プロジェクト成果物 (tppdm7100m000)
セッションの目的: 「プロジェクト成果物」の作成およびメンテナンスを行います。
プロジェクトレベルの [予算区分] 設定に従って、成果物を要素と活動のいずれかに定義できます。プロジェクトが要素別予算を持ち、活動別に管理されている場合、活動を要素のプロジェクト成果物にリンクする必要があります。
- 取引先に出荷済の成果物は、[プロジェクト出荷 (tppin0160m000)] セッションでリストされます。
- [物理的] タイプの成果物の場合、[計画 PRP オーダの生成 (tppss6200m000)] セッションで倉庫オーダを生成できます。
- [非物理成果物の出荷 (tppdm7200m000)] セッションを実行する場合、[非物理的] タイプの成果物は [プロジェクト出荷 (tppin0160m000)] セッションで表示されます。
- [転送先プロジェクト] タブのフィールドが使用できるのは、[倉庫納入タイプ] が [倉庫 -> 倉庫] に設定されている場合のみです。
- プロジェクトを [終了] に設定できるのは、すべての出荷が完了の場合、つまり成果物が [クローズ] に設定された場合のみです。
プロジェクトに権限およびセキュリティ機能が導入されている場合、プロジェクト、倉庫、購買契約、企業単位など、さまざまなフィールドの使用は、指定された許可に基づいて決定されます。権限およびセキュリティを参照してください。
- プロジェクト
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「プロジェクト」を識別するコード
- プロジェクト状況
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- フリー
- 有効
- 終了
- クローズ
- アーカイブ済
- 要素
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要素構造の最小部分。要素を使用してプロジェクトの作業 (の構造) を定義し、プロジェクトを実行できるようにします。
- 計画
-
「計画」を一意に識別するコード
- 活動
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時系列予算に使用する活動構造の最小構成要素。活動構造におけるプロジェクトの一部を示すエンティティです。
LN では、次の活動タイプを扱います。
- [WBS 要素]
- [統制勘定]
- [ワークパッケージ]
- [計画パッケージ]
- [マイルストーン]
指定可能な値
- [ワークパッケージ]
- [統制勘定]
- 状況
-
活動の「作業権限状況」
- 連番
-
連続した活動のデータレコードやステップを識別する番号。連番は、多くのコンテキストで使用されます。LN では通常、後続の品目やステップに対して連番が生成されます。状況に応じて、この番号を変更することができます。
- 一般
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- 品目
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- 成果物タイプ
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- 物理的
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部品および組立品が生産または購買され、在庫に運搬されます。
例: 航空機、エンジン
- 非物理的
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有形の品目。在庫には運搬されませんが、物理的に出荷されます。
例: テストマニュアル、トレーニングマニュアル、ソフトウェアプログラム
- 納入タイプ
-
- 倉庫 -> プロジェクト
-
倉庫からプロジェクトへこの納入タイプを使用して、計画 PRP 倉庫オーダが作成されます。
- プロジェクト -> 倉庫
-
プロジェクトから倉庫へ
- 倉庫 -> 倉庫
-
あるプロジェクト仕掛品倉庫から別のプロジェクト仕掛品倉庫へこれは、プロジェクト成果物に使用されます。
- 倉庫 -> 取引先
-
プロジェクト仕掛品倉庫から顧客へこれは、プロジェクト成果物に使用されます。
- プロジェクト -> 倉庫 -> 取引先
-
プロジェクトロケーションからプロジェクト仕掛品倉庫を介して顧客へこれは、プロジェクト成果物に使用されます。
- 取引先 -> 倉庫
-
顧客からプロジェクト仕掛品倉庫へこれは、プロジェクト成果物に使用されます。
デフォルト
[プロジェクト -> 倉庫 -> 取引先]
注:[非物理的]タイプの成果物の場合、このフィールドの値が[倉庫 -> 取引先]に設定されます。
- 品目のコーディングシステム
-
品目をコーディングするための外部的な代替方法。コーディングシステムは、一般的な標準システム (EAN など) か、または特定の取引先に依存したシステムのいずれかになります。
- 顧客品目
-
コーディングシステム内の顧客の品目コード。LN によって、この品目コードが自社で使用されている品目コードに変換されます。品目コードシステム - 品目 (tcibd0104m000) セッションで社外および社内の品目コードを指定できます。
- 品目
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標準品目またはカスタマイズ品目のコード
- [物理的]タイプの成果物は、製造品目または購買品目になります。
- [非物理的]タイプの成果物は、原価品目になります。
- 有効化コード
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プロジェクト成果物品目の有効化コード
- 記述
-
コードの記述または名称
- 状況
-
成果物の状況
このフィールドには、次の値を指定できます。
- [フリー]
- [有効] (関連する要素または活動の「作業権限状況」が[発行済]の場合にのみ利用可能)
- [クローズ]
- 数量
-
- オーダ数量
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品目のオーダ数量
- 単位
-
数量を表す測定単位
- 完了数量
-
完了済で顧客に出荷可能な数量
注:[品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] セッションまたは[品目販売デフォルト (tdisa0502m000)] セッションで、超過納入を許可チェックボックスがオンである場合にのみ、この数量を 「オーダ数量」 よりも大きい値に設定できます。
アクションフィールドに設定された値や、上記のセクションで定義されている最大許容率に基づいて、警告またはエラーメッセージが生成されます。
- 納入数量
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顧客に出荷済の数量で、在庫単位で表されます。
- 返品数量
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プロジェクト仕掛品倉庫に返品された品目の数量
- 納入数量
-
顧客に納入済の品目数量で、在庫単位で表されます。
- 出荷
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- 倉庫
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顧客または他のプロジェクト仕掛品倉庫に出荷されるすべての成果物の出荷元のプロジェクト仕掛品倉庫。その他のタイプの倉庫は使用できません。
注:非物理的な成果物の場合、プロジェクト仕掛品倉庫の定義は必須ではありません。
- 出荷先取引先
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オーダ商品の出荷先取引先。通常、これは顧客の物流センタまたは倉庫を表します。この定義には、商品の出荷元となるデフォルト倉庫、運送業者および関連の販売先取引先が含まれます。
- 接続データ
-
- 関連情報
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- マイルストーン
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通常、プロジェクト内の重要イベントを表す活動 (日数はゼロ)。多くの場合、主要な成果物のあるフェーズの完了を表します。マイルストーンは請求時点やアーンドバリューの計算時点などに使用できます。
- 拡張
-
初期契約内の特別な合意、または初期契約への特別な追加合意。拡張は、販売先取引先との初期契約とは区別されます。拡張は、ボトムアップ予算に割り当てることができます。
LN では、4 種類の拡張タイプを扱います。
- [スコープ変更]
- [暫定金額]
- [変動決済]
- [決済対象数量]
注:プロジェクト成果物の場合、[スコープ変更]タイプの拡張のみが使用されます。
- 原価構成要素
-
「原価構成要素」は、プロジェクトでモニタリングできる金額の原価管理レベルの 1 つです。
注:原価構成要素は、[原価構成要素 (tcmcs0148m000)] セッションで[構成要素タイプ]が[詳細]または[集計]に設定されている場合のみ指定できます。
- 計画納期
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成果物がマイルストーンにリンクされている場合は、マイルストーンの計画済納期。リンクされていない場合は、活動の終了日。
- 受渡条件
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商品の納入方法に関する取引先との合意事項。関連情報が、各種のオーダ文書に出力されます。
- 権利移動地点
-
法的所有権が変化する地点。この地点で、リスクが売主から買主に移動します。
- 原価詳細
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- 単位原価通貨
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標準原価を表す通貨
注:予算ラインの原価詳細が使用可能な場合、このフィールドは無効になります。
- 為替レート/レート係数
-
通貨を別の通貨に交換できる金額。つまり、特定の時間にある通貨で別の通貨を購入する金額
- レート係数
-
LN で取引通貨または請求通貨の金額を自国通貨に換算する際の除数として使用される係数。レート係数は通常、韓国ウォンなどの相対的に価値の低い通貨を換算する場合に使用されます。
- 原価額 (自国通貨)
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自国通貨による原価額
- 通貨
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合計金額を示す通貨
- 追跡
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- 作成者
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成果物ラインデータを作成したユーザを識別するコード
- 作成日
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成果物ラインデータが作成された日付
- 最終修正者
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成果物ラインデータを最後に修正したユーザ
- 記述
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コードの記述または名称
- 最終修正日
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成果物ラインデータが最後に修正された日付
- 販売詳細
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- 通貨
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金額を表す通貨
- 販売価格
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単位あたりのデフォルト販売価格
- 為替レート/レート係数
-
通貨基準の金額を計算するために、別の通貨の金額に掛け算する係数
- 価格発生元
-
販売価格の発生元。これは表示フィールドです。
このフィールドには、次の値を指定できます。
- [品目販売データ]: 販売価格は、[品目 - 販売 (tdisa0501m000)] セッションから発生します。
- [デフォルト価格帳]: 販売価格は、[価格設定パラメータ (tdpcg0100m000)] セッションで、[価格帳 (tdpcg0111m000)] フィールドに指定されたデフォルトの販売価格帳から発生します。
- [マニュアル]: 販売価格はマニュアルで入力されます。
- [契約]: 販売価格は販売契約から発生します。
- [価格構造]: 販売価格は、価格マトリックスタイプの価格設定管理 (PCG) マトリックスにリンクされている価格帳から発生します。
- [外部]: 価格は外部パッケージから発生します。
- [製品バリアント]: 価格は製品構成モジュールから発生します。
- レート係数
-
LN で取引通貨または請求通貨の金額を自国通貨に換算する際の除数として使用される係数。レート係数は通常、韓国ウォンなどの相対的に価値の低い通貨を換算する場合に使用されます。
- 販売額
-
合計販売額
- 転送先プロジェクト