要素予算 (材料) (tpptc1110s000)
セッションの目的: 選択した要素およびプロジェクトの材料原価タイプの予算ラインをメンテナンスします。
構成済一般品目を持つ材料予算ラインをコピーする場合、製品バリアントはコピーされません。そこで、新しい製品バリアントを生成するために、コンフィギュレータが開始されます。製品バリアントは、一般品目の構成を追跡するために使用されます。
成果物に基づいて生成された予算ラインは、プロジェクト所要量計画 (PRP) の計算で考慮されません。
- プロジェクト
-
「プロジェクト」を識別するコード
- 記述
-
コードの記述または名称
- プロジェクト状況
-
プロジェクトの状態を示します。
LN では次の状況を扱います。
-
[フリー]
プロジェクト定義は登録済ですが、プロジェクトはまだ実行されていません。変更が可能な状態です。 -
[有効]
プロジェクトの実行中に、原価取引の発行、購買、および登録ができます。 -
[終了]
プロジェクトは完了しましたが、財務処理的にはまだクローズされていません。まだ原価取引を登録できます。このプロジェクトでは実際の購買オーダは存在できません。 -
[クローズ]
プロジェクトは財務処理的にクローズされており、プロジェクト定義は変更できません。 -
[アーカイブ済]
プロジェクトは、アーカイブ会社に保存されます。プロジェクトのアーカイブ会社は、履歴プロジェクトデータのリポジトリとして使用することができます。
指定可能な値
- フリー
- 有効
- 終了
- クローズ
- アーカイブ済
-
- 要素
-
「要素」を識別するコード
- 記述
-
コードの記述または名称
- 要素状況
-
要素の「予算状況」
指定可能な値
- フリー
-
すべてのデータを修正できます。
- 実際
-
予算データの修正および管理データの生成が可能です。また、予算履歴を記録できます。
- 最終
-
予算データの修正はできません。予算調整を使用した予算ラインの追加または修正のみができます。実際の予算履歴を記録することもできます。
- ライン番号
-
予算ラインの番号
- 品目
-
品目を識別するコード
このコードは、プロジェクトコードフィールドと品目コードフィールドで構成されます。
- 有効化コード
-
「要素」 予算ラインにリンクされている品目の有効化コード
- 記述
-
コードの記述または名称
- 製品バリアント
-
製品バリアントの一意の識別番号
注:[製品バリアント]フィールドの隣の[カスタマイズ]オプションを使用して、品目のカスタマイズされた製品バリアント構造を生成できます。カスタマイズ品目では、新しい PCS プロジェクトを生成するか既存の PCS プロジェクトを使用するかを選択できます。
- 予算詳細
-
- 正味数量
-
必要な材料数量。材料の測定単位で表示されます。
このフィールドは、以下の場合のみ適用可能です。
- 品目単位の物理量が、[長さ]または[面積 (m2)] の場合
- 長さ、または長さと幅を入力した場合
- 単位数が決定されている場合
このフィールドにカーソルを置くと、以下の公式のいずれかによる計算結果が表示されます。
正味数量 = 長さ × 単位数
正味数量 = 長さ × 幅 × 単位数
注:デフォルトの正味数量は、次の計算式により算出されます。
調整残高 = 標準原価 × 正味数量
調整残高が 100 で標準原価が 10 である場合、デフォルトの正味数量は -10 になります。
調整残高がゼロ残高になるように、計算されたデフォルトの正味数量は通常マイナスの値になります。
- 正味数量単位
-
材料品目のサイズまたは数量を表す単位
- 長さ
-
品目の物理的長さを表すために使用される基準単位
- 長さ
-
材料品目の物理的長さ
- 幅
-
品目の物理的幅を表すために使用される基準単位
- 幅
-
材料品目の物理的幅
注:このフィールドは、[正味数量]フィールドが平方メートル (m2) の場合にのみ有効になります。
- 単位数
-
長さまたは面積に品目が出現する回数
- 仕損 [%]
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製造またはプロジェクト実行中の破損、切断、切り傷、盗難などによる材料損失を補うために必要な追加材料。金額を割合で入力します。
総数量 = 正味数量 × (1 + 仕損率 ÷ 100)
- 予算状況
-
予算ラインの状況。デフォルトの状況は、関連の要素または活動から設定されます。
LN では次の状況を扱います。
- [フリー]: 予算ラインの一般データが記録されました。このデータは変更可能です。
- [実際]: 予算データの変更および管理データの生成が可能です。また、予算履歴を記録できます。
- [最終]: 予算データの変更はできません。予算調整から予算ラインの追加または変更のみができます。実際の予算履歴を記録することもできます。
指定可能な値
- フリー
-
すべてのデータを修正できます。
- 実際
-
予算データの修正および管理データの生成が可能です。また、予算履歴を記録できます。
- 最終
-
予算データの修正はできません。予算調整を使用した予算ラインの追加または修正のみができます。実際の予算履歴を記録することもできます。
- 予算日
-
通貨取引の参照として使用される「予算日」。デフォルトでは、プロセスに指定された予算日は新規予算ラインに追加されます。
- テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、要素予算ラインに関連テキストがあります。この関連テキストは、ツールバーの [テキスト] ボタンをクリックして表示できます。
- 関連情報
-
- 計画
- 活動
- 原価構成要素
-
「原価構成要素」を識別するコード
注:原価構成要素は、[原価構成要素 (tcmcs0148m000)] セッションで [構成要素タイプ] が [詳細] または [集計] に設定されている場合のみ指定できます。
- 拡張
-
「拡張」を識別するコード
- リンク済成果物
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予算を生成する場合の基準となるリンク済成果物
注:この値は、[成果物に対する予算の生成 (tppdm7200m400)] セッションで成果物に関して生成された予算に基づいて入力されます。この値を修正することはできません。
- 契約ライン
-
予算を生成する場合の基準となるリンク済成果物の契約ライン
注:この値は、[成果物に対する予算の生成 (tppdm7200m400)] セッションで成果物に関して生成された予算に基づいて入力されます。この値を修正することはできません。
- スケジュール
-
予算を生成する場合の基準となる契約スケジュール
注:この値は、[成果物に対する予算の生成 (tppdm7200m400)] セッションで成果物に関して生成された予算に基づいて入力されます。この値を修正することはできません。
- 成果物予算の生成元
-
予算を生成する場合の基準となるオプション
指定可能な値
- 品目: 品目の標準原価に基づいて予算ラインが生成されます。
- 原価構成要素: すべての原価構成要素の合計に基づいて予算ラインが生成されます。原価詳細は、各原価構成要素の金額を含む予算ラインと一緒に保存されます。
- 適用なし: 予算ラインをマニュアルで作成します。
注:この値は、[成果物に対する予算の生成 (tppdm7200m400)] セッションで成果物の予算の生成に使用されたオプションに基づいて入力されます。この値を修正することはできません。
- 原価詳細
-
- 単位原価
-
「標準原価」。
品目 - プロジェクト (tppdm0105s000) セッションで、[売価方針] フィールドが [標準原価] に設定されており、[標準原価タイプ] フィールドが [在庫評価] に設定されている場合、標準原価は [品目 - 原価計算 (ticpr0107m000)] セッションから取得されます。
[品目 - プロジェクト (tppdm0105s000)] セッションで、[売価方針]フィールドが[標準原価]に設定され、[標準原価タイプ]フィールドが[マニュアル入力]に設定されている場合、標準原価は[品目 - プロジェクト (tppdm0105s000)] から取得されます。
プロジェクト品目の価格が見つからない場合は、基本となる標準原価対象の標準原価が取得されます。
注:- 品目の標準原価は、[品目 - 原価計算 (ticpr0107m000)] セッションで企業単位ごとに定義します。[原価仕訳 (tpppc2605m000)] セッションで、[売価方針]フィールドが[標準原価]に設定されている場合、材料の場合は[品目 - プロジェクト (tppdm0105s000)] セッションと、[要素予算 (材料) (tpptc1110s000)] セッションに標準原価がデフォルト設定されます。一般品目の標準原価のデフォルト設定のメカニズムを有効にするには、[品目 (tcibd0501m000)] セッションの[標準原価のレベル]フィールドを[企業単位]か[会社]に設定します。
- 予算ラインの原価詳細が使用可能な場合、このフィールドは無効になります。
- 単位原価通貨
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標準原価を表す通貨
注:予算ラインの原価詳細が使用可能な場合、このフィールドは無効になります。
- 最終単位原価
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このチェックボックスがオンの場合、標準原価は最終です。
注:予算ラインの原価詳細が使用可能な場合、このチェックボックスは無効になります。
- 輸入仕入原価分類
-
「要素」の予算ラインの輸入仕入原価分類コード
- 輸入仕入原価額
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付加費用を含む合計見積原価。輸入仕入原価は次の式で計算され、原価額や付加費用が修正されると必ず更新されます。
輸入仕入原価 = 原価額 + 付加費用 (追加コスト)
- 原価額
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予算ラインの原価額
- 金額 (自国通貨)
-
自国通貨で表した原価額
- 金額 (自国通貨)
-
原価額を表す自国通貨
- 為替レート/レート係数
-
処理/取引の為替レートなど、標準スケールに従って決められた料金または支払金額
- レート係数 (原価)
-
LN で取引通貨または請求通貨の金額を自国通貨に換算する際の除数として使用される係数。レート係数は通常、韓国ウォンなどの相対的に価値の低い通貨を換算する場合に使用されます。
- 通貨
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偶発金額に使用される通貨。このフィールドのデフォルト値は、[原価額] が指定されている通貨から取得されます。
- 偶発金額
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想定外の原価が含まれている可能性のある暫定金額
- 販売詳細
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- 通貨
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取引先通貨
- 販売価格
-
販売価格を一意に識別するコード
- 販売額
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予算ラインの合計販売額
- 為替レート/レート係数
-
処理/取引の為替レートなど、標準スケールに従って決められた料金または支払金額
- レート係数 (販売)
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LN で取引通貨または請求通貨の金額を自国通貨に換算する際の除数として使用される係数。レート係数は通常、韓国ウォンなどの相対的に価値の低い通貨を換算する場合に使用されます。
- 金額 (自国通貨)
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自国通貨で表した販売額
- 金額 (自国通貨)
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販売額を表す自国通貨
- 備考
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- 予算調整コード
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調整の名前
- 差異
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オリジナル予算、未調整予算、および調整済予算間の差異
- サービス
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- サービス関連
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この予算ラインが参照活動 (「サービス」 で定義) に基づいて作成されていて、サービスオーダが作成されているのか、そうでないのかを示します。
- サービスに転送
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この予算ラインがサービスに転送されていて、この品目にサービスオーダが作成されているのか、そうでないのかを示します。