契約構成ライン (tsctm1110m300)

セッションの目的: サービス契約が適用される構成をメンテナンスします。ここでいう構成には、次のものが含まれます。

注: 

サービス契約の状況が[フリー]である限り、1 つの設置グループを複数のサービス契約にリンクできます。関連するサービス契約の 1 つが [有効] になると、同じ設置グループに対する残りのサービス契約の状況を [有効] に設定できなくなります。

サービス契約

サービス契約」のコード

サービス契約

サービス契約の状況

契約変更

契約変更番号

契約変更

サービス契約に対して実行される、次のタイプの変更

注: 

[オリジナルの契約]が表示された場合は、契約が変更されていないことを示します。

契約変更

契約変更の状況

構成ライン番号

契約見積の適用対象となる構成のリスト。これらの構成には、契約見積がサービス契約になった時点でサービス契約が適用されるものや、サービスオーダ見積に関連するものがあります。

構成ラインタイプ

次の「構成」ラインタイプがあります。

  • [標準ライン]
  • [合計ライン]
  • [計算ライン]
固定価格

このチェックボックスがオンの場合、構成ラインに関してサービス契約で販売価格が設定されます。

注: 
  • 構成ラインが「サービス契約」または契約見積でない場合、このフィールドは適用されません。
  • [契約管理パラメータ (tsctm0100m000)] セッションで[サービス契約の価格の使用]パラメータがオンの場合のみ、このフィールドが表示されます。
適用範囲

このチェックボックスがオンの場合、構成ラインに関して適用範囲および原価条件を定義できます。

注: 

このフィールドが表示されるのは、次の場合のみです。

  • 構成ラインが[標準ライン]に設定されている
  • [契約管理パラメータ (tsctm0100m000)] セッションで[サービス契約の価格の使用]チェックボックスがオンになっている
プロジェクト

原価をペギングするプロジェクト

注: 

原価をペギングするプロジェクト原価計算は、プロジェクト、要素、および活動の組合せです。

記述

コードの記述または名称

発生元オーダタイプ

構成ラインの作成基準となるオーダタイプ

指定可能な値

成果物
プロジェクト
販売オーダ
適用なし
発生元オーダ

販売オーダまたは契約成果物のような発生元オーダのコード

発生元契約ライン

発注元契約成果物ラインのライン番号

発生元オーダライン

販売オーダまたは契約成果物のような発生元オーダのライン番号

発生元詳細ライン

販売オーダライン連番または成果物契約スケジュールのような発生元オーダの詳細ライン番号

要素

プロジェクトにリンクされている要素

注: 

原価をペギングするプロジェクト原価計算は、プロジェクト、要素、および活動の組合せです。

記述

コードの記述または名称

活動

プロジェクトにリンクされている活動

注: 

原価をペギングするプロジェクト原価計算は、プロジェクト、要素、および活動の組合せです。

記述

コードの記述または名称

計算原価額

構成ラインの総原価額。この金額は、この構成ラインに関連する全「適用範囲条件」の総原価額からなります。

予想

金額を登録およびレポートするための会社の基準通貨の 1 つです。

複数通貨システムでは、最大 3 つの自国通貨を定義できます。

  • 現地通貨
  • 2 つのレポート通貨
原価額

構成ラインの最終原価額。計算原価額は、デフォルト金額として使用されます。

計算販売価格

価格設定方法」が[設置/品目価格設定]に設定されている場合、販売価格は、品目および契約テンプレートを使用して契約品目価格リストを検索することにより決定します。デフォルトでは、選択した価格リスト内の推奨販売価格が使用されます。

予想

契約の通貨

/

計算販売価格が適用される期間。デフォルトでは、契約品目価格リストの有効期間が使用されます。

期間単位 計算価格

計算販売価格を表す期間単位

販売価格

推奨販売価格

/

販売価格が適用される期間

期間単位

販売価格を表す期間単位

予想販売額

構成ラインの全有効期間に適用できる販売価格

例:販売価格が四半期ごとに 500 € (ユーロ) であり、構成が 1 年間有効である場合、予想総販売額は 2,000 € となります。

販売額

指示されたサービスタイプまたは条件タイプに関連付けられている、すべての適用範囲条件の販売額の合計

注: 

価格設定方法」によって、販売額は次のようになります。

  • 価格設定方法が[予算サービス原価]または[構成の販売価額]の場合、販売額は構成ラインの全有効期間に適用できる販売価格になります。
  • 価格設定方法が[設置/品目価格設定]の場合、予想総販売額が使用されます。販売額は変更できません。
時間と資材価格

[構成ライン番号]の販売価格が、契約を対象に指定された時間と材料の販売価格設定方法に基づいて定義されることを示します。

注: 
  • このフィールドが適用されるのは、[契約管理パラメータ (tsctm0100m000)] セッションの[サービス契約の価格の使用]チェックボックスがオンの場合のみです。
ターンアラウンドタイム文書

構成ラインにリンクされたターンアラウンドタイム文書のコード

注: 
  • このフィールドが表示されるのは、次の場合のみです。
    • [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[ターンアラウンドタイム]チェックボックスがオンである
    • [ターンアラウンドタイムパラメータ (tcttm0100m000)] セッションの[サービス (TS)] チェックボックスがオンになっている
  • 構成ラインのターンアラウンドタイム文書は、該当する条件が[ターンアラウンドタイム条件 (tcttm0110m000)] セッションで利用できる場合にのみ作成されます。

記述

コードの記述または名称

付加費用率

付加費用/割引

付加費用金額

付加費用/割引率に従った金額

総販売額

付加費用/割引額が加算または減算された販売額

方法

保証のサービスまたは条件が品目についての契約のサービスと重複している場合、契約価格の割引を行うことができます。割引方法により、品目に対する保証の有効期間内に契約の割引率を定義します。この定義により、顧客に請求書が送付されない初回保証期間を含めることが可能になります。また、1 回限りの割引を顧客と契約した場合など、保証とは別の割引方法を使用することができます。

正味販売額

契約割引方法」から取得した契約割引額を差し引いた[総販売額]

注: 

正味販売額は、構成ラインの有効期間に関しても考慮されます。

総マージン

販売額と標準原価の差異

総マージンがどのように計算されるかは、[サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000)] セッションの[総マージン基準]フィールドの設定によって異なります。

テキスト

このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。

設置グループ

同じロケーションで、同じ取引先が所有する一連のシリアル番号付品目。シリアル番号付品目を設置グループに集めることで、まとめてメンテナンスすることができます。

品目

標準メンテナンス品目

シリアル番号

シリアル番号」。シリアル番号はマニュアルで入力できます。次に、考えられる 2 とおりの状況を示します。

品目番号が指定されている場合

シリアル番号付品目の現行シリアル番号を入力します。または、矢印を使用してシリアル番号付品目 (tscfg2100m000) セッションからシリアル番号を選択します。

品目番号が指定されていない場合

  • 1 つのシリアル番号を 1 つまたは複数のシリアル番号付品目にリンクできます。入力したシリアル番号が複数のシリアル番号付品目にリンクされている場合は、[シリアル番号付品目 (tscfg2100m000)] セッションが開き、そのシリアル番号がリンクされているすべての品目が表示されます。リストから任意のシリアル番号付品目を選択できます。シリアル番号付品目を選択すると、[記述] フィールド、[数量] フィールド、[部署] フィールドに値が入ります。
  • 入力したシリアル番号が 1 つのシリアル番号付品目だけにリンクされている場合は、[品目] フィールド、[記述] フィールド、[数量] フィールド、[部署] フィールドに値が入ります。
注: 

入力されたシリアル番号が正しくない場合は、エラーメッセージが表示されます。

分割払テンプレート

この構成ライン専用の分割払を生成する場合の基準となる「分割払テンプレート」

注: 
  • [契約管理パラメータ (tsctm0100m000)] セッションの[構成別分割払テンプレートの定義]チェックボックスがオフの場合、このフィールドが表示され、必須となります。
  • このフィールドの値は、契約テンプレートをもとにデフォルト設定されます。この値を契約テンプレートをもとにデフォルト設定できない場合、[契約管理パラメータ (tsctm0100m000)] セッションからデフォルト設定されます。
契約割引方法

保証のサービスまたは条件が品目についての契約のサービスと重複している場合、契約価格の割引を行うことができます。割引方法により、品目に対する保証の有効期間内に契約の割引率を定義します。この定義により、顧客に請求書が送付されない初回保証期間を含めることが可能になります。また、1 回限りの割引を顧客と契約した場合など、保証とは別の割引方法を使用することができます。

オリジナルの契約の変更

契約変更番号

実行 ID

構成ラインが生成される実行に対してユーザが定義できる識別番号

品目数

構成が品目である場合の品目数

関連設置グループ

設置グループ」番号

契約テンプレート

契約テンプレート」番号

価格設定方法

販売オーダ価格の決定方法を示す方法

販売価格の割合

[価格設定方法]が[構成の販売価額]の場合、割合値

参照活動

メンテナンスの実行に必要な作業の最小単位

活動数

この構成ラインに対して参照活動が適用される回数

発効日

状況により、発効日は契約見積が有効になる初日、サービス契約が有効になる初日、または、見積や契約のテンプレートを使用できる初日になります。発効日は、発効時間を含むことが多いです。

契約割引日付

契約割引方法」の適用が開始される日付

失効日

文脈によって、失効日は契約見積の最終有効日となります。見積のデフォルト失効日は、[サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000)] セッションで設定されているとおり、見積日 + 見積の有効期間 [日数]、すなわち、サービス契約の最終有効日となります。この日付を過ぎると、見積は失効します。つまり、この日付は、見積または契約のテンプレートを使用できる最後の日となります。失効日は、失効時間を含むことが多いです。

更新なし

このチェックボックスがオンの場合、この構成ラインは「契約更新」から除外されます。

注: 

このオプションは、構成ラインの失効日を変更せずに契約変更を作成する場合のみ使用できます。