オーダおよび活動基準価格 (デポ修理)
部品メンテナンスラインごとに複数の活動がある作業オーダを作成できます。部品メンテナンスラインに指定された販売価格は、作業オーダ全体の [固定オーダ価格] を示します。販売価格を [固定オーダ価格] として定義するには、[方法] フィールドを部品メンテナンスラインの [固定オーダ価格] に設定する必要があります。
[マスタ工順] フィールドと [工順オプション] フィールド (新規フィールド) には、価格設定契約、活動条件、マスタ工順、および工順オプションから取得された [固定オーダ価格] がデフォルト値として設定されます。部品ライン上の [マスタ工順] および [工順オプション] を指定すると、マスタ工順および工順オプションに関して定義された活動に基づいて活動ラインが生成されます。
オーダ活動ライン
メンテナンス販売オーダ活動ラインは、部品メンテナンスライン、参照活動、およびマスタ工順/工順オプションに基づいて生成されます。ラインも、計画活動、通知、サービスオーダ、または見積をもとに生成されます。ラインをマニュアルで追加または変更できます。これらの変更は、部品メンテナンスラインまたは作業オーダ上で実施されます。
[方法] フィールドが [固定オーダ価格] に設定されている場合でも、[価格設定方法] フィールドが [固定活動価格] または [時間と材料] に設定された部品メンテナンスラインに活動を追加できます。これは、部品メンテナンスラインにリンクされた作業オーダに追加された新規活動にも適用されます。[メンテナンス販売オーダ活動ライン (tsmsc1111m000)] セッションを使用して、部品メンテナンスラインに活動を追加することもできます。このセッションには、作業オーダにより実行されるすべての (参照) 活動が含まれます。
部品活動ラインの発生元を区別するために、[発生元] フィールドが [メンテナンス販売オーダ活動ライン (tsmsc1111m000)] セッションに追加されます。
見積、修理保証、または固定価格設定済部品ラインのオーダ活動ラインが生成されない場合は、[メンテナンス販売オーダ活動ライン (tsmsc1111m000)] セッションで [価格設定方法] / [販売価格] を定義またはメンテナンスできます。関連適用範囲ラインの [ライン状況] が [原価計算] に設定されていないか、作業オーダから生成された関連適用範囲ラインが使用できない場合は、部品メンテナンスラインおよびオーダ活動ラインの [価格設定方法] を修正できます。
[メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [方法] フィールドが [固定オーダ価格] / [修理保証] / [見積固定] / [見積固定プラス] に設定されている場合は、部品ラインにリンクされた [メンテナンス販売オーダ活動ライン (tsmsc1111m000)] セッションで [価格設定方法] フィールドの値が [固定オーダ価格] に設定されます。それ以外の場合、[価格設定方法] フィールドのデフォルト値は、価格設定契約または参照活動から取得されます。
部品活動ラインの [価格設定方法] が [固定活動価格] または [時間と材料] に設定されている場合は、活動ラインを [時間と材料] または [固定活動価格] 契約に個別にリンクできます。このラインをマニュアルで価格設定契約にリンクするか、価格設定契約からリンク解除するには、[メンテナンス販売オーダ活動ライン (tsmsc1111m000)] セッションで [価格設定契約]、[価格設定契約変更]、および [価格設定契約ライン] フィールドを指定します。[アクション] メニューの[契約のリンク/リンク解除] オプションを使用して、契約をリンク/リンク解除できます。このセッションの [契約無視] チェックボックスがオンの場合、価格決定時に、部品ラインにリンクされた価格設定契約は考慮されません。
[メンテナンス販売オーダ活動ライン (tsmsc1111m000)] セッションの [アクション] メニューにある [適用範囲ライン] オプションを使用して、オーダ活動ラインに関連する適用範囲ラインを表示できます。
固定オーダ価格の決定
デフォルトの販売価格を設定するために、LN で次の検索ロジックが使用されます。
- 部品メンテナンスラインの価格設定契約
- 設置グループ
- マスタ工順および工順オプション
固定活動価格の決定
デフォルトの販売価格は、部品ライン価格設定契約およびメンテナンス販売オーダ活動ライン参照活動を使用して設定されます。
[契約無視] チェックボックスがオンの場合、価格決定時に、部品ラインにリンクされた価格設定契約は考慮されません。
価格発生元
価格設定契約が部品メンテナンスラインまたは部品活動ラインにリンクされており、販売価格がその契約から取得されている場合は、[メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで [価格発生元] フィールドが [契約] に設定されます。
マスタ工順の販売価格が指定されている場合でも、[価格発生元] は [契約] に設定されます。
価格設定契約ではなく、参照活動、マスタ工順、または工順オプションから価格が取得された場合、[価格発生元] フィールドは [参照活動]、[マスタ工順]、または [工順オプション] に設定されます。
部品活動ライン価格の再計算
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オーダ活動ライン上の価格関連フィールドは、次の場合に再度デフォルト設定する必要があります。
- 部品メンテナンスラインの価格設定契約がリンク/リンク解除された
- 部品メンテナンスラインの [方法] が更新された
適用範囲ライン
[方法] が [固定オーダ価格] に設定された部品メンテナンスラインごとに、[メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションで [原価タイプ] が [オーダ] に設定された適用範囲ラインが作成されます。
[価格設定方法] が [固定活動価格] に設定されたメンテナンス販売オーダ活動ラインごとに、[メンテナンス販売オーダ - 適用範囲ライン (tsmsc1120m000)] セッションで [ライン発生元] が [部品活動ライン] に設定され、[原価タイプ] が [活動] に設定された適用範囲ラインが作成されます。
これらの適用範囲ラインの両方に固定 [販売価格] が指定されます。同じ部品活動ラインにリンクされた他のすべての適用範囲ラインを使用して費用が登録されますが、販売情報はこれらのラインに使用できません。
作業オーダ (活動) をクローズすると、[価格設定方法] が [時間と材料] に設定された部品メンテナンスラインごとに、適用範囲ラインが作成されます。
オーダ活動ラインと作業オーダ活動の同期
作業オーダが部品メンテナンスラインにリンクされている場合、オーダ活動ラインデータは作業オーダ活動ラインと同期されます。同期は、部品ラインの状況と作業オーダ (活動) の状況に依存します。
新規活動ラインを作成できるのは、関連する作業オーダが完了または修正される前のみです。
[メンテナンス販売オーダ - 部品ライン (tsmsc1110m000)] セッションで部品ラインの [ライン状況] が [完了] に設定されていないか、見積に合わせて更新されておらず、[メンテナンス販売オーダ活動ライン (tsmsc1111m000)] セッションで活動の [発生元] が [部品ライン]、[計画活動]、[見積] に設定されていない場合は、部品ラインセッションで参照活動またはオーダ活動の記述を更新できます。ただし、関連する作業オーダ活動が発行されておらず、出庫部分組立品に関して生成された作業オーダ活動に活動ラインが関連付けられていない場合に限ります。更新された参照活動または記述も作業オーダ活動上で更新されます。
部品メンテナンスラインの [ライン状況] が [完了] にも [原価計算] にも設定されておらず、見積がオーダ活動にリンクされていない場合は、オーダ活動を削除できます。オーダ活動が作業オーダ活動に関連付けられている場合は、そのオーダ活動を削除できます。ただし、作業オーダ活動が見積に合わせて更新されておらず、作業オーダ活動の出庫部分組立品が存在せず、[作業オーダ 活動状況] が [フリー]、[クローズ]、または[取消済] に設定されている場合に限ります。
メンテナンス販売オーダのコピー (部品ライン)
[メンテナンス販売オーダのコピー (tsmsc2280m000)] セッションの [活動ライン] チェックボックスがオンの場合は、すべてのオーダ活動ラインがコピーされます。ラインが 「部品ライン」 から発生していない場合、発生元はターゲットオーダで 「マニュアル」 に設定されます。
このチェックボックスがオフの場合、部品メンテナンスラインに基づいてオーダ活動ラインが作成されます。これは、単一の部品メンテナンスラインのコピー時にも適用されます。
履歴
メンテナンス販売オーダのクローズ中に、部品活動ラインおよび関連する価格設定情報のレコードが履歴にコピーされます。