日にもとづく日単位の契約期間は、1 日当たりの契約価格の基礎を成します。次のフォーミュラが使用されます。

承認される金額 = (正味契約額÷合計契約日数)×会計期間に属する契約または構成の日数
正味契約額 = (合計契約販売額)×(100 – p)%

「p」 は、契約ヘッダの[供給]フィールドで指定された割合です。「p」 がゼロの場合、正味契約額は現在の合計契約販売額になります。

累計日数

契約に対する最後の承認以降に経過した日数は、承認される金額を計算するための基礎を成します。契約収益の作成日が考慮されますが、作成日が属する会計期間は金額が承認される会計期間となります。次のフォーミュラが使用されます。

承認される金額 = ((正味契約金額÷合計契約日数×現在までの累積日数) – 現在までの累積承認収益
正味契約額 = (合計契約販売額)× (100 – p)%

「p」 は、契約ヘッダの[供給]フィールドで指定された割合です。

実現収益係数 (期間別原価)

サービスオーダ管理コール管理、またはメンテナンス販売管理から、材料、労務、およびその他のラインが原価計算されると、契約に課せられる原価は契約管理に転送され、原価計算が発生した会計期間に対して保存されます。次のフォーミュラが使用されます。

ERF = 合計契約販売額÷承認される合計見積原価 = (その期間に発生した原価×ERF)
正味契約額 = (合計契約販売額)×(100 – p)%
正味契約額 = (合計構成販売額)×(100 – p)%
実現収益係数 (累計原価)

契約に対する最後の承認以降に発生した原価は、承認される金額を計算するための基礎を成します。契約収益の作成日が考慮されます。作成日が属する会計期間は、金額が承認される会計期間となります。次のフォーミュラが使用されます。

ERF = 合計契約販売額÷合計見積原価額 = (A または B より小さい) – 現在までの累積承認収益

A = 現在までに発生した累積原価×ERF

B = 正味契約額

正味契約額 = (合計契約販売額)×(100 – p)%

承認を構成レベルで行う場合:

ERF = 契約構成販売額÷承認される構成額に対する見積原価 = (A または B より小さい) – 現在までの累積承認収益

A = 現在までに発生した累積原価×ERF

B = 正味契約構成額

正味構成額 = (合計契約構成販売額)×(100 – p)%
適用なし
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