進捗結果の使用

進捗はさまざまなレベルで登録できます。最も詳細なレベルは原価対象/管理コードレベルです。リソースによっては、正確な進捗の記録が困難なことがあります。この場合には、次の操作を実行できます。

  • [プロジェクト (tppdm6100m000)] セッションの [進捗の登録] フィールドを使用して、現在のプロジェクトについて原価対象/管理コードレベルで記録する進捗を指定します。次のオプションが使用できます。
    • Yes
    • No
    • 差異 = 在庫 (「材料」 原価タイプにのみ適用されます)
  • 「標準原価対象」 セッションおよび 「プロジェクト原価対象」 セッションの [進捗の登録] チェックボックスを使用して、特定の原価対象/管理コードについて原価対象/管理コードレベルで進捗を記録する必要があるかどうか指定します。

フィールド値の組合せに基づく結果:

- 原価対象セッションのチェックボックス
プロジェクトのリスト値
  Yes No
Yes 結果 1 結果 1
No 結果 1 結果 2
差異 = 在庫 結果 1 結果 3

結果 1: 原価対象または管理コードに関して記録された進捗は、次の計算式を使用してプロジェクトモニタリング計算 (実行済の値) で使用されます: 『アーンドバリュー = 進捗 (%) × 予算原価と差異 = アーンドバリュー - 実際原価』

結果 2: 原価対象または管理コードに基づく進捗を登録することはできません。この結果、モニタリングでは、次の式を使用して進捗のアーンドバリューを決定できなくなります: 『アーンドバリュー = 実際原価、結果は差異 = 0』

結果 3: 原価対象または管理コードに基づいて記録された進捗は、モニタリングの計算で使用されます。ただし、この進捗は差異の計算には使用されません。発生した原価は、進捗に従って消費されないため、在庫と見なされます。この結果、次の式を使用してモニタリング計算が実行されます。『アーンドバリュー = 進捗 (%) × 予算原価および販売 = 実際原価 - アーンドバリュー』

注: 
  • 結果 2 および 3 は、終了していない作業についてのみ発生します。プロジェクトの作業が終了している場合、結果 1 の計算が適用されます。
  • モニタリングでは、[プロジェクト - 原価管理レベル (tppdm6102m000)] セッションで原価管理レベルを管理コードに設定している場合のみ結果が表示されます。