実現収益要素方法

原価に実現収益係数を掛けて収益を認識するには、この方法を選択します。実現収益係数はマニュアルで入力できるほか、計算することもできます。実現収益係数は、契約金額と集計ボトムアップ予算に基づいて計算されます。

この方法を使用する場合

この方法は、[契約タイプ] を [固定価格] に設定して、収益の認識基準に原価補償を使用することにより、固定価格契約で原価加算シナリオを達成するプロジェクトに対して使用できます。

認識収益の計算

認識収益 = 現行期間の原価 x 実現収益係数

実現収益係数はマニュアルで入力できるほか、[計算] をクリックして計算値を取得できます。係数は次の式を使用して計算されます。

実現収益係数 = プロジェクト契約金額 ÷ 合計予算原価

注: 

契約金額は取引先別補助金額の合計です。単位レート請求方法のプロジェクトの場合、最高額が契約金額とみなされます。

実現収益係数は次のレベルで認識できます。

  • プロジェクト
  • 拡張
  • 要素
  • 活動

制約

実現収益係数を計算するには、プロジェクト状況が有効である必要があります。これは、原価管理の作成処理で計算される合計予算原価は、有効なプロジェクトについてのみ認識されるためです。