中間結果の生成 (tpppc3250m000)
セッションの目的: 原価、コミットメント、および原価予測の各セッションならびに予定収益および収益予測の各セッションで指定されたプロジェクト、契約、または契約ラインデータに中間結果を生成します。契約またはプロジェクトのいずれかから中間結果を生成できますが、同時には生成できません。
各中間収益認識および売上原価の計算方法において、中間結果を計算するために使用された履歴為替レートが使用されます。実際上、中間結果ならびに登録した収益および原価はすべての自国通貨のレベルと同じになります。これが指定された会社に適用されるのは、[会社 (tcemm1170m000)] セッションが以下の場合です。
- [通貨システム] フィールドが [標準] に設定されます。
- [複数の機能通貨の使用] チェックボックスがオンになります。
以下の 2 種類の中間結果が生成されます。
- 原価中間結果
- 収益中間結果
会計中間結果を生成するために、収益認識方法および売上原価計算方法を選択できます。
収益認識方法:
- プロジェクト完了方法 (RR)
- 完了の割合の計算方法 (RR)
- マイルストーン方法
- 原価補償契約の計算方法
- 実現収益要素方法
- 実際収益方法
売上原価の決定方法:
- プロジェクト完了方法 (COGS)
- 完了の割合の計算方法 (RR)
- 利益率の計算方法
- 原価補償契約の計算方法
- 売上原価方法として [原価補償] が選択されている場合のみ、労務費タイプの [原価]、[コミットメント]、および [予測] チェックボックスがすべて使用可能になります。
- [収益]、[予測]、および [予定収益] チェックボックスは、収益認識方法として [実際収益] が選択されている場合のみ使用可能になります。
中間結果は以下のように計算されます。
- [契約ライン (tpctm1110m000)] セッションで [履行義務の基準] が [取引価格] に設定されている場合、中間結果を計算する際の基準として取引価格が使用されます。
- [収益承認方法%] グループボックスで [完成率] チェックボックスがオンであり、[売上原価計算方法] グループボックスで [完成率] および [利益率] チェックボックスがオンである場合、取引価格が使用されます。
プロジェクトが複数の契約ライン (CLIN) にリンクされている場合は、中間結果を計算する際の基準として [取引価格] が使用されます (CLIN の 1 つで [履行義務の基準] が [取引価格] に設定されている必要があります)。
取引価格 (該当する場合) は、利益または損失があるかどうか判断するため、また、最大予測収益を決定するために使用されます。
- 選択
-
- 選択範囲
-
- 計算対象
-
利益を計算する方法
指定可能な値
- プロジェクト: 収益認識設定はプロジェクトレベルで定義される
- 契約: 収益認識設定は契約レベルで定義される
注:中間結果を計算するには、次の制限が適用されます。
- 契約とプロジェクトの結果を同時に生成はできません。
- 契約から中間結果を生成した場合、拡張は適用されません。
- 契約ラインがプロジェクトにリンクされている場合、契約ラインにのみ中間結果を生成できます。ただし、そのプロジェクトを、複数の契約ラインにリンクしてはなりません。
- 拡張では、中間結果残高は使用できません。拡張がプロジェクトに定義されている場合、中間結果残高はプロジェクトレベルで計算されます。
- 契約
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 中間結果を生成する「プロジェクト」
注:このフィールドは、[契約] オプションがオンの場合のみ有効です。
- 契約ライン
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 中間結果を生成する契約ライン
注:このフィールドは、[契約] オプションがオンの場合のみ有効です。
- プロジェクト
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 中間結果を生成する「プロジェクト」
注:このフィールドは、[プロジェクト] オプションがオンの場合のみ有効です。
- 拡張
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 中間結果を生成する「拡張」。このフィールドは、[プロジェクト] オプションがオンの場合のみ有効です。
注:契約から中間結果を生成した場合、拡張は適用されません。
- 原価管理期間
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 中間結果を生成する原価管理年度
- /
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 中間結果を生成する原価管理期間
- 会計期間
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 中間結果を生成する会計年度
- /
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 中間結果を生成する会計期間
注:この値は、[会計期間選択] フィールドで設定した値に基づいてデフォルト設定されます。この値を修正することはできません。
- 結果タイプの生成
-
- 収益
-
このチェックボックスがオンの場合、タイプ [収益] の会計結果を生成できます。
- 会計結果収益
-
中間結果の収益が転記される中間結果タイプ。[会計結果タイプ (tppdm1155m000)] セッションの結果タイプフィールドは[収益]でなければなりません。
注:このフィールドは、1 つまたは複数の収益認識方法が選択されている場合にのみ使用可能になります。
- 記述
-
コードの説明または名前
- 原価
-
このチェックボックスがオンの場合、タイプ [原価] の会計結果を生成できます。
- 会計結果原価
-
中間結果の原価が転記される中間結果タイプ。会計結果タイプ (tppdm1155m000) セッションの結果タイプフィールドは[原価]でなければなりません。
注:このフィールドは、1 つまたはすべての売上原価計算方法が選択されている場合にのみ使用可能になります。
- 記述
-
コードの説明または名前
- 残高
-
このチェックボックスがオンの場合、タイプ [残高] の会計結果を指定できます。残高は次の式により計算されます。
残高 = (実際収益 - 認識済収益) + (認識済販売原価 - 実際原価)
注:- このチェックボックスを有効にするには、[収益]および[原価]オプションをオンにする必要があります。
- 拡張がプロジェクトに指定された場合、チェックボックスは無効になります。
- 収益の認識方法
-
- 完成率
-
このチェックボックスがオンの場合、 「収益認識」に完了の割合の計算方法 (RR) が使用されます。
- マイルストーン
-
このチェックボックスがオンの場合、収益認識にマイルストーン方法が使用されます。
- 原価補償
-
このチェックボックスがオンの場合、収益認識に原価補償契約の計算方法が使用されます。
- 実現収益係数
-
このチェックボックスがオンの場合、収益認識に実現収益係数方法が使用されます。
- 実際収益
-
このチェックボックスがオンの場合、収益金額に基づき、収益認識に [実際収益方法] が使用されます。
注:収益認識方法グループボックスは、[収益] チェックボックスがオンの場合のみ有効になります。
- 売上原価計算方法
-
- 完成率
-
このチェックボックスがオンの場合、完成率法により「売上原価」が計算されます。
- 利益率
-
このチェックボックスがオンの場合、 利益率方法により売上原価が計算されます。
- 原価補償
-
このチェックボックスがオンの場合、 原価補償契約の計算方法により売上原価が計算されます。
注:売上原価計算方法グループボックスは、[原価] チェックボックスがオンの場合のみ有効になります。
- 会計期間選択
-
- 会計期間選択
-
このチェックボックスがオンの場合、実際原価および原価予測を計算する必要のある会計期間を選択できます。
-
実際原価と原価予測が計算される会計期間
指定可能な値
- 前の期間
-
現在の会計期間より前の会計期間が考慮されます。これがデフォルト値です。
- 現行期間
-
現在の日付に基づいた現在の会計年度が考慮されます。
- 日付の期間
-
期間に対して指定した日付に基づく会計期間。デフォルトでは、現在の日付が考慮されます。
- マニュアル
-
指定する期間および年に基づく会計期間と年
- 会計期間の結果の生成
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- 会計期間開始
-
実際原価と原価予測の計算が開始される会計期間
注:デフォルト値は 0 です。この値を修正することはできません。
- 開始年度
-
実際原価と原価予測の計算が開始される会計年度
注:デフォルト値は 0000 です。この値を修正することはできません。
- 会計期間終了
-
実際原価と原価予測の計算が完了する会計期間
注:この値は、[会計期間選択] フィールドで設定した値に基づいてデフォルト設定されます。この値を修正することはできません。
- 会計期間終了
-
実際原価と原価予測の計算が完了する期間の会計年度
注:この値は、[会計期間選択] フィールドで設定した値に基づいてデフォルト設定されます。この値を修正することはできません。
- 期間終了日
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実際原価と原価予測の計算が完了する会計期間の日付
注:この値は、[会計期間選択] フィールドで設定した値に基づいてデフォルト設定されます。この値を修正することはできません。
- 詳細
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- 期間
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- 登録日
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中間結果を生成した日付
- 原価管理期間に転記
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中間結果データが転記された年
- /
-
中間結果データが転記された期間
- 会計期間に転記
-
中間結果データが転記された年
- /
-
中間結果データが転記された [期間]
- 原価タイプの選択
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- 原価
-
このチェックボックスがオンの場合、 [材料費 (tpppc2111m000)] セッションで定義されている材料費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- 原価
-
このチェックボックスがオンの場合、 [労務費 (tpppc2131m000)] で定義されている労務費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- 原価
-
このチェックボックスがオンの場合、 [設備費 (tpppc2151m000)] セッションで定義されている設備費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- 原価
-
このチェックボックスがオンの場合、 [外注費 (tpppc2171m000)] セッションで定義されている外注費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- 原価
-
このチェックボックスがオンの場合、 [雑費 (tpppc2191m000)] セッションで定義されている雑費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- 原価
-
このチェックボックスがオンの場合、中間結果の生成に「間接費」が含められます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- コミットメント
-
このチェックボックスがオンの場合、中間結果の生成に[コミットメント仕訳 (資材費) (tpppc2510m000)] セッションで定義された材料コミットメントが含められます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- コミットメント
-
このチェックボックスがオンの場合、中間結果の生成に[コミットメント仕訳 (設備費) (tpppc2550m000)] セッションで定義された設備コミットメントが含められます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- コミットメント
-
このチェックボックスがオンの場合、中間結果の生成に[コミットメント仕訳 (外注費) (tpppc2570m000)] セッションで定義された外注コミットメントが含められます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- コミットメント
-
このチェックボックスがオンの場合、中間結果の生成に[コミットメント仕訳 (雑費) (tpppc2590m000)] セッションで定義された雑費コミットメントが含められます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- 予測
-
このチェックボックスがオンの場合、 [材料費予測 (tpppc2516m000)] セッションで定義されている予測材料費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このチェックボックスをオンにできるのは、材料原価タイプの[コミットメント]チェックボックスをオフにした場合のみです。
- 予測
-
このチェックボックスがオンの場合、 [労務費予測 (tpppc2536m000)] セッションで定義されている予測労務費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このフィールドは、売上原価の計算方法に[原価補償]を選択した場合にのみ有効になります。
- 予測
-
このチェックボックスがオンの場合、 [設備費予測 (tpppc2556m000)] セッションで定義されている予測設備費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このチェックボックスをオンにできるのは、設備原価タイプの[コミットメント]チェックボックスをオフにした場合のみです。
- 予測
-
このチェックボックスがオンの場合、 [外注費予測 (tpppc2576m000)] セッションで定義されている予測外注費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このチェックボックスをオンにできるのは、材料原価タイプの[コミットメント]チェックボックスをオフにした場合のみです。
- 予測
-
このチェックボックスがオンの場合、 [雑費予測 (tpppc2596m000)] セッションで定義されている予測雑費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンかつ変更不能です。
- このチェックボックスをオンにできるのは、材料原価タイプの[コミットメント]チェックボックスをオフにした場合のみです。
- 予測
-
このチェックボックスがオンの場合、 [間接費予測 (tpppc6106m000)] セッションで定義されている予測間接費は、生成される中間結果の原価部分に含まれます。
- 収益タイプの選択
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- 収益
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このチェックボックスがオンの場合、 [収益 (tpppc3101s000)] セッションで指定された収益が中間結果の生成に含められます。
- 予定収益
-
このチェックボックスがオンの場合、期待収益が中間結果の生成に含められます。
- 予測
-
このチェックボックスがオンの場合、予測収益が中間結果の生成に含められます。
- オプション
-
- 前回の会計結果の決済
-
このチェックボックスがオンの場合、前回の会計結果が決済されます。LN では残りのデータの中間結果が生成されます。
- プロジェクト/拡張別に集計
-
このチェックボックスがオンの場合、収益認識および売上原価がプロジェクトレベルまたは拡張レベルで集計されます。
注:このチェックボックスがオフの場合、可能であれば常に要素または活動レベルで結果が生成されます。
- 金額が含まれないラインをスキップ
-
このチェックボックスがオンの場合、中間結果の生成時に、プロジェクト、拡張、要素、または活動レベルで金額が含まれていないラインはスキップされます。
- 収益に前払金を含む
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このチェックボックスがオンの場合、 LN は前払金を収益に含めます。
- シナリオ
-
- 1 次中間結果
-
このチェックボックスがオンの場合、1 次シナリオの中間結果が生成されます。
注:デフォルトでは、このチェックボックスはオンになっています。
- 代替中間結果
-
このチェックボックスがオンの場合、代替シナリオの中間結果が生成されます。