前払金 (tppin4110m000)
セッションの目的: 「前払金」の作成およびメンテナンスを行います。
請求通貨が CLIN 通貨と異なる場合、デフォルトで、契約ライン (CLIN) 通貨が請求に使用されます。
- 契約
-
「契約」を識別するコード
- 記述
-
コードの記述または名称
- 契約状況
-
- フリー
- 保留
- 有効
- クローズ
- 取消
注:- 契約ヘッダの状況が [取消] である場合、すべてのラインも [取消] に設定されます。
- 契約ライン
-
前払要求の「契約」ライン番号
- 記述
-
コードの記述または名称
- 状況
-
- フリー
- 保留
- 有効
- クローズ
- 取消
注:- 契約ラインは、契約が [有効] に設定されている場合にのみ、[有効] に設定できます。
- 契約ヘッダが [取消] である場合、すべてのラインも [取消] に設定されます。
- 前払金
-
「前払金」の連番
- 記述
-
コードの記述または名称
- タイプ
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「前払金」のタイプ
前払金タイプは、当該国の法的要件またはビジネスに基づいて選択されます。前払金タイプ ([要求] および [請求]) の場合は、未決済取引が生成されます。
前払とは、一定の金額または割合を事前に支払うよう取引先に要求することを表します。
前払請求書は通常の請求書であり、すべての法的要件にしたがう必要があります。この請求書は、売上申告、VAT の申告、および収益認識に含まれます。
前払請求書は法的文書であるため、正式な番号が生成されます。同じものが売上申告にも含まれます。
注:税金は前払請求書に対してのみ適用されます。
指定可能な値
- 要求
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プロジェクトが開始される前または後に、契約金額のうち一定の金額または割合を払うよう取引先に要求します。この金額を使用して、原材料などを購買することができます。
- 請求書
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商品を納入する前に、前払として取引先に発行される請求書
- 適用なし
-
契約に前払を適用できません。
注:これは表示フィールドです。
このフィールドのデフォルト値は、[契約 (tpctm1600m000)] セッションの [前払金タイプ] フィールドから取得されます。
- 一般
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- プロジェクト
-
前払要求にリンクされている「プロジェクト」を識別するコード
注:プロジェクトを指定せずに前払要求を作成できます。ただし、前払要求を承認する前には、プロジェクトを指定することが必須となります。
契約のコピー (tpctm1200m000) セッションを使用して新しい契約を作成すると、このフィールドの値が消去されます。
- 記述
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コードの記述または名称
- プロジェクト状況
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プロジェクトの現在の状況
- 販売先取引先
-
契約ラインの販売先取引先
注:プロジェクトの販売先取引先を定義している場合、その取引先が表示されます。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 要素
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プロジェクトにリンクされた「要素」
- 記述
-
コードの記述または名称
- 計画
-
プロジェクトにリンクされているデフォルトの「計画」
- 活動
-
プロジェクトにリンクされた「活動」
- 記述
-
コードの記述または名称
- 収益コード
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前払要求のデフォルトの収益コード。このフィールドのデフォルト値は、[プロジェクトパラメータ (tppdm0100s000)] セッションの [前払金の収益コード] フィールドから取得されます。
- 記述
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コードの記述または名称
- 分割払番号
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前払要求にリンクされている分割払を識別するコード
注:- このフィールドは、[決済しない] チェックボックスがオフの場合のみ使用できます。[決済しない] チェックボックスがオンになっている場合、このフィールドの値が消去され、この値を修正することはできません。
- 支払条件
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前払要求に関連付けられている支払条件
- 記述
-
コードの記述または名称
- 延滞金利
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前払要求の延滞金利。延滞金利 (tcmcs0111m000) セッションで定義します。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 支払方法
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前払要求の支払方法
注:[前払金額] フィールドに負の値が指定されている場合は、[回収] の支払方法を使用できません。
- 記述
-
コードの記述または名称
- トリガ
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- トリガ活動
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前払要求のトリガとなる「活動」
注:Infor LN では、トリガ活動に前払要求がリンクされている場合、トリガ活動の計画開始日または終了日のデフォルトは、[計画請求日基準] で選択されたオプションに基づいた [計画請求日] になります。
- 計画請求日
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前払の請求書を生成する必要のある日付
注:- 活動または要素の終了日のデフォルト値が[プロジェクト (tppdm6100m000)] セッションの管理区分フィールドに基づいて設定されます。トリガ活動を使用している場合は、その活動の対応する日付がデフォルトとして使用されます。この日付はマニュアルで設定することもできます。
- このフィールドの値は、契約ラインの [発効日] より後、[有効期限] より前に設定する必要があります。
- この日付は、前払金を請求に転送した後は修正できません。
- 状況
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- 請求の承認
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このチェックボックスがオンの場合、 [請求への取引の転送 (tppin4200m000)] セッションを使用して取引を請求モジュールに転送できます。
- 請求に転送済
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このチェックボックスがオンの場合、 [請求への取引の転送 (tppin4200m000)] セッションを使用して請求モジュールにレコードを転送しています。
- 前払金額
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前払で支払うよう要求された金額
注:- すべてのラインの合計額が計算され、カラムの最後にその合計が表示されます。ただし、合計は次の場合にのみ表示できます。
- [契約 (tpctm1600m000)] セッションの [前払金] タブを表示した場合
- [前払金 (tppin4110m000)] セッションで、契約別、契約ライン別、またはプロジェクト別に前払要求を表示した場合
- このフィールドには負の値も指定できます。負の前払金は購買税勘定になります。
- すべてのラインの合計額が計算され、カラムの最後にその合計が表示されます。ただし、合計は次の場合にのみ表示できます。
- 通貨
-
金額を表すために使用される取引通貨
- 決済しない
- 前払額 (自国通貨)
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自国通貨で表した前払額
- 決済済前払額
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前払金のうち、期日までに決済された金額の集計
注:すべてのラインの合計額が計算され、その合計が表示されます。ただし、合計額は次の場合にのみ表示できます。
- [契約 (tpctm1600m000)] セッションで [前払金] タブを表示した場合
- [前払金 (tppin4110m000)] セッションで、契約別、契約ライン別、またはプロジェクト別に前払金を表示した場合
- [前払金額] フィールドで負の値が指定されている場合、このフィールドにも負の値が入力されます。
- 決済対象前払金額
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一部の前払金額が決済された後の残りの前払金額[前払金額] と [決済済前払額] の差異に基づいてこの値が計算されます。これは表示フィールドです。
- 通貨
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決済済の前払額を表すために使用される通貨
- 自国通貨
-
金額を表すために使用される自国通貨
- 為替レート
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取引通貨から表示されている自国通貨への変換に使用される通貨為替レート
- レート係数
-
表示されている為替レートのレート係数
- レート
-
レート換算基準および取引先の為替レートタイプによって定義されるレート
- 決済済前払
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このチェックボックスがオンの場合、合計前払金額が完全に決済されます。前払の修正や削除は行えません。
- 請求書伝票会社
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プロジェクトにリンクされている請求対象の財務会社のコード
注:請求モジュールは、このフィールドによって請求書を識別します。
- 請求書伝票取引タイプ
-
取引の手順タイプ
注:請求モジュールは、このフィールドによって請求書を識別します。
- 請求書伝票番号
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請求書の連番
注:- 請求モジュールは、この番号によって請求書を識別します。
- 請求で請求書を取り消して再生成したときに作成された新規請求書の番号を使用して、この値が更新されます。請求書を取り消す場合は、参照、住所、税金番号などの請求書データのみを必要に応じて修正できます。
- 特定の請求書ラインについて「貸方票」を作成する場合は、請求可能金額を修正することもできます。
- Infor LN [プロジェクト (tppdm6100m000)] は、「請求」 で請求書を取り消して再生成したときに作成された新規請求書の番号を使用して、この値を更新します。
- 請求書を取り消す場合は、参照、住所、税金番号などの請求書データを修正できます。また、特定の請求ラインの貸方票を作成する場合、請求可能金額も修正できます。(請求で) 承認されたユーザのみが金額を修正できます。
- 請求書は、分割払にリンクしないでください。
- プロジェクトの状況は [クローズ] 以外でなければなりません。
- 参照
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- 前払の貸方金額
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前払の貸方金が作成されるオリジナルの「前払金」のコード
注:これは表示フィールドです。
- 記述
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コードの記述または名称
- テキスト
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このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
- 請求書にテキストを使用
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このチェックボックスがオンの場合、前払のテキストを請求書に出力できます。
- 税金
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- 税金分類
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前払要求の税金分類
- 免税
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このチェックボックスがオンの場合、 税金コードは免税を表します。
- 課税国
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前払要求の課税国
- 課税州/地方
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税金および登録データが表示される課税国の州/地方
- 税金コード
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前払要求の税金コード
- 自己の税金番号
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会社の税金番号
注:- これは表示フィールドです。
- Infor LN では、次の項目に基づいて、この値が指定されます。
- 契約ラインの [販売オフィス] にリンクされている財務会社
- 契約ラインにリンクされている課税国
- 税金の適用が開始される 参照日。通常は、請求日が参照日と見なされます。
- 正式名称
-
登録 ID にリンクされていて、法定レポートで使用できる名称
- 免税証明書
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成果物ラインに免税が適用される場合の免税証明書番号
注:免税証明書番号を入力できるのは、[免税] チェックボックスがオンの場合です。
税金パラメータ (tctax0100m000) セッションで以下のようになっている場合は、このフィールドを表示できます。
- [免税レベル] フィールドが [拡張] に設定されている
- 少なくとも 1 つの検索順序レベルが [国別免税] または [国セット別免税] に設定されている
- 免税理由
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成果物ラインでの免税の適用理由を識別するコード。
注:免税理由を入力できるのは、[免税] チェックボックスがオンの場合です。
税金パラメータ (tctax0100m000) セッションで以下のようになっている場合は、このフィールドを表示できます。
- [免税レベル] フィールドが [拡張] に設定されている
- 少なくとも 1 つの検索順序レベルが [国別免税] または [国セット別免税] に設定されている
- 税金および登録データ完了
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前払金の税金および登録データ生成処理が完了しているかどうかを示します。
- 取引先課税国
-
前払要求が作成される対象の販売先取引先の課税国
- 課税州/地方
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販売先取引先がリンクされている州/地方のコード
- 取引先税金番号
-
政府が販売先取引先に割り当てた税金番号
- 正式名称
-
販売先取引先の登録 ID にリンクされていて、法定レポートで使用できる名称