見積バージョン別ユーザ定義状況 (tpest0187m000)

セッションの目的:ユーザ定義」状況を定義します。この状況は、[見積ライン (tpest2100m000)] セッションで「見積ライン」を指定するために使用できます。

たとえば、次のように状況を定義します。見積依頼記述: 発注先からの更新を待機しています。[スコープに含む] チェックボックスはオン、[原価に含む] と [販売に含む] チェックボックスはオフに設定します。

材料を定義する見積ラインの場合は、単位原価と販売価格に関する追加情報が必要です。状況 「見積依頼」 を作成して、この状況を見積ラインにリンクします。

発注先から価格更新を受け取る場合は、原価および販売価格を入力して、新しい状況をラインに追加することができます。たとえば、次のように定義します。供給記述: 最終供給。[スコープに含む]、[原価に含む]、[販売に含む] の各チェックボックスはオンに設定します。これにより原価を見積で集計して、入札で認識できるようになります。

プロジェクト

プロジェクト」を識別するコード

記述

コードの記述または名称

プロジェクト状況

プロジェクトの状態を示します。

LN では次の状況を扱います。

  • [フリー]

    プロジェクト定義は登録済ですが、プロジェクトはまだ実行されていません。変更が可能な状態です。
  • [有効]

    プロジェクトの実行中に、原価取引の発行、購買、および登録ができます。
  • [終了]

    プロジェクトは完了しましたが、財務処理的にはまだクローズされていません。まだ原価取引を登録できます。このプロジェクトでは実際の購買オーダは存在できません。
  • [クローズ]

    プロジェクトは財務処理的にクローズされており、プロジェクト定義は変更できません。
  • [アーカイブ済]

    プロジェクトは、アーカイブ会社に保存されます。プロジェクトのアーカイブ会社は、履歴プロジェクトデータのリポジトリとして使用することができます。
バージョン

見積バージョン」を識別するコード。見積バージョンには、「ユーザ定義」状況が作成されます。これらの状況は、別の見積バージョンにコピーできます。

記述

コードの記述または名称

バージョン状況

見積バージョンの状況

ユーザ定義状況

見積に適切な状況を定義します。

見積ラインの供給の原価が不明な場合は、状況を 「見積依頼」 に設定できます。この状況には、たとえば関連する [原価] フィールドのみをリンクします。[原価に含む] チェックボックスはオフにする必要があります。これにより、これらの原価ラインは合計原価計算に含まれなくなります。この後、見積の回答を受け取り、供給の単位原価を確認したときに、原価ラインの状況を 「最終供給」 に変更できます。この状況では [原価に含む] チェックボックスをオンに設定します。

注: 

状況の 「見積依頼」 や 「最終供給」 は例であり、ユーザ独自の状況リストを作成することができます。

スコープに含む

このチェックボックスがオンの場合、このユーザ状況の設定された見積ラインは、見積のスコープに含まれます。この結果、この見積ラインの値は合計、入札、および予算へのローン値の計算で使用されます。[スコープに含む] チェックボックスがオフの見積ラインは、合計原価および/または販売額で使用されません。このラインは、見積のスコープに含まれないものとみなされます。

原価に含む

このチェックボックスがオンの場合、このユーザ状況の設定された見積ラインの原価額は見積および入札の合計原価の計算対象となります。

販売に含む

このチェックボックスがオンの場合、このユーザ状況の設定された見積ラインの販売額は見積および入札の合計販売額の計算対象となります。