付加費用を定義して転記するには

付加費用は、間接プロジェクト原価を定義する方法です。通常、付加費用は、保管、処理、維持費、管理間接費などを含む一般的な間接費の支払に使用されます。付加費用は直接原価の割合として計算され、雑費の原価対象に転記されます。付加費用は、予算、原価、収益について計算できるほか、要素、活動、または原価構成要素に転記できます。

ただし付加費用は、原価タイプとは関係なく、それぞれ雑費コードに転記されます。雑費は要素/活動/原価構成要素について作成されます。

付加費用の雑費ラインは、次の場合に作成されます。

  • 管理データが生成されるとき
  • 予算原価分析を実行するとき
  • 原価/収益が承認または処理されるとき

付加費用の適用とその計算は、[プロジェクト (tppdm6100m000)] セッションの [付加費用の使用] フィールドの値に応じて実行されます。次のオプションがあります。

  • 付加費用なし: 付加費用は適用不可
  • 予算の付加費用: 付加費用は予算ラインについて計算可能
  • 原価の付加費用: 付加費用は原価について計算可能
  • 予算と原価の付加費用: 付加費用は予算と原価について計算可能

付加費用は、次の検索パスに従って転記されます。

  1. LN は、プロジェクト固有の原価対象に付加費用が定義されているかどうかチェックし、付加費用を転記する要素/活動/原価構成要素を選択します。雑費は要素/活動/原価構成要素について作成されます。
  2. 付加費用がプロジェクトレベルで定義されていない場合、LN は原価対象に標準付加費用が定義されているかどうかチェックし、付加費用が転記される要素/活動/原価構成要素を選択します。雑費は要素/活動/原価構成要素について作成されます。