管理予算

管理予算は、プロジェクト予算および付加費用に基づいて算出される予算です。管理予算を作成するには、[管理データの生成 (tpptc1230m000)] セッションを使用します。管理予算は、次の処理の凍結予算として使用できます。

所要量計画での計画オーダの生成
プロジェクト進捗を使用した進捗の記録
プロジェクト会計での実際原価の記録

生成される管理予算のタイプは、[プロジェクト (tppdm6100m000)] セッションの[管理区分フィールド] によって初期設定されます。

先行プロジェクト予算が要素を基準にしている場合、要素予算または活動予算を管理予算にすることができます。
先行プロジェクト予算が活動を基準にしている場合、管理予算は活動予算に限られます。

要素予算: プロジェクト予算が要素を基準にしている場合、生成後の管理予算には [要素 (tpptc1100m000)] セッションの [原価管理] チェックボックスがオンになっている要素のみが含まれます。このチェックボックスがオフの場合、要素の予算ラインは、チェックボックスがオンになっている最初の上位レベルの要素に集計されます。プロジェクト予算が活動予算管理タイプの要素を基準にしている場合、管理予算は、先行要素管理予算と活動管理予算を組み合せたものになります。[管理データの生成 (tpptc1230m000)] セッションを実行すると、2 つの予算が作成され、要素予算が活動予算にコピーされます。この活動予算では、スケジュールデータの修正のみが可能です。[要素予算を活動予算にコピー (tpptc1240m000)] セッションを使用して、要素予算を関連する活動にコピーすることもできます。

重複する予算ラインは、管理予算の要素または原価構成要素および拡張によって圧縮されます。付加費用 (存在する場合) が計算され、金額が管理予算に保存されます。

活動予算: プロジェクト予算が活動を基準にしている場合、生成後の管理予算には次の条件に合致するすべての活動が含まれます。

有効計画の一部である活動。
[活動 (tppss2100m000)] セッションの [原価管理] チェックボックスがオンの活動

[原価管理] チェックボックスがオフの活動に関連する予算ラインは、[原価管理] チェックボックスがオンになっている最初の上位レベルの親活動に集計されます。重複する予算ラインは、管理予算の活動/原価構成要素および拡張によって圧縮されます。付加費用 (存在する場合) が計算され、金額が管理予算に保存されます。

以下のセッションを使用して、管理予算から生成された各種原価タイプの予算ラインを表示できます。

[管理データ (材料ライン) (tpptc1535m000)]
[管理データ (労務ライン) (tpptc1536m000)]
[管理データ (設備ライン) (tpptc1537m000)]
[管理データ (外注ライン) (tpptc1538m000)]
[管理データ (雑費ライン) (tpptc1539m000)]