収益 (tpppc3101s000)
セッションの目的: 収益詳細をメンテナンスします。これに該当するのは、未承認であり、財務会計に転記されていない収益取引です。
収益は、マニュアル入力によって、または請求モジュールを使用して登録できます。プロジェクトの請求書が請求モジュールで出力される場合は、プロジェクト収益が自動的に利用可能になります。確認および処理の終了後に、収益を財務会計に転記したり、プロジェクト進捗モジュールを使用して収益をモニタリングしたりできます。
プロジェクトが契約にリンクされていない場合でも、[プロジェクト管理] 転記タイプにマニュアルで収益取引を作成できます。プロジェクトにリンクされている契約がない場合、必要な収益データのデフォルトが契約ラインからではなくプロジェクトから取得されます。
指定した会社で [会社 (tcemm1170m000)] セッションが以下の場合にのみ、[複数通貨] タブが表示されます。
- [通貨システム] フィールドが [標準] に設定されます。
- [複数の機能通貨の使用] チェックボックスがオンになります。
収益仕訳がマニュアルで作成された場合、販売原価を認識するために現地通貨が使用され、現在の有効なレートではなくプロジェクトの履歴レートが使用されます。
請求で報酬および/または「違約金」ラインの請求書を転記する際、報酬および違約金に関連した収益取引が更新されます。このセッションでは、[報酬および違約金 (tppin0180m000)] セッションの次のデータが表示されます。
- [記述]
- 請求タイプ、[報酬および違約金]
- [請求書番号]
- プロジェクトデータ ([プロジェクト]、[要素]、[活動])
- [収益コード]
- プロジェクト
-
「プロジェクト」コード
- 記述
-
コードの記述または名称
- 状況
-
プロジェクト状況
- 連番
-
外注費を識別する番号
- 収益
-
- 収益
-
- 要素
-
「要素」コード
- 記述
-
コードの記述または名称
- 状況
-
要素の「作業権限状況」
- 活動
-
「活動」コード
- 記述
-
コードの記述または名称
- 状況
-
活動の「作業権限状況」
- 拡張
-
「拡張」コード
- 記述
-
コードの記述または名称
- 状況
-
拡張状況
- 収益コード
-
前払の収益がプロジェクト履歴の収益コードおよび財務会計に転記されます。この処理は、[取引の処理 (tpppc4802m000)] セッションで請求書を処理するときに発生します。
- 品目
-
販売された品目のコード
注:このフィールドは、請求書にのみ適用されます。
- 契約成果物
- 販売オーダ
- メンテナンス販売オーダ
- 記述
-
収益コードの記述
- 原価構成要素
-
原価構成要素は、特定の特徴を持った原価対象の集まりです。原価構成要素は原価タイプに依存しないため、たとえば、プロジェクトは別のディメンションからモニタできます。たとえば、ケーブル作業や取付作業など、電気関連の作業に関するすべての原価は、該当する原価対象が原価構成要素の 「電気」 作業にリンクされている場合に表示されます。
注:原価構成要素は、[原価構成要素 (tcmcs0148m000)] セッションで [構成要素タイプ] が [詳細] または [集計] に設定されている場合のみ指定できます。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 参照
-
- 販売先取引先
-
プロジェクトにリンクされている販売先取引先
- 請求先取引先
-
プロジェクトにリンクされている請求先取引先
- 従業員
-
従業員を識別するコード
- 記述
-
コードの記述または名称
- 金額
-
財務会計から転記された取引の場合、デフォルト値は未決済金額に基づいて決定されます。
- 通貨
-
金額の単位通貨
- 為替レート/レート係数
-
取引通貨から表示されている自国通貨への変換に使用される為替レート
注:このフィールドは以下のものだけが有効かつ修正可能です。
- マニュアル雑費 (プロジェクト管理)
- 財務会社で使用されるレポート通貨
- レート係数 (借方)
-
LN で取引通貨または請求通貨の金額を自国通貨に換算する際の除数として使用される係数。レート係数は通常、韓国ウォンなどの相対的に価値の低い通貨を換算する場合に使用されます。
- レート/レート係数
-
自国通貨で表示される金額
- レート/レート係数
-
自国通貨で表した金額
- 請求タイプ
-
収益の請求方法結果
指定可能な値
- 前払金
- 報酬および違約金
- 分割払
- 分割払、追加作業
- 原価加算
- 拡張
- 単位レート
- 留保金
- 納入基準
- 出来高払要求
- 伝票
-
このフィールドの値は、「財務会計」 の 「買掛金 (ACP)」 モジュールで一致する購買オーダ請求書に使用される会計伝票番号の一部です。
- 登録日
-
原価の予測差異の入力日
- 原価管理期間
-
原価管理のために取引をプロジェクト履歴に転記する必要がある年度
- 期間
-
原価管理のために取引をプロジェクト履歴に転記する必要がある期間
- 会計期間
-
取引が財務会計に転記される会計年度
- 会計期間
-
取引が財務会計に転記されるときの対象期間
- 企業単位
-
企業単位のコード
- 取引
-
- 転記タイプ
-
入力タイプは、取引の発生元、および財務会計に転記される取引のベースになっている勘定の両方を示しています。
- 取引時間
-
取引の入力日
- ユーザ
-
取引を作成した担当者のログオンコード
- 販売請求書(プロジェクト)
-
- 財務会社
-
取引ラインに指定されている納入を担当し、自社と会社間の関係を持つことができる会社。このフィールドの値を変更できるのは、複数の会社を使用している場合、および財務会計に会社間勘定が作成されている場合だけです。
- 取引タイプ
-
このフィールドの値は、「財務会計」 にマニュアル入力された、プロジェクトに転記される請求書に使用される会計伝票番号の一部です。
- 会計伝票
-
このフィールドの値は、「財務会計」 にマニュアル入力された、プロジェクトに転記される請求書に使用される会計伝票番号の一部です。
注:請求書を請求で取り消して再生成するとき、新しく作成された請求書の番号でこの値が更新されます。請求書を取り消す場合、参照、住所、および税金番号などの請求書のデータは修正のみを行えます。
マニュアル販売請求書などの特定の請求ラインの「貸方票」を作成する場合、[請求可能金額] も修正できます。
- 決済
-
前払の連番
- 分割払
-
分割払を識別する番号
- 成果物
-
「プロジェクト成果物」の番号
- スケジュール
-
プロジェクト成果物スケジュールの番号
- 留保金
-
「留保」番号
- 販売請求書 (財務会計)
-
- 送信会社
-
このフィールドの値は、「財務会計」 の 「買掛金 (ACP)」 モジュールで一致する購買オーダ請求書に使用される会計伝票番号の一部であるか、「財務会計」 にマニュアル入力された、プロジェクトに転記される請求書に使用される会計伝票番号の一部です。
- 会計取引の取引タイプ
-
このフィールドの値は、「財務会計」 にマニュアル入力された、プロジェクトに転記される請求書に使用される会計伝票番号の一部です。
- 会計伝票 (財務会計)
-
会計取引を財務会計からプロジェクトに転記する場合、伝票番号が入力されます。プロジェクトでは伝票番号をメンテナンスできません。
- ライン番号
-
会計取引が財務会計からプロジェクトに転記されるときに、Infor LN によって指定されるライン番号。この番号は、プロジェクトではメンテナンスできません。
- 財務会計連番
-
会計取引を財務会計からプロジェクトに転記する場合、連番が入力されます。プロジェクトでは連番をメンテナンスできません。
- 転記先ライン番号
-
会計取引が財務会計からプロジェクトに転記されるときに、Infor LN によって指定される番号。この番号は、プロジェクトではメンテナンスできません。
- 状況
-
- 財務会計への転記
-
このチェックボックスがオンの場合、取引は財務会計に転記されます。
- 転記の承認
-
このチェックボックスがオンの場合、その取引の転記が承認されています。
- テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
- 税金
-
- 自己の税データ
-
- 免税
-
このチェックボックスがオンの場合、プロジェクトの収益に免税が適用されます。
- 課税国
-
収益が定義されているプロジェクトの課税国
- 課税州/地方
-
税金および登録データが表示される課税国の州/地方
- 税金コード
-
国別税金コード (tcmcs0536m000) セッションで取引に対して定義された税金コード
- 自己の税金番号
-
会社の税金番号
注:- これは表示フィールドです。
- Infor LN では、次の項目に基づいて、この値が指定されます。
- 契約ラインの [販売オフィス] にリンクされている財務会社
- 契約ラインにリンクされている課税国
- 税金の適用が開始される 参照日。通常は、請求日が参照日と見なされます。
- 正式名称
-
登録 ID にリンクされていて、法定レポートで使用できる名称
- 免税証明書
-
プロジェクトの収益に免税が適用される場合の免税証明書番号
注:[免税] チェックボックスがオンになっている場合は、免税証明書番号を指定できます。
税金パラメータ (tctax0100m000) セッションで以下のようになっている場合は、このフィールドを表示できます。
- [免税レベル] フィールドが [拡張] に設定されている
- 少なくとも 1 つの検索順序レベルが [国別免税] または [国セット別免税] に設定されている
- 免税理由
-
プロジェクトの収益での免税の適用理由を識別するコード
注:[免税] チェックボックスがオンになっている場合は、免税理由を入力できます。
税金パラメータ (tctax0100m000) セッションで以下のようになっている場合は、このフィールドを表示できます。
- [免税レベル] フィールドが [拡張] に設定されている
- 少なくとも 1 つの検索順序レベルが [国別免税] または [国セット別免税] に設定されている
- 税金および登録データ完了
-
収益の税金および登録データ生成処理が完了しているかどうかを示します。
- 取引先税データ
-
- 取引先課税国
-
取引の販売先取引先の課税国
- 課税州/地方
-
販売先取引先がリンクされている州/地方のコード
- 取引先税金番号
-
政府が販売先取引先に割り当てた税金番号
- 正式名称
-
販売先取引先の登録 ID にリンクされていて、法定レポートで使用できる名称
- 複数通貨
-
- 収益 (自国通貨)
-
- レート日付
-
為替交換レートが有効な日付
注:この値のデフォルトは、[登録日]フィールドから取得されます。
- 金額
-
自国通貨で表した原価額。
注:このフィールドは以下のものだけが有効かつ修正可能です。
- マニュアル収益 (転記タイプ - [プロジェクト管理])
- 財務会社で使用されるレポート通貨
- 自国通貨
-
プロジェクトにリンクされた、財務会社の自国通貨