予算内のカスタマイズ品目 (tpptc1255m000)
セッションの目的: 一定範囲の材料予算ラインをカスタマイズします。この処理の対象となるのは、受注生産方針である 「製造」 タイプの標準品目、または製品構成テンプレートまたはコンフィギュレータテンプレートで構成された一般品目だけです。プロジェクト状況および予算状況は、「フリー」 または 「有効」 である必要があります。予算ラインはカスタマイズ品目により更新されます。予算ライン数量がゼロの場合、1 に更新されます。1 つ以上の新しい PCS プロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを使用することができます。
プロジェクトまたは予算をコピーした場合、このセッションを実行し、新プロジェクトの予算ラインの品目をカスタマイズする必要があります。PCS プロジェクトとのリンクはプロジェクト固有になり、コピーした品目はカスタマイズされなくなります。
- プロジェクト
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[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 品目をカスタマイズする必要があるプロジェクト
- 計画
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[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: プロジェクトに活動予算がある場合に表示されるプロジェクト計画
注:先行計画が定義済である場合、このフィールドには自動的に値が設定されます。先行計画が定義されていない場合は、このフィールドは空白のままになるので、計画をマニュアルで入力できます。
- 活動
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[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 「活動」
- 要素
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[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 「要素」
- 開始品目
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[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 品目
- 終了品目
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[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 品目
- プロジェクト (PCS) なし
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このチェックボックスがオンの場合、PCS プロジェクトが定義されていない新しい標準品目が作成されます。この標準品目は、予算ラインに定義された製品バリアントに基づいて、一般品目から作成されます。
注:予算ラインにある品目をカスタマイズするときに、新しい PCS プロジェクトを生成するか既存の PCS プロジェクトを使用するかを選択できます。
- プロジェクト (PCS)
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カスタマイズ用に既存の PCS プロジェクトを入力します。
- 計画方法
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PCS プロジェクトに適用される計画方法
デフォルト
デフォルトは[後方]です。
指定可能な値
- 前方
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製造オーダに適用する場合、製造オーダの計画は固定の開始日を基準にして行われます。納期はそのオーダの実行時間に基づいて計算されます。
プロジェクトに適用する場合、そのプロジェクトのネットワーク計画は固定の開始日を基準にして実行されます。その計画を[ネットワーク計画の生成 (tppss2240m000)] セッション内で開始すると、プロジェクトの納期が[前方]計画方法を使用して算定されます。
- 後方
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製造オーダに適用する場合、製造オーダの計画は固定の納期を基準にして行われます。開始日はそのオーダの実行時間に基づいて計算されます。
プロジェクトに適用する場合、そのプロジェクトのネットワーク計画は固定の納期を基準にして実行されます。その計画を[ネットワーク計画の生成 (tppss2240m000)] セッションで開始すると、プロジェクトの開始日が[後方]計画方法を使用して算定されます。
- 初期状況プロジェクト (PCS)
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PCS プロジェクトの初期状況
指定可能な値
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フリー
プロジェクト設計を実行し、以下の活動を実行することができます。- 「プロジェクト管理 (PCS)」 モジュールを使用してプロジェクトマスタスケジュール (PMS) を定義する
- プロジェクト構造をメンテナンスする
- カスタマイズした部品表と工順シートを使用して、カスタマイズした製品構造をメンテナンスする
- プロジェクト見積を実行する
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シミュレート済
おおまかな能力所要量計画と、詳細な材料およびリソースの所要量計画 (RRP) を、ネットワーク計画に基づいてシミュレートすることができます。シミュレート済プロジェクトの能力所要量は、別に視覚化されます。カスタマイズ品目の計画済 RRP 購買オーダ、計画製造オーダ、および PRP 倉庫オーダが生成されます。ただし、これらのオーダを発行することはできません。さらに、RRP で標準品目がプロジェクトに割り当てられることはありません。 -
有効
プロジェクトの実行ステージを示します。計画オーダをリリースして、必要な購買および製造活動を実際に開始し、完了できるようにします。
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- 初期プロジェクト (PCS) 完了日
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PCS プロジェクトの開始日と終了日を設定するために、考慮する必要のある日付
指定可能な値
- 現在の日付
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現在の日付が、PCS プロジェクトの完了日に設定されます。
- 要素/活動開始日
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プロジェクト完了日は、プロジェクト要素/活動の開始日に基づきます。
- 要素/活動終了日
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プロジェクト完了日は、プロジェクト要素/活動の終了日に基づきます。
注:PCS プロジェクトの[計画方法]が[後方]に設定されている場合は、PCS プロジェクトの終了日が影響を受け、[計画方法]が[前方]に設定されている場合は、PCS プロジェクトの開始日が影響を受けます。ただし、これらの日付はマニュアルで変更できます。
このフィールドの値は、[計画方法]フィールドで設定した値を基準とします。[計画方法]フィールドの設定は下記のとおりです。
- [後方]:このフィールドの値は[要素/活動終了日]を基準とします。
- [前方]:このフィールドの値は[要素/活動開始日]を基準とします。
- 標準原価計算
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このチェックボックスがオンの場合、カスタマイズ品目の標準原価が計算されますが、予算ラインの品目の標準原価は変更されません。[プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000)] セッションにより標準原価を計算することもできます。
- 予算ラインの単位原価の更新
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このチェックボックスがオンの場合、 [プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000)] セッションで単位原価の計算および更新が行われ、予算品目の関連フィールドに適用されます。このチェックボックスをオフにすると、オリジナル予算単位原価が維持されます。
- 処理レポート
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このチェックボックスがオンの場合、処理レポートが出力されます。
- エラーレポート
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このチェックボックスがオンの場合、エラーレポートが出力されます。