見積構造を使用するには
見積バージョン構造は、見積のオーダや分類に使用します。複数の見積バージョン構造を使用することにより、見積データをさまざまに分類できます。
たとえば、顧客のために船舶を 1 隻建造する見積を作成するとします。見積には、入札の単位原価を含めた要素ベースの「第一構造」、および造船に関する計画活動を持つ追加「ソート構造」があります。見積は [見積ライン (tpest2100m000)] セッションでリストされたデータに依存しています。この場合、要素と作業計画の原価の「見積ライン」は追加の活動構造にリンクされます。
次のビューでは、活動ラインを以下によってソートできます。
- プロジェクト別
- バージョン、見積
- 構造要素のソート: [見積バージョン (tpest1100m000)] セッションの「ソート構造」コードと追加活動構造のコードが同じ場合、活動ラインをソートできます。
見積バージョン構造を作成するには
- 「見積バージョン」に構造を作成します。
- その構造を選択します。
- [構造要素の生成 (tpest1220m000)] セッションで、「構造要素」を作成するか、または既存のプロジェクト構造から要素を生成します。
- 生成した構造を見積バージョンにリンクします。
注:
見積バージョン構造がユーザ定義でない場合、[活動 (tppss2100m000)] セッションなど、プロジェクト関連構造のセッションでしか、見積バージョン構造に構造要素を追加することはできません。新しい構造要素を入力して、[構造要素の生成 (tpest1220m000)] セッションを再び実行します。見積バージョン構造が更新されます。
構造は、見積を予算に「ローンチ」するときに重要になります。
ローンチには、次の構造タイプを使用できます。
- 活動
- 要素
注:
- 見積処理で使用できるスケジュール機能を含むことができるのは、「活動」 構造タイプのみです。
- 同じタイプの構造を複数使うことはできません。
- ユーザ定義の構造を使うことはできません。ユーザ定義の構造はプロジェクト関連ではなく、見積を予算にローンチするときに使われないためです。