プロジェクト金額を異なる通貨で表示するには
プロジェクト通貨または別の通貨の金額を含むプロジェクトセッションでは、次の通貨で金額を表示できます。
- プロジェクト通貨または金額を入力した他の通貨
- 財務会社の自国通貨
通常、プロジェクト通貨または他の通貨で表示される金額の隣には、次の 2 つのフィールドが表示されます。
- 自国通貨コード
- 自国通貨で表した金額
多くのセッションで、表示自国通貨と他の通貨間における為替レートと対応するレート係数も表示されます。
[通貨変換] コマンドを使用するには
複数通貨システムにおいて金額を複数の通貨で表示可能な場合、[通貨変換] を使用して各自国通貨での金額を順番に表示できます。
セッションのタイプによって、以下を実行できます。
- 詳細セッションで [通貨変換] をクリックする
- 概要セッションの [ツール] メニューで、[通貨変換] をクリックする
- 概要セッションまたは詳細セッションで、CTRL + R キーを押す
プロジェクト通貨が 3 つの自国通貨とは異なる場合、以下の概要セッションでは、[通貨変換] により 4 のすべての通貨で金額が表示されます。
- プロジェクトモニタリング (PPC)
- 業績測定
- 時系列予算
セッションで、すでに利用可能なすべての通貨で金額が表示されている場合、[通貨変換] ボタンは使用できません。これはたとえば、財務会社で使用する通貨が 1 つのみの場合やプロジェクト通貨が単一の自国通貨と同じ場合などです。
レポート通貨: 通常、プロジェクトレポートの出力時にレポート通貨を選択できます。レポート通貨は、作業を行うロジスティック会社に定義された通貨のいずれかになります。
プロジェクト定義モジュールで出力されるレポートには、以下の制約が適用されます。
プロジェクトデータ管理 (PDM) モジュールのレポート通貨
プロジェクト定義モジュールで標準原価対象の原価額を入力する時点では、まだ財務会社は不明です。ロジェクトを定義し、そのプロジェクトに対して企業単位を選択したときに、財務会社が初めて明確になります。
このため、プロジェクトマスタデータレポートを出力する際にさまざまな通貨を使用することはできません。
プロジェクト定義モジュールでは、ロジスティック会社の通貨システムに応じて、以下のレポート通貨を選択できます。
- 単一通貨システム: ロジスティック会社の参照通貨
- 依存通貨システム: 共通情報の [通貨 (tcmcs0102m000)] セッションで定義された通貨