原価予測の使用

Infor LN では、先行予測方法を使用してプロジェクト原価を予測します。この方法は [プロジェクト会計パラメータ (tpppc0100s000)] セッションの [先行予測方法] フィールドで選択された値 (方法) に基づいて決定されます。先行予測方法は、次のとおりです。

  • 完了時の見積 (EAC): プロジェクト終了時に予想される合計原価
  • 完成までの見積 (ETC): 残りの作業に予想される原価
  • 追加費用見積 (EEC): まだ予算化されていない残りのすべての作業に予想される合計原価。

選択された先行予測方法に基づき、以下のように予測の表示が異なります。

  • 管理問合せ
  • 業績測定
  • アーンドバリュー方法による業績測定
  • 財務分析の表示
  • 中間結果の生成

EAC 方法が使用されると、次のようになります。

  • EAC を指定すると、EEC は表示されません。
  • [管理問合せ] セッションの予測原価には、指定された予測金額と予測数量が表示されます。
  • 業績測定セッションと [アーンドバリュー方法による業績測定 (tppss0702m000)] セッションの EAC には、指定された予測金額が表示されます。

ETC 方法を使用すると、次のようになります。

  • ETC を指定すると、EEC は表示されません。
  • [管理問合せ] セッションには、指定された予測金額と予測数量が表示されます。
  • ETC 予測金額は [中間結果の生成 (tpppc3250m000)] セッションで使用できます。

EEC 方法が使用されると、次のようになります。

  • 予測の入力時、他の予測方法の値は計算されずゼロで表示されます。
  • [管理問合せ] セッションの予測原価には、指定された予測金額と予測数量が表示されます。
  • 「業績測定」 セッションおよび [アーンドバリュー方法による業績測定 (tppss0702m000)] セッションの EAC は計算できず、ゼロに設定されます。
  • EEC 予測金額は [中間結果の生成 (tpppc3250m000)] セッションで使用できます。