出来高払要求 (tppin0170m000)
セッションの目的: 契約の出来高払要求の作成およびメンテナンスを行います。
- 契約コード、[タスクまたは納入オーダ番号 (4b)]、[出来高払要求番号 (8a)] (出来高払要求が請求に転送される場合のみ)、および [請求日] (請求書が存在する場合のみ) がレポートに出力されます。
- 請求で処理が行われると、契約、[収益コード]、[プロジェクト]、[活動]、[要素]、および [請求方法] (収益タイプ) データが [収益取引 (tpppc3505m000)] セッションに転記されます。
- 出来高払請求書が出力されると、出来高払要求番号が更新されます。
- 出来高払要求が請求処理されると、[請求書番号] および [請求日] フィールドの値が更新されます。
- 出来高払要求は、「資金配分 (tpctm0170m000)」 セッションで指定された、契約ラインに割り振られた資金を使用して作成されます。
- [契約ライン (tpctm1110m000)] セッションで [請求可能原価レポート] チェックボックスがオンになっている場合は、請求によって [請求方法] の集計を考慮した請求書の付属物として、請求可能な原価ラインと関連原価が出力されます。
- 契約
-
出来高払要求にリンクされている「契約」
- 記述
-
コードの記述または名称
- 状況
-
出来高払要求にリンクされている契約の契約ライン状況
- 契約ライン
-
出来高払要求にリンクされている契約ライン
- 記述
-
コードの記述または名称
- 進捗日
-
請求の前に、出来高払要求関連の取引データを保存するために使用する参照日
注:この値は、[出来高払要求の作成 (tppin0270m000)] セッションからデフォルト設定されます。
- 合意
-
- 請求先取引先
-
出来高払要求にリンクされている請求先取引先。[契約ライン (tpctm1110m000)] セッションからデフォルト設定されます。これは表示フィールドです。
- 請求先住所
-
請求先取引先の住所。[契約ライン (tpctm1110m000)] セッションからデフォルト設定されます。
- 外部住所コード
-
請求先住所の外部コード。[契約ライン (tpctm1110m000)] セッションからデフォルト設定されます。
- 契約担当官
-
出来高払要求の請求先取引先にリンクされている窓口
- 契約担当官
-
コードの記述または名称
- 電話
-
請求先取引先の電話番号
- 外部販売担当
-
出来高払要求の外部販売担当となる従業員の名前。これは従業員 - 一般 (tccom0101m000) セッションで定義します。
- 外部販売担当
-
コードの記述または名称
- プロジェクト
-
出来高払要求にリンクされている「プロジェクト」
注:契約ラインにリンクされているプロジェクトがデフォルト設定されます。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 要素
-
出来高払要求にリンクされている「要素」
- 要素
-
コードの記述または名称
- 活動
-
出来高払要求にリンクされている「活動」
- 活動
-
コードの記述または名称
- 請求
-
- 収益コード
-
[プロジェクトパラメータ (tppdm0100s000)] セッションで出来高払要求について定義されるデフォルトの「収益コード」
- 収益コード
-
コードの記述または名称
- 請求方法
-
出来高払要求の請求方法。[契約ライン (tpctm1110m000)] セッションからデフォルト設定されます。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 支払条件
-
出来高払要求の支払条件。[契約ライン (tpctm1110m000)] セッションからデフォルト設定されます。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 支払方法
-
出来高払要求の支払方法。[契約ライン (tpctm1110m000)] セッションからデフォルト設定されます。
- 支払方法
-
コードの記述または名称
- 請求サイクル
-
出来高払要求の「請求サイクル」。[契約ライン (tpctm1110m000)] セッションからデフォルト設定されます。
- 記述
-
コードの記述または名称
- 請求サイクルの請求日
-
出来高払要求の請求サイクルの請求日
- 決済済支払額
-
出来高払要求を決済するために支払われる金額
- 現在の請求書の金額
-
出来高払要求の現在の請求書の金額
- 通貨
-
現在の請求書の金額を表すために使用される通貨
- セクション I
-
- 小規模ビジネス (3)
-
このチェックボックスがオンの場合、契約が小規模ビジネスにリンクされます。
注:このチェックボックスがオンになるのは、[契約パラメータ (tpctm0100m000)] セッションで [小規模ビジネス] チェックボックスがオンになっている場合だけです。
- 契約番号 (4a)
-
出来高払要求にリンクされている契約ラインで指定された顧客オーダ番号。[収益取引 (tpppc3505m000)] セッションにこの値がデフォルトで設定されます。
- タスクまたは納入オーダ番号 (4b)
-
出来高払要求のタスクまたは納入オーダ番号
- 契約価格 (5)
-
USD で表される契約ライン金額。[契約ライン (tpctm1110m000)] セッションからデフォルト設定されます。これは表示フィールドです。
注:契約ラインからこの値がデフォルト設定されます。
- 出来高払 (6a)
-
契約ラインで指定された出来高払割合
- 清算 (6b)
-
契約ラインで出来高払要求について指定された精算割合
- 契約発注日 (7)
-
契約が発注された日付。この日付は、契約ラインからデフォルト設定されます。
- 請求書伝票会社
-
出来高払要求にリンクされているプロジェクトの請求書伝票に指定された財務会社
注:このフィールドには、請求書の転記時に、出来高払要求ラインについて請求書が作成される会社が設定されます。
- 請求書伝票取引タイプ
-
出来高払要求にリンクされているプロジェクトの請求書伝票に指定された取引タイプ
注:このフィールドには、請求書の転記時に、出来高払要求ラインに関連する請求書の取引タイプが設定されます。
- 請求書伝票番号
-
請求書伝票の連番
注:- このフィールドには、請求書の転記時に、関連する出来高払要求ラインの請求書番号が設定されます。
- 請求で請求書を取り消して再生成したときに作成された新規請求書の番号を使用して、この値が更新されます。請求書を取り消す場合は、参照、住所、税金番号などの請求書データのみを必要に応じて修正できます。
- 特定の請求書ラインについて「貸方票」を作成する場合は、[請求可能金額] を修正することもできます。
- 「請求」 で請求書を取り消して再生成したときに作成された新規請求書の番号を使用して、この値が更新されます。
- 請求書を取り消す場合、参照、住所、および税金番号などの請求書のデータを修正できます。また、特定の請求ラインの貸方票を作成する場合、請求可能金額も修正できます。(請求で) 承認されたユーザのみが金額を修正できます。
- この請求書は、分割払にリンクさせないでください。
- プロジェクトの状況は 「クローズ」 以外でなければなりません。
- 出来高払要求番号 (8a)
-
出来高払要求の識別に使用される番号
- この要求の日付 (8b)
-
出来高払要求が作成された日付
注:- このフィールドには、請求書の転記時に、報酬または違約金について請求書が作成された日付が設定されます。
- 請求で、関連請求書の取消によって新規請求書が作成された日付を使用して、このフィールドが更新されます。請求書を取り消す場合は、参照、住所、税金番号などの請求書データのみを修正できます。
- マニュアル販売請求書など、特定の請求書ラインについて「貸方票」を作成する場合は、[請求可能金額] を修正することもできます。
- 請求書の取消と再生成が行われると、「請求」 でこのフィールドの値が更新されます。請求書を取り消す場合は、参照、住所、税金番号などの請求書データを修正できます。ただし、特定の請求書ラインについて貸方票を作成する場合は、請求可能金額を修正することもできます。この金額を修正できるのは、(「請求」 で) 承認されたユーザのみです。
- 状況
-
- 請求承認済
-
このチェックボックスがオンになり、出来高払要求の請求が承認されたことが示されます。
注:[承認] オプションを使用して出来高払要求ラインを承認すると、このチェックボックスがオンになります。
- 請求に転送済
-
[転送] オプションを使用して承認済の出来高払要求ラインを 「請求」 に転送すると、このチェックボックスがオンになります。
注:請求で、出来高払要求ラインに関連する請求書の請求可能ラインを取消および削除すると、このチェックボックスがオフになります。
- 決済済支払要求
-
このチェックボックスがオンになり、出来高払要求が決済されたことが示されます。
- セクション II および III
-
- 引当済 (9)
-
進捗請求について支払われる原価
注:このフィールドは、[小規模ビジネス (3)] チェックボックスがオンの場合には無効となります。
- 引当済 (10)
-
出来高払要求について発生した原価
- 対象原価 (11)
-
出来高払要求の作成基準となる原価額
- 累計契約原価 (12a)
-
契約日までに発生した合計原価。この値は、契約の請求可能原価に基づいてデフォルト設定されます。
- 完了見積原価 (12b)
-
出来高払要求にリンクされているプロジェクトの完成までの見積原価の合計
注:間接費予測は、完了までの見積 (ETC) を計算するときに含まれます。
- 実績の合計見積原価 (12c)
-
業績の合計見積原価。次の式を使用して計算されます。
業績の合計見積原価 = 日付までに発生した合計契約原価 + 完了までの見積原価
- 品目 11 × 出来高払 % (13)
-
この値は次の公式を使用して計算されます。
合計対象原価 × 出来高払 %
- 外注への融資支払 (14a)
-
契約にリンクされた外注先に支払われた融資額
- 外注への清算済融資支払 (14b)
-
契約にリンクされた外注先に支払われた精算済の融資支払
- 外注への未清算融資支払 (14c)
-
契約にリンクされた外注先に支払われた未精算の融資支払
外注先への未精算の融資支払 = 外注先に支払われた融資支払 - 外注先に支払われた精算済の融資支払
- 現在の支払に対する外注の融資支払 (14d)
-
現行支払についての外注融資支払
注:[小規模ビジネス (3)] チェックボックスがオフの場合、この値はゼロになります。
- 外注の対象融資支払 (14e)
-
外注の対象融資支払は、次の式を使用して計算されます。
外注の対象融資支払 = 外注先への未決算の融資支払 + 現行支払について承認された外注の融資支払
- 合計金額 (15)
-
USD 単位で表される合計金額。次の公式を使用して計算されます。
合計金額 = (合計対象原価 × 出来高払 %) + 外注の対象融資支払
- 契約価格 × 清算レート (16)
-
この値は次の公式を使用して計算されます。
USD 単位の契約価格 × 精算 %
- 項目 (15) または (16) の小さい方 (17)
-
[合計金額 (15)] または [契約価格 × 清算レート (16)] のうち低い方の金額が表示されます。
- 前の出来高払 の合計金額 (18)
-
契約について作成された、以前の出来高払要求の合計請求金額
- 最大対象残高 (19)
-
出来高払要求が作成される最大残高。次の式を使用して計算されます。
前の出来高払の合計金額 - 合計金額または契約価格 × 清算レートのうち低い方
- セクション III
-
- 納入済品目の原価 (20a)
-
契約成果物の原価
注:このフィールドは、契約にリンクされた 1 つ以上の契約成果物の状況が [納入済] に設定されている場合に有効となります。
注意
注意: [セクション III] にデータを指定する必要があるのは、契約者が契約に対する前払金を受け取る場合か、「セクション II」 で指定された進捗日以前に品目の納入、請求、承認が行われた場合のみです。「実績の合計見積原価 (12c)」 金額が 「契約価格 (5)」 金額を超える場合は、(「契約担当官による承認額 (27)」 フィールドに指定されたとおりに) すべての出来高払要求の金額が承認される必要もあります。
- 未納品目の原価 (20b)
-
未納入品目の原価
未納入品目の原価 = 納入済品目の原価 - 対象原価
- 品目 20b × 出来高払% (20c)
-
この値は次の公式を使用して計算されます。
未納入品目の原価 × 出来高払 %
- 限度 (20e)
-
この値は次の公式を使用して計算されます。
限度 = (未納入品目の原価 × 出来高払 %) + 外注の対象出来高払
- 11 に含まれる納入済品目の原価 (21a)
-
納入済品目の原価と累計請求額を含む価格
注:このフィールドは、契約にリンクされた 1 つ以上の契約成果物の状況が [納入済] に設定されている場合に有効となります。
- 未納品目の対象原価 (21b)
-
この値は次の公式を使用して計算されます。
未納入品目の対象原価 = 納入済品目の 11 に含まれる原価 - 対象原価
- 品目 21b × 清算レート (21c)
-
この値は次の公式を使用して計算されます。
未納入品目の対象原価 × 精算 %
- 未清算前払金 + 未収利息 (21d)
-
この値は、出来高払要求にリンクされた、契約ラインの未精算合計額と未収利息に基づいてデフォルト設定されます。未精算前払金と未収利息は次の公式を使用して計算されます。
未精算前払金 = 前払金 - 決済済前払金の合計(未精算前払金 + 未収利息) = 外注への未精算融資支払 + 現行支払について承認された外注の融資支払
- 限度 (21e)
-
この値は次の公式を使用して計算されます。
限度 = (未納入品目の対象原価 × 精算 %) + (未精算前払金 + 未収利息)
- 最大未清算出来高払 (22)
-
[限度 (20e)] または [限度 (21e)] のうち低い方の金額が表示されます。
- 清算済および清算済予定の合計金額 (23)
-
精算済および精算対象の合計金額
- 未清算出来高払 (24)
-
この値は次の公式を使用して計算されます。
未清算出来高払 = 清算済および清算対象の合計金額 - 前の出来高払の合計金額
- 最大許容出来高払 (25)
-
作成できる出来高払の最大金額
最大許容出来高払 = 未清算出来高払 - 最大未清算出来高払
- 契約担当官による承認額 (27)
-
契約担当官による承認額。出来高払の現行請求書の金額に基づいてデフォルト設定されます。この値は、デフォルト値より低い値にしか修正できません。
- 税金
-
- 税金分類
-
出来高払要求の税金分類。税金分類 (tctax0116m000) セッションで定義します。
- 免税
-
このチェックボックスがオンの場合、出来高払要求に対して税金が免除されます。
注:免税チェックは、現在のロジスティック会社にリンクされたすべての財務会社について実行されます。
- 課税国
-
出来高払要求の課税国
- 課税州/地方
-
税金および登録データが表示される課税国の州/地方
- 税金コード
-
国別税金コード (tcmcs0536m000) セッションで出来高払要求に対して定義された税金コード
- 識別番号
-
会社の税金番号
注:- これは表示フィールドです。
- Infor LN では、次の項目に基づいて、この値が指定されます。
- 契約ラインの [販売オフィス] にリンクされている財務会社
- 契約ラインにリンクされている課税国
- 税金の適用が開始される 参照日。通常は、請求日が参照日と見なされます。
- 正式名称
-
登録 ID にリンクされていて、法定レポートで使用できる名称
- 免税証明書
-
出来高払要求に免税が適用される場合の免税証明書番号
注:[免税] チェックボックスがオンになっている場合は、免税証明書番号を指定できます。
税金パラメータ (tctax0100m000) セッションで以下のようになっている場合は、このフィールドを表示できます。
- [免税レベル] フィールドが [拡張] に設定されている
- 少なくとも 1 つの検索順序レベルが [国別免税] または [国セット別免税] に設定されている
- 免税理由
-
出来高払要求での免税の適用理由を識別するコード
注:[免税] チェックボックスがオンになっている場合は、免税理由を入力できます。
税金パラメータ (tctax0100m000) セッションで以下のようになっている場合は、このフィールドを表示できます。
- [免税レベル] フィールドが [拡張] に設定されている
- 少なくとも 1 つの検索順序レベルが [国別免税] または [国セット別免税] に設定されている
- 税金および登録データ完了
-
出来高払要求の税金および登録データ生成処理が完了しているかどうかを示します。
- 課税国
-
出来高払要求の販売先取引先の課税国
- 課税州/地方
-
販売先取引先がリンクされている州/地方のコード
- 識別番号
-
政府が販売先取引先に割り当てた税金番号
- 正式名称
-
販売先取引先の登録 ID にリンクされていて、法定レポートで使用できる名称
- 請求先取引先
-
コードの記述または名称
- 名前
-
コードの記述または名称