プロジェクトで通貨を使用するには
プロジェクトで作業する場合、会社用に定義した通貨に加えて、さまざまな通貨を使用します。
- プロジェクト通貨
- 取引先通貨
- その他の通貨
プロジェクト通貨: プロジェクトを定義する際に、会社に定義されている通貨の中から「プロジェクト」通貨を選択できます。最も適切な通貨を選択します。自国通貨の 1 つである必要はありません。デフォルトのプロジェクト通貨は、プロジェクトを定義したロジスティック会社の現地通貨です。以下の金額がプロジェクト通貨で表されます。
- プロジェクトの定義時に入力した契約金額およびその他のすべての金額
- 予算原価分析データの金額
- プロジェクトモニタリングおよび業績測定の金額。さらに、プロジェクト通貨はプロジェクトに入力する他の金額のデフォルト通貨になります。
取引先通貨: プロジェクトの請求先取引先を入力する際に、取引先ごとに取引先通貨で契約金額を指定できます。デフォルトは、請求先取引先の通貨です。この通貨は、すべての請求取引で使用されます。
プロジェクトに複数の取引先がある場合、プロジェクトは複数の契約金額により構成されます。契約金額はそれぞれ異なる取引先の通貨で表すことができます。また、複数の契約金額を異なる通貨で指定することもできます。これらの合計が、取引先の完全な契約金額となります。
以下の金額が取引先通貨で表されます。
- 前払要求
- 決済済前払要求ライン
- 要素契約データ
- 分割払
- 留保額
その他の通貨: プロジェクトを定義している会社に定義されている通貨から、以下の処理を行うための通貨を選択できます。
- 予算ライン
- 時系列予算バージョン
- 原価対象のレートおよび価格
- 労務付加費用
これらの通貨は、プロジェクトを定義するロジスティック会社、または企業単位の財務会社の自国通貨と同一である必要はありません。状況ごとに最も適した通貨を使用できますが、デフォルトはプロジェクト通貨です。