プロジェクト進捗パラメータ (tpppc0100s000)
セッションの目的: プロジェクト進捗モジュールで一般的に使用される、管理期間や仕掛品設定などのパラメータをメンテナンスします。プロジェクト進捗モジュールで原価および収益を登録するには、あらかじめこれらのパラメータを定義しておく必要があります。
- 一般
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- 導入日
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会計パラメータが定義されている日時
- 原価およびコミットメント
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- 厳しいコミットメントタイプ
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プロジェクトに適用可能な厳しいコミットメントタイプ
このフィールドによって、次の場合に合計原価で厳しいコミットメントが実際原価またはコミットメントに追加されるかどうかが決定されます。
- モニタリング
注:- 緩いコミットメントは、常にコミットメントとして [原価管理] に記帳されます。
- 原価は、常に原価として [原価管理] に記帳されます。
- 予測の基準としてコミットメントを使用
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このチェックボックスでは、原価予測の実行時に緩いコミットメントを原価に含めるかどうかを決定します。緩いコミットメントは、購買オーダの承認に基づいて設定されます。
注:厳しいコミットメントは、購買入庫に基づいて設定されます。原価予測では、厳しいコミットメントは常に実際原価と見なされます。これは、購買請求書だけを受け取って処理する必要があるためです。
- 緩いコミットメントをアーンドバリューに含む
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アーンドバリューの金額を計算するときに、原価管理に緩いコミットメントが含まれます。
注:- デフォルトでは、このチェックボックスはオンになっています。ただし、この値は修正できます。
- この値を修正する場合は、[実際原価管理の作成 (tpppc4803m000)] セッションの [ネットチェンジ実行] チェックボックスをオフにして実際原価管理データを再計算する必要があります。
- このオプションは、原価取引が以下にリンクされている場合のみ、アーンドバリューの金額の計算を考慮します。
- [契約 (tpctm1600m000)] セッションで [原価補償] または [時間と材料] に設定されている [契約タイプ]
- [請求書計算方法] セッションで、[予算拡張原価 (tpptc3525m000)]が [実際原価] に設定され、[拡張タイプ] が [決済対象数量] 以外に設定されている「拡張」
- 先行予測方法
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マニュアルで予測を入力できる場合を指定します。
例
予算は 100 ユーロ、現在の実際原価は 60 ユーロであり、最終予算は 110 ユーロになると見積っているとします。
EEC: 最終予算 - 予算 = 110 - 100 = 10
EAC: 見積った最終予算
ETC: 最終予算 - 実際原価 = 110 - 60 = 50
- 収益に基づく原価加算請求の原価構成要素
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このチェックボックスがオンの場合、収益コードにリンクしている原価構成要素が収益取引に使用されます。これにより、収益基準の原価構成要素に対する統合マッピング体系を定義できます。
注:このチェックボックスがオフの場合、プロジェクトの原価構成要素が収益取引の原価構成要素として使用されます。実際の収益原価構成要素コードは無視されます。
- 中間結果の転記
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- 中間結果の転記
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プロジェクト会計モジュールで使用される「中間会計結果」のタイプ
指定可能な値
- 中間収益および原価: 収益および原価に関連付けられている取引の会計結果
- 残高: 残高原価に関連付けられている取引の会計結果
- 中間収益、原価および残高: 収益、原価、および残高に関連付けられている取引の会計結果
- プロジェクト時間取引の転記
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- プロジェクト時間取引の転記
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- カレンダー日別詳細
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各プロジェクト、要素、活動、タスク、カレンダー日 (従業員管理で指定されたプロジェクト時間に基づく) について原価取引が作成されます。
- 総計
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原価取引は、原価管理期間、単位原価、付加費用割合、および関連テキストに基づいて集計されます。ただし、集計された値は修正が可能です。たとえば、特定の日付にリンクされているテキストに基づいたり、会計期間で分割したりといった修正ができます。
デフォルト
[総計]
注:[総計] オプションは、関係会社間取引時間には適用されません。
- 内部プロジェクトの完了取引の転記
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- 内部プロジェクトの完了取引の転記
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- 直接
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プロジェクトがクローズされると、完了取引が財務会計に直接転記されます。
- 要素または活動のクローズ
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要素または活動がクローズされると、完了取引が財務会計に転記されます。
- プロジェクトのクローズ
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プロジェクトがクローズされると、完了取引が財務会計に転記されます。
- 資産プロジェクトの完了取引の転記
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- 資産プロジェクトの完了取引の転記
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- 要素または活動のクローズ
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要素または活動がクローズされると、完了取引が財務会計に転記されます。
- プロジェクトのクローズ
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プロジェクトがクローズされると、完了取引が財務会計に転記されます。
- 物理的進捗
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- 100 % を超える物理的進捗を使用
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このチェックボックスがオンの場合、100% を超える進捗の値を入力できます。つまり、この場合は実際数量が予算数量を超えても構いません。
このチェックボックスがオフの場合、実際数量が予算数量を超えることはできません。最大割合は 100% です。
- 時間基準の物理的進捗労務
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このチェックボックスがオンの場合、進捗は予算時間数に基づいています。このチェックボックスがオフの場合、進捗は予算単位数に基づいています。
- 管理コードの単位に変換
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このチェックボックスがオンの場合、進捗を登録したり、プロジェクトをモニタリングするときに、原価対象の数量が対応する「管理コード」の単位に変換されます。
- すべてのプロジェクトの進捗設定の使用
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このチェックボックスがオンの場合、アーンドバリュー (モニタリングに含まれる実行済予算および許容原価) の計算方法として指定された設定がすべての契約タイプのプロジェクトに適用されます。
注:デフォルトで、このチェックボックスはオフになっています。[時間と材料] または [原価補償] 契約にリンクされているプロジェクトの場合は、物理的進捗が無視され、リンクされているプロジェクトの進捗に基づいてアーンドバリュー (EV) が計算されません。
- 追加情報
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- 複数財務会社プロジェクト
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このチェックボックスがオンの場合、財務会社がプロジェクトの財務会社とは異なる販売オフィスにプロジェクトと契約または契約ラインをリンクすることができます。
注:このチェックボックスは、財務会社にプロジェクトペギングが導入されていない場合にのみ表示されます。
- テキスト
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このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
- 統合
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- デフォルト従業員
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原価構成要素のマッピングを使用し、従業員コードがソース取引で利用できない場合に、「プロジェクト」 での原価の集計対象となるデフォルトの従業員コード。たとえば、機械時間の原価は 「労務」 原価タイプにマッピングされます。「労務費」 は、ソース取引内の従業員コードをチェックします。従業員コードが 「工程」 取引で利用できない場合、デフォルトの従業員コードが使用されます。
- フィールドサービス統合
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- デフォルト品目
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サービスオーダをマニュアルでプロジェクトにリンクするときに、プロジェクトでのデフォルトのサービス品目
- 記述
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コードの記述または名称
- デフォルトタスク
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サービスオーダをマニュアルでプロジェクトにリンクするときに、プロジェクトでの原価の集計単位となるデフォルトの原価対象コード
- 記述
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コードの記述または名称
- デフォルト設備費
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サービスオーダをマニュアルでプロジェクトにリンクするときに、プロジェクトでの原価の集計単位となるデフォルトの原価対象コード
- 記述
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コードの記述または名称
- デフォルト外注費
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サービスオーダをマニュアルでプロジェクトにリンクするときに、プロジェクトでの原価の集計単位となるデフォルトの原価対象コード
- 記述
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コードの記述または名称
- デフォルト雑費
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サービスオーダをマニュアルでプロジェクトにリンクするときに、プロジェクトでの原価の集計単位となるデフォルトの原価対象コード
- 記述
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コードの記述または名称
- デフォルト交通費
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サービスオーダをマニュアルでプロジェクトにリンクするときに、プロジェクトでの交通費の集計単位となるデフォルトのコード
- デフォルト輸送費
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サービスオーダをマニュアルでプロジェクトにリンクするときに、プロジェクトでの輸送費の集計単位となるデフォルトのコード
- デフォルトヘルプデスク費
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サービスオーダをマニュアルでプロジェクトにリンクするときに、プロジェクトでのヘルプデスクサポートに関する費用の集計単位となるデフォルトのコード
- 管理期間
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- 実際原価管理期間
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- 期間テーブル
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原価管理期間で使用されるデフォルトの期間コード。[年度間の空白期間使用可能]チェックボックスをオフにして、期間を選択してください。これは、プロジェクトではこのオプションをサポートしていないからです。
指定可能な値
実際原価管理期間は、次のいずれかのオプションを使用して指定することができます。
- 特定: 特定の年度と期間を指定できます。
- 現行値: 現在の年度と期間が表示されます。
- 前: 前の期間が表示されます (たとえば、現在の期間が 4 月 (4) の場合、前の期間として 3 月 (3) が表示されます)。
実際原価管理期間は、デフォルトの期間コードの値と [実際原価管理期間] グループボックスの値で構成されます。この実際の原価管理期間が、取引の処理でデフォルトの原価管理期間として使用されます。
プロジェクトを開始する前に、このフィールドにコードを指定する必要があります。プロジェクトの実行中はこのフィールドを変更しないでください。期間テーブルが変更されると、過去の期間テーブルのうち、ある一定期間に関するすべての原価情報および収益情報が失われます。
期間は、次のいずれかのオプションを使用して指定することができます。
- 開始日/終了日
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時間管理期間が開始および終了する日付。これらの日付は、[期間] フィールドで決まります。
- /
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原価管理期間が開始および終了する日付。これらの日付は、[期間] フィールドで決まります。
- 開始日/終了日
- /
- 実際時間管理期間
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- 期間テーブル
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時間管理期間に使用されるデフォルトの期間コード
実際時間管理期間は、デフォルトの期間コードの値と [期間] フィールドの値で構成されます。このデフォルトの期間コード値は、原価を処理するためのデフォルトの時間管理期間として使用されます。
プロジェクトを開始する前に、このフィールドにコードを指定する必要があります。プロジェクトの実行中には、このフィールドを変更しないでください。期間テーブルが変更されると、過去の期間テーブルのうち、ある一定期間に関するすべての原価情報および収益情報が失われます。
- 期間
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実際の時間管理期間を識別するために期間数と組み合わせて使用される年数。年度と期間は、時間管理の出力レポートにデフォルト値として表示されます。時間管理期間は、主に現在の期間とは異なる期間に時間数が入力されるときに使用されます。
- 実際時間管理期間
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実際の時間管理期間を識別するために期間数と組み合わせて使用される年数。年度と期間は、時間管理の出力レポートにデフォルト値として表示されます。
- 開始日/終了日
- /
- 会計期間テーブル
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- 期間テーブル
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その会計期間に対して使用される期間テーブルコード
- 仕掛品
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- WIP フォーマットモニタリング
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- WIP フォーマットモニタリング
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- WIP の契約額
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必要に応じて、契約金額が仕掛品の計算時にどのように使用されるかを指定します。
指定可能な値
- [プラス]
- [マイナス]
- [含まない]
- WIP の原価
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必要に応じて、原価が仕掛品の計算時にどのように使用されるかを指定します。
指定可能な値
- [プラス]
- [マイナス]
- [含まない]
- 原価内のプロジェクト在庫
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このチェックボックスがオンの場合、 [厳しいコミットメント (倉庫)] タイプの履歴転記は [原価管理] のコミットメントに含まれます。
- WIP のコミットメント
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このチェックボックスがオンの場合、コミットメントは仕掛品の一部として計算されます。
- WIP 販売価格付加費用
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このチェックボックスがオンの場合、仕掛品の一部である原価額は [プロジェクト (tppdm6100m000)] セッションの [WIP 販売価格付加費用] フィールドでプロジェクトに関して定義した付加費用率の分だけ増加します。この付加費用は、原価、および必要に応じてコミットメントに適用されます。
このチェックボックスがオフの場合、付加費用は考慮されません。
- PCS 仕掛品を含む
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プロジェクトおよび [材料] 原価タイプレベルで、PCS プロジェクト仕掛品原価がどのように含まれるかを示します。
指定可能な値
- [含まない]
- [緩いコミットメント]
- [厳しいコミットメント]
- WIP の収益
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必要に応じて、収益が仕掛品の計算時にどのように使用されるかを指定します。
指定可能な値
- [プラス]
- [マイナス]
- [含まない]
- WIP の中間結果
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このフィールドは、中間結果が仕掛品の計算時の係数であるかどうかを示します。
指定可能な値
- [プラス]
- [マイナス]
- [含まない]
- 財務会計の追加 WIP 仕訳
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このチェックボックスがオンの場合、請求書は仕掛品勘定に直接転記されるのではなく、財務会計の中間勘定に転記されます。財務会計で取引を処理した後、プロジェクトに定義されている勘定科目のいずれかに仕訳が作成され、該当する金額が仕掛品勘定の借方に記入されます。
- 予定金額を含む合計支払/回収金額
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このチェックボックスがオンの場合、 支払予定および回収予定は、支払/回収合計金額に含まれます。