購買予算

実際予算には通常、購買期間の長い原価対象が含まれています。また、予定購買数量が不確定な場合もあります。この情報の待機中は、プロジェクトが遅延し、費用が増加する場合があります。｢購買予算｣セッションを使用すると、このような原価対象をプロジェクト実行開始前に調達することができます。購買予算は、原価対象を直接指定するか、または実際予算から原価対象をコピーして作成できます。予算価格に対する割合を指定する方法では、部分数量の購買も可能です。購買予算は購買オーダの生成に使用できます。この予算は実際予算には影響を与えず、プロジェクトを段階的に予算編成および実行する処理を省略するために使用されます。

主な購買予算セッションは以下のとおりです。

[購買予算 (tpptc4500m000)]: このセッションを使用して購買予算を作成し、必要な原価対象を追加できます。
[購買予算部分 (tpptc4510m000)]: このセッションを使用して、必要な要素または活動 (および関連付けられている原価対象) を実際予算からコピーできます。
[購買予算明細ライン (tpptc4520m000)]: このセッションでは、選択している購買予算の原価対象の発注先、購買価格、状況といったデータを記録できます。このデータは、材料、設備、および外注原価タイプにのみ適用できます。承認済のラインは調達に転送できます。
[購買予算の生成 (tpptc4200m000)]: [購買予算明細ライン (tpptc4520m000)] セッションの代りにこのセッションを使用して、選択した範囲のプロジェクト、要素、活動の購買予算を生成できます。
[購買予算の削除 (tpptc4210m000)]: このセッションを使用して、不要になったデータを削除できます。